スカイパーフェクTV!と賄氏
某年の夏休み中に賄氏の親友が賄氏と共に電気屋へ行き、スカイパーフェクTV!を契約した。
スカイパーフェクTV!は契約後約2週間位は無料で多くのチャンネルを見ることができるのだが、賄氏がこの親友の部屋にいりびたりだった為この貴重な2週間はほとんどアニメチャンネルを見る羽目になった。もちろん 「あっ・・・この声は・・・!」状態であった。
こうして貴重な夏休みはあっという間に過ぎ去り、もちろん賄氏だけは休みを続けた。夏休みが終わった時はまだ2週間の無料視聴期間は続いており、賄氏の親友は賄氏に「俺の部屋鍵かかっていないから勝手に入ってTV見ていていいよ」と言っていた。なんて優しいんでしょう。金が無くて借金大王になっている人を自分の部屋に自由に出入りさせるなんて正気の沙汰とは思えなかった。(うっかりクレジットカードなんか部屋に入れっぱなしだった時には汗水垂らして働いた命の結晶が彼のマニアックな趣味に使われてしまう。こんなことになるんだったら銀行のコンピュータがY2K問題で誤動作して預金額がリセットされた方がましである)
2週間の無料視聴期間が切れたそんなある日、(賄氏もちろん休業中)賄氏は親友の部屋にひょっこり現れた。その手には500円玉があった。そして「アニメのチャンネル契約してくれ」と頼んだ。暫くは親友は賄氏を放っておいたが、一向に賄氏が帰ろうとしないので 「しょうがない、契約してやるよ」と言った。しかし契約したチャンネルは月額700円で200円不足であった。賄氏はこの不足分の200円を後で持ってくると言ったそうだ。
そんなある日の出勤時、私が同僚と会社に向かう途中、たまたますぐ前に賄氏の親友がいたので、「あの200円は持ってきたのか?」と質問したら、彼は後ろに振り向いて言いました。
賄氏の親友「持ってきたよ・・・。(この時同氏の表情が一変したらしい) なぁ****ー。(賄氏の本名)」
賄氏「あー?!」
まさか休業中の賄氏がこの日から出勤するとは!後ろにいたとは全然気付かず賄氏 ネタを喋っていたため、私たちの心臓は凍ってしまった。