いまだに竹の子電気店のしっぱい日記

PSEマークの付いていない商品の販売禁止について

2006年4月1日からPSFマーク付いてない商品は販売できなくなります。

これは2001年に成立した電気用品安全法の猶予期間が切れるためです。当社にも昭和30年代に製造された東芝製電気洗濯機からβタイプのビデオレコーダーや数々の言われ有る変な家電調理機器等、歴史を感ずる家電製品が趣味で置いておいたに等しいにしても、販売できなくなります。今は、店頭の中に忘れて紛れていないか一生懸命探して、撤去するか、貸出品のシールを貼るかの処理を行っています。

この事で、今、テレビや新聞で事の善し悪しが盛んに論議されています。私は、この事自身は正しいと思います。

PSEマークを付けて販売するという事は、規制緩和で以前は国が形式認可をして、製造、販売をさせていたのを、製造者や輸入販売業者が自分で試験をして、自分の責任でPSEマークを付けて販売するようにしたという事です。丁度、野菜などの農産物に生産者が名前や顔写真をつけて、品質を保証して売るのと同じ事です。

もしこの事の間違いを、言いたてるなら、国が国民に知らせる事をサボった事と、話題性に乏しい事案は国民に知らせようせず、自分の怠慢を反省せずに今になってセンセーショナルに取り上げるマスコミが悪いだけだと思います。

なぜなら、電気製品は古くなれば、必ず安全性に問題が発生し、車のような車検制度が無い以上どこかで事故が発生するからです。このホームペジの「さかぐちでんきの電化製品の故障相談」の中でもコードの安全性について注意を促していますし、当業界の中には、安全点検技術講習修了者という資格制度も存在します。が、いっこうに活用されていません。

当社に保存されている。前述の40年前の電気洗濯機等は、未だに一度も水を張った事も無く、ピカピンで今でも充分動き出すと思います。しかし、見た目がいかに綺麗でも、これが安全な商品だと言って売るつもりは全く有りません。あくまで、知識の有る人が立ち会って、文化遺産として、動かしたとき、価値が有る物です。何時の日か、大事に保存して後世に遺して頂ける所や、人が現われた時無償で差上げる物だと思っております。だから、当社の財産として、何度も処分しろと言われながら、未だに保管しております。

さて、中古家電製品のリサイクルの問題ですが、私は、行政が公的に検査をした上、期限を切った保証期間を明示して流通させると共に、その商品全てに期間内の保険を掛けて流通させるべきだと思います。さもなければ、車の車検のように、一定期間ごとに全ての電気製品に検査を受けさせ、使用可能期間を誰にでも分かるように明示すべきです。もし、そういう制度がコスト的に会わないならば゛、製造されてある期間過ぎた家電製品はインターネット上などで貰い受ける人自身の責任において、善意の無償提供されるべきだと思います。また、貰い受ける人がその安全性に個人であっても責任を持つべきだと思います。

正確に、商品の品質を明示する事と、それを見て、売り手か使用者かどちらかが使用する事の責任を持つべきです。

リサイクル業者が責任を持てないなら、持てないと明示するべきです。その商品を使用するか、しないかは購入する使用者が自分の責任で決めれば良い事です。流通経路がはっきりしない商品を誰かが責任を取ってくれないのは困ると言うのは、使う人が無責任であると言えるのではありませんか。有機栽培されている野菜なのか、重金属で汚染された土壌で栽培された野菜なのか、調べもしないで売りまくる商人は本当の商人では有りません。だから、売る人も買い入れ先を常に調べて、商品の特性を売り手に伝えることは、商売の基本中の基本です。

この事を忘れて、事業をする経営者が大企業から個人商店まであまりにも多すぎます。自分の責任を棚上げして、権利だけ言いたてる、いわゆる普通の人々も多すぎます。権利と責任、権利と義務の関係をキシっと教える教育は社会を維持するために非常に大切です。義務教育と言うのはまずこういう事を全員に確実に教え、理解させる事が一番根底となる教育です。頭が良くて、いい学校に行って、社会の上に立って、人を騙しながら、労せず良い暮らしをするために教育を受けさせるのでは有りません。世の親も先生方も教育の尺度が違っています。

