平成18年1月 定例会
期 日:平成18年1月28日(土)14:00〜16:00
会 場:大分市 コンパルホール 302号室
参加費:会員 500円、非会員 700円
 
1.14:00〜15:20 講演と笙の演奏
 

演題名:「父の謎の遺言と大和心
〜すべてのものはみんなつながっている
講 師笙奏者 藤井 絵里 さん

 

プロフィール
東京都出身。幼少期を大分県緒方町で過ごす。  
中央大学文学部フランス文学科卒業。
その後、東京・沖縄・福岡などで、美術・モダンバレエ・生体術等を学ぶ。
1998年、笙(和楽器)に出会い、楽士・田島和枝氏に師事。 
現在は、中国・北京をはじめ、日本全国で、年間約70箇所でのコンサートをこなす。
雅楽のスタイルにこだわらず、ジャズやロックバンド・中世のハープ・アフリカや中東の民族音楽とのセッションや、自然の中でのコンサートも行っている。
      
著書に『大分の古民家スタイル』(大分インフォメーションハウス、2004)

講演要旨
 
2000年、全身に癌が転移して、わずか3ヶ月でこの世を去った亡き父は、亡くなる間際に、謎の遺言を残しました。「すべてのものは、みんなつながっている」と。家族は顔を見合わせ、一体何のことかといぶかりましたが、その後、大自然の中に暮らし、また日本の古代楽器「笙」に導かれ旅をする中で、奇しくもこの言葉の味わい深さに段々と目覚めてゆくことになります。父と娘の絆の不可思議さ。自らの命を次世代にバトンタッチするということの意味。笙に秘められた大和心。
 これから命の限り世界へと発信したい大和の心について、語りと笙の演奏で表現いたします。