平成13年10月 定例会
期 日:平成13年10月27日(土)14:00〜17:00
会 場:大分市 コンパルホール アートルーム
参加費:会員 500円、非会員 700円
 
14:00〜16:00 講演会
  演題名:「いのちに寄り添う!」 
講 師:木村外科病院ホスピスボランティア 深堀 邦枝 さん

「福岡ホスピスの会」の活動(副会長)
 「福岡市に市立の緩和ケア病棟を設置してもらいたい。その折にはボランティアをさせていただこう。」という思いで
4年前に小林計子さんと二人で「福岡ホスピスの会」の設立を企画されました。
 そして「福岡生と老い・死を見つめる会」の部会として歩き出され、市内の教会のメンバー、友人・知人や生協の協力を得て福岡市に請願書(市議会の審査会で検討され、現在継続審議中)を出され、傍ら隔月でのボランティア勉強会を行って来られました。
 この間、市内に3ケ所の私立の緩和ケア病棟が誕生し、その勉強会からは、この3ケ所と市立病院にボランティアを派遣されています。
現在
 カトリック福岡司教区事務所の事務局長の秘書と広報誌の編集を担当
 日本カトリック女性団体連盟の副会長
 ホスピスボランティアとして月に2〜3回の頻度で2ケ所の病院を訪問

講演要旨
 42歳という若さのご主人をガンで亡くされ、福岡市に是非ホスピスをほしいと願望していた一人の婦人との出会いが私のホスピスボランティアの出発となりました。福岡市にホスピス病棟を持った私立の病院が認可を受ける中で、公立の緩和ケア病棟の設立を市議会に陳情しながら、自分達がホスピスボランティアになるための勉強会を企画しました。隔月に開く手作りの勉強会ができて3年目、私立病院への病院ボランティア、市内2箇所のホスピスボランティアなど30人くらいの仲間がボランティアをさせていただいています。まだまだ、ホスピスで患者さんに出会う時、出そうになる涙を飲み込みながら今日もこの方の望みのままに寄り添わせていただこうと思って出かけています。