アルラウネの種
結局どこに帰結するとかしないとか
誰も求めてないのかもしれない
意味なんて本当は無かったみたいだ
停滞していたのは記憶ではなく思考だろう
みんな自分の慣れている方法は選ばなかった
明かりをつけるだけなのに
蛇は、自分を飲み込もうとしているんだ
世界を内包したいのではなく
追憶と沈黙を同じ箱にいれてしまって一体どうしようというのだろう
青い絵の具はもうない
僕らはそれが一番好きだった
天気予報が今日は晴れたと教えてくれた
予定調和のように明日雪が降る
僕らは未だ知らないけれど
それを未来と呼ぶのが大人で
知覚できない過去だと信じているのが君だ