平成14年5月 定例会
期 日:平成14年5月25日(土)14:30〜17:00
会 場:大分市 コンパルホール アートルーム
参加費:会員 500円、非会員 700円
 
14:30〜16:00 講演会
  演題名:「死にゆく時の不安をやわらげるもの」 
講 師:「大分・生と死を考える会」会長  原口 勝

プロフィール
 1981年 九州大学医学部卒業
      
九州大学医学部第二外科入局
 1986年〜1990年 
福岡亀山栄光病院外科
 1991年〜1995年 
国立大分病院 外科
 1995年〜1998年 
九州大学生体防御医学研究所附属病院 腫瘍外科
 1998年〜 
社会保険仲原病院 外科

現在の活動状況
 
「大分・生と死を考える会」会長
 「大分県緩和ケア研究会」世話人
 「福岡緩和ケア研究会」世話人  

講演要旨
 
外科医として多くの癌の患者さんたちの死を看取ってきました。死を前にした方々は、癌の身体的苦痛に対する恐れ、愛する家族との別 離の悲しみ、残される家族に対する心配、一人旅立つことの孤独に対する不安、自己自身の消滅への不安、人生を不完全のまま終えることへの不満、体験したことのない未知なるものを前にしての不安、死後の審判や罰に関する不安、など様々な不安を持たれていますし、表出されることもしばしばです。死にゆく方々の言葉を紹介して、それらの不安をやわらげるにはどうしたらよいか、皆様と一緒に考えてみたいと思います。