身近な人を亡くした悲嘆の分かち合い(わすれな草の会)について

≡悲嘆ケアの分かち合い≡
 悲嘆ケアとはどういう集いでしょうか?
 身近な方を亡くしたとき、誰しも悲嘆にくれます。
「 眠れない」「食欲がない」「 涙が止まらない」「仕事が手につかない」
「 何をする意欲もない」「病院で診てもら っても身体には何の異常もないが苦しい」
「どうして私だけがこういうめ にあわなければならないのか?」と答えが得られなくて悩んだり、
「私のせい で亡くなった」などと自責の念に襲われて苦しんだりします。
 家族や友人の善意にもかかわらず自分のこの状態が理解してもらえないように思います。  
「悲嘆ケアの分かち合い」はこのような状態にある方々が互いに話し合うことによって
 心が癒され、他者の経験から学び、そして新しい生き方を発見していくための集いです。

≡分かち合いに参加される方に守っていただくルール
1. 各自の発表内容の秘密を守って下さい。
2. 話したい方は平等に話されてかまいませんが、話したくない方は聞くだけで結構です。
3. どなたにとっても自分の悲しみが一番ですから、
   決して他の方の悲しみと比較しないで下さい。
4. 必ずしも電話番号や住所を教える必要はありません。

≡死別体験者の分かち合いの意義≡
  (アルフォンス・デーケン先生より)  
1.「私だけでない」ことを発見し、孤独をのりこえる道が開けます。  
2.心の癒しが得られます。
  共に喜べば喜びは二倍になり、共に悲しめば半分の悲しみになります。
3.他者の経験に学びます。
  「あー、こういう生き方があるんだ。あー、こうい う考え方があるんだ。」
  と新しい見方ができるようになります。
4.苦しみの意義を考察し、再発見ができます。
5.新しい生き方、考え方を探求するためのヒントが得られます。

※問い合わせ 影山 由利 Tel&Fax 097−542−7909