金城武君の「南極紀行」を読んで・・・
H13.2.3
.;☆_☆;.

☆★☆ 1ファンの感想だから、想いが偏っていると思いますけど、悪しからずネ(^-^) ☆★☆

・・・どんな言葉で彼を語ろうか・・・
・・・・・純真な人? 素直な人?・・・・・

2000年12月5日、俳優・金城武君の個人的サイトが立ち上がりました。
TOP頁にFlashを使ったり、BOOKやGAME、それにDIARYの頁まで・・
予告編だけでも\(^O^)/だったのに、本当に開設された時、ファンのみんなは大喜びだった。
NHKのドキュメンタリーの撮影で南極へ行くことをDIARYで教えてくれて
でも南米大陸、最南端の町ウシュアイアでの日記を最後に、しばらく更新がなくて・・・
今頃どうしているのかと みんなは心配で・・・心配で・・・・
南極から南米 → 香港で仕事(映画・ラベンダーのプレミア記者会見) → 日本
・・・で、帰ってすぐに南極紀行(←私が勝手につけたタイトル)がUPされているのを見たときは・・・
うひょ〜っ! すご〜〜い! 感激〜〜っ!! だった。 (ファンは大袈裟。。。トホホ)
・・・・フムフム、 ふ〜ん ふ〜ん と読みましたよ! 楽しかったよん♪ 
マジで声に出して笑ったところもいっぱいあった。
彼は結構、書くことが好きなのかもね。

たぶん一生に一度の体験を書き留めておこうという気持ちから書いたものなのでしょうね。
だから彼の思いが 彼自身の話し言葉で素直に表されていて、
読んでる私にもよく伝わってきた。
ネイティブじゃないから、文章としては<てにをは>が抜けてるところもあって・・・・
でも、それも彼の表現の一部だと思えば・・・ねっ♪
顔文字も使ったりして、ネットにも慣れている様子もわかるし、
読み手を意識して書いてるなっていうのもよくわかる。フフフ。

動物を観察しているところ・・・アザラシちゃんとの遭遇?・・の場面は
まるで読み手に映像を見せてるみたいに、写実的にそして克明に記されているし、
彼の感情もストレートに伝わってくるので、ついつい引き込まれてしまった。
動物と同じ視線で接する、同じ行動をとってみる・・・こういう発想も素敵なことだと思うな。
そうそう、自分のことを<俺>っていう人が「鯨さん」「アザラシちゃん」「ペンギンちゃん」と呼ぶの
・・・・なんか、こういうのも純真だな〜って思う。
言っておくけど、決してバカにしてるわけじゃないよ。
子供の心、少年の心が垣間見られるということなの。
男の人が幾つになっても少年の心を失っていないのを感じた時、私は嬉しくなっちゃう。
勿論、おじいちゃんになってもね♪

彼が撮った写真も素敵だったよ・・・「空と雲と海と氷」・・・そして「光」かな・・・
なんとなく全体にブルーがかっていて<蒼い風>という言葉が浮かんできた。
私が阿寒湖で撮った「雲と山と湖」の写真に似た感じの物もあった。
(自分のと比べるな?・・・フフフ)

はーっ そういえば、どうやら彼は南極に行っている間に、ブルーになっちゃったみたい。
どうしちゃったんだろうね。
ああやって大自然と向き合うと・・・対峙すると・・・所詮人間なんてちっぽけな存在だ 
・・・まして自分なんて・・・と思ったのだろうか?

悠久の時の流れに比べれば1人の人間の人生なんてたかが知れてるよね。
だからこそ、つまらないことに腹を立てたりして、無駄な時間を過ごしたくない。
自分の人生を、自分の心を豊かにしてくれるものに囲まれて暮らせたら・・・と思う。
レオナルド・ダ・ヴィンチはこう言ったそうです・・・
「スペンデレベーネした(充実した)一生のあとに静かな死がくる。」
・・・そんな人生をおくれたらいいな・・・まだそんなこと思うのは早い?
本当は自分のことだけ考えていてはイケナイと思うのだけれど・・・
まだまだ未熟ものだね、私って。

ブルーになった時は徹底的に落ち込んで、そこからはい上がってくるのも手だと思う。
私は年齢を重ねて、だんだんブルーな気分を閉じ込めるのが上手くなったような気がする。
いろいろ山や谷があったけれど、なんとかポジティブにとらえようとしてきた。
だからなのか、人に「アンタはいつも元気だね」って言われる。
悩みなんてひとつもないでしょ?・・・って。
でもねえ、そういう人間って、ある意味では悲しいよね。
感情は素直に表現した方がいいよ。・・・じゃないと自己中毒を起こしちゃうから。
涙は流すときに流しておかないといけないよ。。。。
もちろん『よしよし・・・』してくれる人が傍にいれば それが一番だけどね。ふふふ。

旅に出るといっぱい写真を撮るよね。
特に海外に出ると見る物すべてが目新しくて、すべて持ち帰りたいと思う・・・
でも確かに彼が書いてるように『カメラに収めるのと 自分の記憶に収めるのはちがう』
・・・カメラに収めたものは映像に過ぎないけど、
自分の記憶の中に収める映像は、時には自分の人生に大きく影響を及ぼす物になるかもしれない。
一冊の書物が自分の人生を変えるように・・・
そんな何かを求めて、人間は旅に出るのだろうか?

・・・・・・・・・・・・・

この「南極紀行」で一番印象に残った表現はね
船でウシュアイアに戻って来るときに、まる二日間、揺れ通しで、
『病気の猫みたいに・・・揺れに任せて転がっていたような・・・反抗すると吐くからな・・・』
今回の旅行でウシュアイア−南極間の船旅は揺れが凄くて、どんな人でも吐くからと おどされてた。
それでもって、彼は絶対吐かないと決心してたみたい。1回も吐かなかったと自慢してたし(笑)。
でも、私にはまるで、彼が芸能界の、いや世間の荒波の中で揺られながらも
時には『病気の猫みたい』になって、ブルーになっても、
一生懸命、自分を保とうとしてるように思えちゃった。

時には吐かなきゃダメだよ、武ちゃん・・・て、心の中で呟いた。

ふふ、もしかしたら彼のHPはそんな彼の心のはけ口? う〜ん、言葉が悪いから「OASIS」?
う〜ん、格好良すぎるな・・・ま、自己表現の場にはなることでしょうね。
あくまでも、「金城武」個人としてのね。

今回、念願の南極へ行って、念願のアイス・ダイビングをして、極限の地で生きる野生動物を見て・・・
いったい彼はどんな事を思ったのか・・・どんな風を感じたのか・・・
最後のコメント・・・『地球は“人間”だけのじゃない』・・・
地球規模で、グローバルに物事を捉えるようになった?
もともと仏教に帰依している彼だから宇宙規模かもしれないけどね♪

もうすぐ、このドキュメンタリーの放送があります。
彼の「南極紀行」を読んだ感想と番組を見てからの感想・・・同じか違うか
また、ここに書いてみようかな・・・


・・・参考・・・
金城君の南極紀行はここから「GALLERY」を辿ってね。
ドキュメンタリー放送日時: 2月19日(月) 19:30〜
NHK・BSハイビジョン「いま裸にしたい男たち」


.;☆_☆;.