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方解石と菱苦土石の中間の化学組成をもつ鉱物です
日本でも多くの産地から産出されているものの一つで、
壁用の建築資材、ドロマイト・プラスターの原料などに用いられています
和名の「苦」はマグネシウムを、「灰」は石灰を表し、
英名はフランスの地質学者、D.de Dolomieuにちなんでいます
通常は白く濁った塊状のものが多いのですが、
稀に菱形で透明度に優れた美しい結晶が産出されることがあります
良品質のものは、特に綺麗な結晶を産することで知られるスペインの他、
イタリア、スイス、ドイツ、アメリカなどで採取されています
鉄分を多く含むと褐色を帯びたAnkeriteに、
マンガンを含有するとピンク色に染まってKutnahoriteという別種になります
産地 Eugui , Spain
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