当社も以前、出所のはっきりした商品を無料で他のお客様にお世話してきました。一方水害などで水没した商品はたとえ綺麗に復旧出きる商品でも、可愛そうですが全て廃棄してまいりました。

安全と言うのは、そこまでしないと守れないのでは無いでしょうか。坂本隆一さんが欲しがる音楽製品は、愛情をもって、マニアの方が電気屋さんの支援を受けて安全に使用してこそ、その商品の天寿を全うさせてやる事が出来ると思います。

中古製品をただ安いからと言って、安全に目を瞑るのは、使う当人は兎も角として、その周りで生活して、もしかの被害を受けるご近所さんは堪ったものではありません。今話題のヒューザーのマンションを隣に建てられて、地震に怯える声無き人々になってしまいます。

PSEマークを付けることは、中古流通業者でも出きるのですから、責任を持って検査をし、業界全体などで、保険を掛けるなど安心を添えて、販売をすれば良いのではないでしょうか。

当然、中古流通業者は、買い取るときは、買い取る人をしっかり調査をし、水害品等の安全に関わる商品は廃棄する、盗品、違法品は買わないなどのコストは自らの責任で負うべきです。古物商許可証とはそういう物では有りませんか。

誰か、日本の文化遺産でも有る、愛すべき家電中古品を無償で差上げたり貰ったりするお見合いサイトを、仲人口で騙すこと無く、運営するNPO法人を作ってくれませんか。それが、家電製品のリサイクルの姿だと思います。

S.M

またまた愚痴と不満

この頃、年のせいだか、季節のせいだか判らないけれど、とみにお肌の潤いが無くなり、手はがさがさ。まともにお札も数えられないような体調です。そんなわけで、今日は朝から銀行のATMへ行っても、幾らタッチパネルに触ってもATMは反応せず。パチンコではないが、台を替えても、半分も出金処理が出来ず、終いには諦めて帰ってきてしまいました。

そんな時、午後から仕事の関係で3つほど先の駅の傍にあるCホテルへ某メーカーの会合の為に出かける事に成りました。普段は車ばかりで、滅多に電車には乗らないのですが、横浜の中心街にあるホテルの周りでは、駐車料金も馬鹿に成らないし、まして駐車場に入れないで帰ってくることになれば大変なので、車で行けば10分もかからない所なのに、わざわざJR東日本の電車に乗りに出掛けました。

近くのO駅へ出かけ、500円玉1枚をいれ、片道150円のS駅までの切符を買おうと、駅の自動券売機に向かったのですが、銀行のATM同様いくらタッチパネルに触っても一向に反応せず。半分癇癪を起こしかけた頃、タッチパネルの一番先頭に書いてある150円のマークがやっと反応し、150円と書かれた切符が1枚と100円玉3個と50円玉1個のおつり銭が券売機から、出てきました。やれやれと安心して、昼間で人影が途切れた駅改札口で、自動改札機に切符を入れ、出てきた切符を取ってホームの電車に向かいました。

無事火災にも遇わず、電車に乗ってS駅まで行き、自動改札機を通ろうと、持っていた切符を自動改札機に入れると、良く見かける無常のピンポンとゲートのバタン。あれ、160円区間を勘違いして150円を買ってしまったのかと思い、引き返して今度は自動清算機へ手にした切符を入れると、150円ですの表示。確かに今入れた切符は150円のはず。なにをしろと言っているのか一向に理解できず。しばしポカーン。5分程経っても、切符が戻ってくるわけでもないので、初めて駅員さんの呼び出しボタンを押す始末。暫くして、駅員さんのなんですかの網戸越しの声。なんとか悪戦苦闘して理解できない旨を説明すると、機械を開けて、切符を取り出し、答えは同じく「150円不足です。」との事。

再び聞き返すと、窓口へ回って説明してくれました。私の持っていた切符は乗ったO駅から反対のK駅までの150円の回数券の一枚との事。だから、こちらのS駅までの乗車賃150円が必要との事。ここで初めて、普段、といっても年に数回しか買わない、見慣れた切符が、全然違う物でる事に気が付きました。昔々、はるか昔買った事のある回数券は細長くて繋がっていたように記憶していたのですが。今の回数券は、普通の切符と同じ形をして、同じ色の同じ柄の上に同じ字体で印刷されている事を知りました。  いい勉強!

