ネプチュナイト
(海王石:Neptunite)


組成式:KNaLi(Fe2+,Mn2+,Mg)TiSi24
硬度:6  比重:3.2
結晶系:単斜晶系  化学グループ:珪酸塩鉱物


ローマ神話の海の神、ネプチューン(Neptune)の名を冠する鉱物です
北極に近い国、グリーンランドで発見され、
1893年に「Neptunite」と命名されて発表されました

リチウムやチタン、マンガンが珪酸およびアルカリ金属と結合するという、
複雑、且つ特殊な化学組成をしています
化学組成の中の鉄とマンガンが起因となって発色しており、
マンガンが多く含まれるほど、赤味の強い色になります

マンガンの含有が多いものとしては、
1923年にロシアのコラ半島にて発見されたものがあり、
「マンガン海王石」と名付けられています

圧力を加えることによって電気を生じるという
特異な性質(圧電気性)をもっています

産地 Gem Mine , San Benito Co. , California , U.S.A.