桃園書房
「ビッグシーバス100人100種の攻略パターン」


 
場所:宮城県・長面海水浴場サーフ
タイトル:遠浅サーフの水道とブレークラインを攻略する


1.前書き
 千葉県小櫃川と周辺の干潟から僕のシーバスフィッシングは始まった。そのためか、今でも河川と河口域のサーフが好きである。現在は、北上川水系と周辺のサーフをメインフィールドと定め、干潟や浦という地形をキーワードに、自分にとっての新規開拓釣行を毎週のように重ねている。
 しかし、このような釣行スタイルはノーフィッシュの確率が非常に高い。そのかわり、新しいポイントで出会った1尾は、とても思い出深く価値があると考えている。そして、いつかは、一生の記憶に残るランカーシーバスをランディングしたいと願っている。
 そのために選んだフィールドのひとつが、北上川と長面浦に挟まれた長面海水浴場のサーフである。南北約2kmの比較的小規模なこのサーフは、時折メディアに登場するが多くは語られず、アングラーが少ないフィールドである。僕自身、H14年秋に初チャレンジを果たして以来、釣行回数はわずか4回である。しかし、初釣行で砂州からブレークラインへと繋がるピンスポットを探し当て、「+20mのウェーディング」を敢行した結果、わずか30分で2尾のシーバスをランディングした非常に印象深いポイントである。
 
2.ブレークラインパターンと水道パターンで攻略する
 リアス式海岸の最奥にあり波が立ちやすいこと、北上川と長面浦から吐き出される流れが非常に強いことから、このサーフには次のような地形的特徴がある。
 @遠浅で約200m沖にブレークラインがある
 Aブレークライン手前に水道と砂州が形成されやすい
 B北上川河口沖と長面浦出口には、巨大は砂州が定常的に形成されている
 このポイントは、遠浅が災いして波の具合によっては攻めあぐねることが多いが、僕なりの攻略パターンは、次の2つに大別される。尚、記載している潮位は「潮汐予測プログラムTIDE for Win」で表示される潮位である。
 1)潮位30以下の時はブレークラインパターン(パターンA)
  沖のブレークラインをディープウェーディングで狙う回遊待ちパターンであるが、安全な撤退ルートが確保できるブレークラインを選択することが最優先である。複雑な流れが作り出す海底の高低差はわずか20cm程度であるが、転倒した場合は命に関わるので、万全な装備と慎重な足取りを心がけることはもとより、諦める勇気も持ち合わせ たい。
 2)潮位80以上の時は水道パターン(パターンB)
  縦横の水道を短時間で叩いて廻り、ここぞというピンスポットではじっくり粘る攻めのパターンである。このパターンでは比較的岸寄りでヒットするケースが多いことを念頭に、慎重なアプローチを心がけたい。併せて、ベイトの有無をチェックし、パターンAへの移行を見極める時間帯として欲しい。

3.ルアー&タックル
 1)ルアー
  この遠浅のサーフで使うルアーは、前記の2パターンともに共通してトップから1m以内をトレースでき、飛距離が稼げるルアーがメインとなる。特に、ロッドを立てた状態で軽くボトムノッキングするルアーは、水道や砂州の状態を把握しピンスポットを探り当てるために絶対に欠かせない。僕が好んで使うルアーは、コンバットペンシル・ギガンテス(ラッキークラフト)、グース125F(ハンプコーポレーション)、ニューシ−トプス115(スポーツザウルス)、タイドミノースリム120(DUO)の4本。
 2)タックル
  ディープウェーディングを前提に、負担を軽減してくれるタックルを好んで使っている。具体的には、ufmウエダSPS−962SSTiにロックハイパ−10lb(ナイロンライン)を巻いたシマノ・98ツインパワー4000をセットしている。

                                                        2003年5月7日
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