追悼の声はとどいているだろうか
  こちらは酷い雨で

  雨が降ると
  未だに慣れない煙草をふかしている
  むせるのを見たらわらうだろうか

  棺のなかでは
  珍しく神妙な顔して
  それは
  君にはあまり似合わなかったと

  真似をしようとしたのだけれども
  あまりうまくいかなかった
  みんな、うまくできなかった

  夜は長くて
  煙草を一本すったぐらいでは
  眠れない

  でも、じゃあ
  また
 
 
そして僕ら