平成16年2月 定例会
期 日:平成16年2月28日(土)14:00〜17:00
会 場:大分市 コンパルホール アートルーム
参加費:会員 500円、非会員 700円
 
14:00〜16:00 講演会
 

演題名:「心の危機を支える−いのちの電話」
講 師:大分いのちの電話 常務理事・事務局長
    電話相談員養成講座 講師
    (学校法人 大分聖公幼稚園 理事)
     小河 清三(おがわ せいぞう)さん

プロフィール
 大正12年 現在のソウルで生まれる
 昭和19年 京城工業専門学校(現ソウル大学工学部)工学化学科卒業
       平壌(ピョンヤン)工兵隊に入隊
 昭和20年 ハルピン陸軍技術教育隊で終戦
       ソ連に抑留される
 昭和24年 4年間のシベリヤ抑留生活(重労働)を経て復員
 
昭和25年 大分県立大分工業高等学校教諭
       以来34年間5校で勤務
 昭和59年 大分県立大分東高等学校校長を最後に定年退職
       大分いのちの電話の設立準備に携わる

 昭和60年 大分いのちの電話設立発起人総会で事務局長に選任される
 平成7年  社会福祉法人の認可を受け、常務理事・事務局長に選任され
      現在に至る

講演要旨
 
年間全国の自殺者が5年連続して3万人を越すという深刻な事態となっております。自分の不安や悩みを誰かに打ち明けることさえできたら、死を選ぶことはなかったかもしれません。「いのちの電話」は、生きる希望や気力を失いつつある人の悩みを聴き、よき隣人となり、心の支えになっていこうというボランティア活動です。
・いのちの電話はどのようにして生まれたのか
・大分いのちの電話18年のあゆみ
・いのちの電話の特色
・電話相談のポイント
・相談員の「やりがい」ほか
・どのような相談が訴えられているか
・フリーダイヤル「自殺防止いのちの電話」のまとめ
 というような内容でお話します。