演題名:「骨髄腫という病気に罹って思うこと」 講 師:「大分・生と死を考える会」運営委員 工藤 裕昭 さん
プロフィール: 1958年生まれ 大分市在住(49歳) 2003年 2月 首の痛みと腫れにより大分県立病院に入院 4月 セカンドオピニオンにより、大分市医師会立アルメイダ病院に転院。 生検の結果、多発性骨髄腫と診断確定 2004年 7月 自家末梢血幹細胞移植 2004年11月 同(2回目) 以後、寛解状態で現在に至る 「日本骨髄腫患者の会」会員
講演要旨 2003年2月10日、首の激痛により即日入院。この日から病気(多発性骨髄腫)との付き合いが始まりました。入院当初、何故自分がこんな目に遭わなければならないのかと、痛み、絶望感、憤りで悶々とした日々を過ごしていました。 約4ヶ月間の寝たきり状態のときは、もう2度と歩行することはできないと思っていました。幸い手術によって痛みがとれ、車椅子で移動できるようになった頃からようやく病気を受け入れることが出来るようになりました。 発病以来4年余り経ちましたが、私が経験したこと、そして病気に罹ったからこそ考えるようになったことをお伝えしたいと思います。