ボーノナイト(車骨鉱:Bournonite)


組成式:PbCuSbS (鉛、銅、アンチモン硫酸塩)
硬度:3  比重:5.9
結晶系:orthorhombic - 斜方晶系  化学グループ:硫酸塩鉱物


工業用の鉛や銅、アンチモンとして利用される鉱物です
英名はこの鉱物を単一の種であると特定したフランスの鉱物学者、
J . L . de . Bournon の名に因んで、
和名は多くの結晶が集まった様が機械の歯車に似ていることから命名されました

上記の金属の他に硫黄、銀、亜鉛、鉄、砒素などを含んでおり、
抽出された鉛はケーブルを保護するカバーや放射線を遮蔽する鉛板に、
銅とアンチモンは高い導電熱性をもつことから電線やコイルなどに使われています

方鉛鉱、自然銀、石英などと共に産出されることが多く、
日本でも良質のものが採れることで知られています
海外でもイギリスやアメリカ、オーストラリア、カナダ、
ボリビア、チリ、メキシコ、ペルー、チェコ、フランスなど、
非常に多くの国で産出されています

産地 埼玉県