ところで、ここで、「同じ150円の切符だから、これではだめですか。」と、聞くと、冷たく方向の違う回数券だからだめだとの事。ここで言い争っても思い。150円を支払って、無事改札口を通させてもらうことになりました。やれやれ!「ところで、この切符はどうするの」と、聞くと持ち帰ってよいとの事。でも、自動改札機を通っているから、入構の穴が開いているのですが。もっともまだ出構の磁気記憶はされていないと思いますが?まあー、帰りに、購入したO駅で清算すれば済む事。無事会合場所へ。

会合が終わり再び電車に乗って我が地元のO駅へ。O駅について、窓口で、先ほどの返してもらった切符を出して、事情を説明し、「払い戻しが出来ますか。」と、お伺いを立てると、再び冷たくノー!穴が開いている為かと思って、理由を尋ねると。切り離された回数券で有るからだめだとの事。私は、手に持った回数券が鋏や手で千切った切符には、どうにも見えないし、自動券売機で発券したからこんなに綺麗に裁断されているのにと思えるのに。もっとも、今のJRの回数券は11枚セットに裁断された上、輪ゴムで止めたり、ビニール袋に入れられたりして、券売機から出てくるのでしょうか。誰か経験のある人は教えてください。

そこで、再び、「そこの自動券売機で1枚だけ買ったのですが。ほかに10枚は出てこなかったし、お金は500円しか入れなかったからそんなにいっぱい買えるわけないし、おつり銭も350円出てきたのだから、この駅で買ったことは間違い無い」と説明すると。今度は、それなら、自動改札機で誰か前の人の切符を取ったのではとの事。ここまで言われると、誰も証人が立ち会っていなかった時刻の、誰も前を通過しなかった自動改札機から出てきた切符が果たして自分が買った切符なのか、はたまた、自動改札機がすり替えた物なのか、自分でもはっきりしなくなるし。ましてや、それを証明するなど、よっぽどの名弁護士が付かないと不可能です。

鉄道マニアで小さい時から国鉄が大好きだった私としては、150円で変な切符が手に入ってかえって良かったと言うことにして、返却された切符を大事に手にして諦めることにしました。

ところでここで、2つの大事なことを勉強することが出来ました。JRの自動券売機は必ずしも、正確に発券をしているかどうか判らないと言う事。たとえ、おつり銭が正しくとも、近距離区間でも、出てきた切符を一度手にとって一字一句確認する必要がある事です。たとえ後ろに多くの人が列を作って待っていてもですよ!--- もう一つは、自動改札機から出てきた切符は必ずしも自分が入れた切符かどうかあてに成らないという事です。自動改札口の中央で一度立ち止まり、眼鏡を出して切符の値段と行き先の印刷が違っていないか確認する必要が有ったと言う事です。ラッシュで後ろの人に怒鳴られても、やる方が良さそうです。定期券と違って、普通の切符には名前が印刷されていませんので、後でその切符が自分の物であるか他人の物であるかという事はそれしか知りえません。

もっと言える事は、お肌が荒れている時は、ATMや自動券売機に近寄ってはいけないと言う事です。全世界のコンピューターの技術者の皆さん早く肌荒れの手でも正確に認識するタッチパネルを開発してください。  MS

         

