Sweet and low
やさしく ひそやかに 


Gustav Holst (1874年-1934年) の「Songs from “The Princess”」より
詩は Alfred Lord Tennyson (1809年-1892年)

Sweet and low, sweet and low,
Wind of the western sea,
Low, low breathe and blow,
Wind of the western sea!
Over the rolling waters go,
Come from the dying moon, and blow,
Blow him again to me;
While my little one,
While my pretty one, sleeps.


Sleep and rest, sleep and rest,
Father will come to thee soon;
Rest, rest, on mother's breast,
Father will come to thee soon;
Father will come to his babe in the nest,
Silver sails all out of the west
Under the silver moon:
Sleep, my little one,
Sleep, my pretty one, sleep.
 やさしく ひそやかに やさしく ひそやかに
 西の海から吹く風よ
 ひそやかに ひそやかに 流れよ 吹けよ
 西の海から吹く風よ!
 うねる波を 越えて行け
 沈みゆく月よりいでて 吹けよ
 彼を私のもとへ 再び吹きもどしておくれ
 私の小さな坊や
 私のかわいい坊やが 寝てるまに

 おやすみ やすらかに おやすみ やすらかに
 父さんはお前のもとに やがて戻るでしょう
 やすらかに やすらかに 母の胸で
 父さんはお前のもとに やがて戻るでしょう
 父さんは巣で眠る坊やのもとに 戻るでしょう
 銀色の帆船は 西から現れるの
 銀色の月の下に
 おやすみ 私の小さな坊や 
 おやすみ 私のかわいい坊や おやすみ

   日本語訳: み〜 

         (無断転載はお断りします)


誰が読んでも子守歌だってわかりますよね。
同じ言葉やリズムの繰り返し、長母音や二重母音の多用によって
ゆったりとしたゆりかごのような揺れを感じませんか?