グランディディエライト
(Grandidierite)

組成式:(Mg,Fe2+)Al(BO)(SiO)O 
 (複合化した珪酸塩)
硬度:7.5  比重:2.98
結晶系:斜方晶系  化学グループ:珪酸塩鉱物


1960年、
フランスの鉱物学者 Jean Behier が Haut Mandrare Valley にて発見し、
世界的に知られるようになった鉱物です
主にペグマタイト中に生成される稀産鉱物で、
現在のところ、原産地であるマダガスカル以外では発見されていません
英名はマダガスカルの地質を研究していたフランスの地質学者、
Alfred Grandidier に由来します

日本では奈良県にて、組成がよく似た濃青色の鉱物が発見され、
1999年にグランディディエライトとして発表されましたが、
後にマグネシウムよりも鉄を多く含んでいることが判明し、
翌年、「大峯石(Ominelite)」の名称で新鉱物として認可されています

産地 Marotrana , Madagascar