聴きに行きたい演奏会(7月)

プロ・ムジカ(女声合唱団)演奏会 (詳細未定)
しらかわホール
7月18日(火) 開場開演時間: ?
指揮者: デーネシュ・サボー
曲目:未定
入場料: ?
コメント:
 (すいません。まだ日程と場所しかわからないので、詳細がわかり次第こちらにUPします。)

合唱団の紹介を少々・・・。
ハンガリーの指揮者デーネシュ・サボーは日本ではカンテムス少年少女合唱団の指揮者として有名ですが、私はカンテムスよりも先にカンテムスのシニア(?)の女声合唱団「プロ・ムジカ」をイタリアで聴く機会に恵まれました。それも2度も。1回目は1990年にファーノの音楽祭で一緒に召喚された合唱団のひとつとしてと、2回目は1995年にアレッツォのコンクールでこの年のグランプリを獲得した合唱団としてです。


ファーノではサボー氏お得意の合唱団が歌いながら入場する演出と、団員1人1人が音叉を持って音をとりながら精密で美しいハーモニーを奏でる様子に感心してしまいました。この時には、カンテムスとプロ・ムジカが録音したLPを記念にもらっています。このLPにはブリテンの「キャロルの祭典」と有名作曲家達の女声合唱「アヴェ・マリア」シリーズが収録されています。

アレッツォではこの年、本チャンのアレッツォコンクールに続いて前年のヨーロッパ6大(?)コンクールでグランプリを取った合唱団によるヨーロッパ・グランプリ大会が開催され、前年スペイン・トロサのコンクールでグランプリをとった東京の「コーロ・カロス」が見事ヨーロッパ・グランプリを獲得しました。私達夫婦はカロスの応援隊として一緒にアレッツォに行っていて、プロ・ムジカの演奏も聴くことができたのです。彼女達の歌うスタイルは、手を身体の前下で組むという特徴的なものです。90年にファーノで見た覚えのある子も歌っていました。彼女たちはホルストの「アヴェ・マリア」のハイCなんて軽々と出します。ちょっと小憎らしいくらいです。

プロ・ムジカは声的にも技術的にも抜群の女声合唱団だとは思いますが、もう少し情緒があっても良いような気がします。あれから数年、大人になって情緒が加わり、さらに磨きが掛かった音楽を聴かせてくれるものと期待しましょう!

ちなみに「プロ・ムジカ」という名前の合唱団はわりとあるようですね。私の知っている混声の「プロ・ムジカ」はスウェーデンの合唱団で宝塚国際室内合唱コンクールで総合1位になったことがあります。