今日は愚痴

今年の夏は比較的暑いので、お蔭様で結構忙しい思いをさせてもらっています。それでも、お得意様に迷惑を掛けてはと、毎日わずかな時間でも、売る事をセーブして、お客様の困り事に対応できる時間を作るように心掛けています。その結果、縁の薄いお客様への対応が、時間的に緩慢になってお叱りを受けたり、メーカーの対応の遅れとあいまって、キャンセルを受けたり、大変な思いをしています。どーしてこうメーカーて、この頃役に立たなくなったのでしょうか。リストラの所為で、働く人が居なくなったのでしょうか。電器メーカが日本で立ち直る為には、リストラで国内を空洞化し、海外のいい加減な製品をただ安く売って、数だけ増えればという考え方を改める事だと、私は思うのですが。違いますかね。 ..............ところで、本題。その中で今日も、テレビのコンセントが抜けていて映らないという故障が一件。洗濯機の蛇口が締まっていて、水が出ないで、洗濯が出来ないという故障が一件。テイブルタップの上に荷物を乗せてしまい、コンセントが見つからない為に、炊飯器が使えずご飯が炊けないという故障が一件。おのおの電話を頂いた時既に予想出きるので、差込は入っていますか。とか、水道の蛇口は右に回した。とか、聞くのですが、お年寄りの為、要領を得ず。結局出向いて修理。修理時間は30秒。暇な時期なら、その後ゆっくり世間話の一つも聞いて上げられるのですが、今は忙しいので、「直しておいたよ。ごめん急ぐから。」の一言で、次ぎのお宅へ。唖然としているおじいちゃんおばあちゃん、ほんとにごめんなさい。もっと電話での応対に上手に成らなければ。まだまだ、薮の前の竹の子。勉強します。....................でも本当は、水道の蛇口が開いていないなら、水圧が掛っていない事を検知して、大きな文字で水道の蛇口をあけて下さい。ぐらいの表示を出す機能を付けることが、時代に合った本当の親切な全自動洗濯機だと私は思っています。厚生省と通産省の役人さん、どう思います。テレビを見せないと、痴呆老人が増えて、看護婦さんが足らなくなるし、医療費は増えて国家財政は困窮するのですよ。構造改革で行政指導の一つもやってくれないかな。 M.S

 

先日体のご不自由なおばあちゃんからトイレが暗いので、明るくて使いやすい明かりを考えてくれと依頼がありました.このごろ公共施設では、トイレなどに人感センサーが付いた蛍光灯の照明器具を結構見かけるようになりました.そこで早速明るくて綺麗な人感センサー付きの照明器具に取り替えました。体も脳梗塞の後遺症でご不自由でしたので、もう、スイッチに触らなくても、トイレのドアの前に立てば自然と明かりがついて、便利ですよと、自画自賛でご説明しました.ところが、数日後クレーム.トイレに入っていると、時々電気は切れるし、人も通らないのに、明かりがついたりして、気持ちが悪い。とのお叱り。早速、スイッチを復活し、人感センサーを切り離して、普通の蛍光灯器具に逆戻し。年をとって大病を患うと、神経質になって、すばやく明かりがつくという変化に神経的について行けないということと、トイレに入ると排便に時間がかり、長時間じっとしている為、センサーの隙間で瞬時消灯を起こすという、センサーの反応について行けないという.お粗末。なかなかお年寄りのご要望に満足にお答えすることは難しいですね.           M.S

 

何年か前のおはなし

むかしむかし、あるところに、二漕式洗濯機と言うポリ盥を鉄の箱で囲んだ、便利な機械が有ったとな。ある年、裕福な長者さまが、それを買うてくれると言うので、たぬきさんは大喜び。喜び勇んで、洗濯機をトラックに積み込んだ。ところが、たぬきさんは昔、ロープをあまり締めずにトラックを走らせ、石油ストーブを無くしてしまったという失敗をしてしもうた事が有ったげな.。そこで,たぬきさんしっかり考えた。箱に入った洗濯機さんを途中で落としては大変と、箱の上から,丈夫なロープを懸けて思いきり締めてみた。ところがなんとなく手応えがない。まあ好いやと思って、トコトコトコトコ長者様の家えと,トラックを走らせた。さて長者様の屋敷について,箱を開けてみると、あら不思議。石の地蔵さま並に丈夫なはずの洗濯機さまが、腰をくの字にお辞儀をしてごじゃった。..........洗濯機さまは豆腐のようにソーット扱ってやらねばならなんだ。とさ。............今の洗濯機は手で押すと簡単にへっこむですよ。そう言えば電気メーカーからのトラックは洗濯機をロープで締める等という手荒な扱いはしていませんでしたね。..........いや失敗失敗。..........でも、この頃の洗濯機は中国製が増えたので段ボールだけは丈夫になりましたよ。中身ではないので悪しからず。           M.S

世界の電気屋さん

中国-西安市

ナショナル洗濯機愛妻号

中国-雲南省−麗江市

世界遺産の中の電気屋さん

ちょっと暗くて解りにくいですが、電灯も点いていないのに、15年位前の東芝製カラーテレビを修理しています。

ここでは、文明の最先端の職業です。

 

タイ−スコタイ市

上のほうに電気釜が並んでいます。奥にあるのは扇風機。