平成17年10月 定例会
期 日:平成17年10月22日(土)14:00〜16:00
会 場:大分市 アートプラザ 研修室
参加費:会員 500円、非会員 700円
 
1.14:00〜15:20 講演会
 

演題名:「終末期患者とその家族を支える 〜かあさんの家の試み〜
講 師NPO法人 ホームホスピス宮崎 市原 美穂 さん

 

プロフィール
1947年(昭和22年) 宮崎県生まれ  
1969年(昭和44年) 熊本女子大学卒業  
1987年(昭和62年) いちはら医院・事務長  
1997年(平成9年)「在宅ホスピスネットワーク宮崎」を6つのグループで結成  
1998年(平成10年)「ホームホスピス宮崎」設立発起人・運営委員  
2000年(平成12年)「特定非営利活動法人ホームホスピス宮崎」認証、理事  
2002年(平成14年)「特定非営利活動法人ホームホスピス宮崎」理事長  
2004年(平成16年)「かあさんの家・曽師」「かあさんの家・霧島」開設  
2005年(平成17年) 介護保険事業「訪問介護ステーションぱりおん」開設
関係団体      
 特定非営利活動法人ホームホスピス宮崎理事長  
 特定非営利活動法人ドロップインセンター理事
 国際ソロプチミスト宮崎会員 関係委員会
  
平成10年宮崎市ボランティア活動推進基本方針策定市民懇話会委員    
平成11年・12年宮崎市福祉のまちづくり懇話会委員
平成12年〜17年宮崎タウンマネジメント計画推進委員
平成12年〜16年宮崎市市民活動推進委員会委員
平成13年〜17年宮崎市福祉のまちづくり市民協働会議委員   
平成15年・16年宮崎市まちづくりと墓地を考える市民協働会議委員   
平成16年宮崎市政推進市民会議委員
  
  夫が内科の無床診療所を開業したのをきっかけに裏方として医療現場に携わる事になり、患者さんやご家族とのかかわりの中から、市民活動につながっていきました。
平成10年11月、宮崎市と宮崎市郡医師会に「緩和ケア病棟及び在宅ホスピス支援センター設置に関する要望書」を提出、それを受けて宮崎市郡医師会病院に平成12年緩和ケア病棟がオープンしました。一つの目標をクリアすると、また次に新たな目標ができてきます。今、地域介護の拠点ともなる「かあさんの家」のベース作りに奔走する毎日です。患者さんや家族のニーズを支援していくことがまちづくりの原点だと考えて活動しています。
連絡先 ホームホスピス宮崎事務局
住所:〒880-0904 宮崎市鶴島2丁目6−9
TEL:0985-61-32-1 
FAX:0985-61-3202
メール:office@npo-hhm.jp

講演要旨
 
宮崎にホスピスをつくるのではなく、宮崎をホスピスに・・というコンセプトで、会を立ち上げて8年。癌などの患者さんが自宅で終末期を過ごす在宅ホスピスケアは、往診や訪問看護などの医療サポートがあり、本人や家族の意識のもち方で十分に可能になっています。その中で患者・家族が悩むことはどんなことか、どういう支援が必要なのでしょうか。また、少子高齢化社会を目前に、医療保険や介護保険等の制度そのものが大きく変革していく社会状況の中で、地域共同体の果 たす役割が問われています。「かあさんの家」は、なじみの環境の連続性を考えたケアのあり方を医療・福祉・と連携し、地域の方々と共に作っていく試みです。