The 9th talk Mirage/Snare −罠網−
ストーリー ☆☆☆☆☆ コスプレ ★★★☆☆ 今週のアイキャッチ イラスト 石田敦子
アクション ★★☆☆☆ 萌え度 ★★★★☆ エクレール/リュミエール
(五段評価)
今回1番心に残ったキャラ リュミエール
第9話の名台詞 お願い…かえって来てっ またあなたを失うのは嫌なのっ!
第8話のストーリーは納得いかない部分が多かったです。
物語全体がダルく感じたのは、起・承そして転になったところで終わったこととエクレールの“ぢゃっぢゃ〜ん!”がなかった為ですね(笑)
パンチラシーンは合計2回
第9話のタイトルを訳すと-幻想/罠-となり-罠網-を英語にするとSnare/NetとなることからMirageをつけたことに今話のキーポイントが隠されていると思わ
れる。今回はフロイト、ユング等の精神心理学の立場で分析してみますね。
意識誘導の影響を受け自我の存在が不安定になったエクレール 自我の領域である意識層と自我では制御できない無意識層とのバランスが崩れた状態でした一
種の催眠状態ですね。彼女が前任者達から受け継がれてきた記憶は精神的に無意識層に蓄積されているはずです。これまで意識化することを抑圧してきた防衛
機能が意識誘導の効果によって失われたと推測します。エクレールが心の中で見たものは幻想、幻のものとしてしか認識できません。まだ意識と無意識との境
界線で区別されてますからね。彼女の深層意識のイメージですが、真っ赤な空を見上げて周りが影に囲まれてましたね。生命を感じさせるものが何もなかった
ことが特徴的です。リュミエールの存在を光で認識し、手を伸ばしています。自分の手を見ることで自信の存在を確認し、生きることを望んだからこそ開放さ
れた意識に支配されずにすんだのではないでしょうか
リュミエールは彼女の自我を戻すために深層意識に呼びかけましたが、彼女が自分の手袋をとるのはよほどのことなんでしょうね。エクレールの口紅を塗るこ
とと同じく、力を制御する働きがあるのではと推測します。彼女の叫びが2人がこれまで過してきた時間の長さと絆の深さをあらわしていました。
リュミエールが失ったエクレールとは……伏線がどんどん増えていく(笑)
ダルダノスの住民は意識誘導の効果がきれた時、意識層の自我が戻り現実の自分として認識することができるようになりましたが恐らく暗示状態時の記憶は失
っているはずです。しかし、エクレールはまだ自我の存在が不安定なままでした。これが彼女に与えられた罠だったのではないでしょうか? ここに今回のタ
イトルに隠された意味があると思います。結末は次回に持ち越しで後味の悪い話でした。
今話で嬉しかったのが、小説キディ・グレイド0318:ボモウナ星系再生プロジェクトの主人公達が登場したことです。この時の物語も番外編でいいからア
ニメ化して欲しいなぁ。
ブラン&メアリーアンとリュミエール |
小説版キディ・グレイドの主人公ブランとメアリーアン。アニメより10年前の物語です。
エクレールはこのとき9歳。ブラン達のサポート役として登場します。この当時彼女が姿を現す時の口癖はぢゃ〜ん!≠ナあった。
保護者のリュミエール。10年前は彼女の方が年上だったんですね。お転婆なエクレールにレディはおしとやかに≠ニ言い聞かせてたのですが、10年たっ
た今でも当時のまま変わらなかったようです。
エクレールが見るものは… | リュミエールの本来の力とは……エクレールを救えるのは彼女だけ | 隠されたエクレールの記憶 |
次回第10話は −再生− 今までOPでしか登場しなかったもののラジオドラマでは大活躍のESメンバーが初登場! あの声優さんの出演です
キディはいいね キディは心を潤してくれる gimik・GONZOの生み出した文化の極みだよ(渚カヲル風にね)
今話の気になるセリフ集(ストーリーに合わせて掲載いたしております) |
キャラクター | セリフ | 解説&コメント |
エクレール | なんて言うか…貧乏くじを引いた感じ? | 潜入調査でコソコソしながら捜査するのが性に合わないのでしょうね |
エクレール | 例えば…そう、緑色とか | この時すでに相手の術中にはまっていたエクレール この台詞の伏線は後半で |
エクレール | もしかして具合悪い…声なんか暗いよ… | リュミエールを心配するエクレールの声の方がずっと暗かったです |
アームブラスト | でも、デリケートなコトには敏感ですよ | 周りの観察力、相手の心理を読みとることがお得意な証拠です |
アームブラスト | そうゆう男にみられてましたか 少なからずショックですね | これまで数多くしてきたエクレールへのセクハラに原因があるのでは? |
エクレール | まじ貧乏クジだ | 現地のGOTT職員のいいかげんさに失望したみたい きっと調査も難航すると不安を感じたのでしょうね |
リタ・ベラッキオ | まあ、今朝ひらいたのね 素敵… | 彼女が流した涙の意味は!? 記憶捜査されて憶えてなくても、愛する旦那の想いが彼女の中で生き続けていたということか |
リュミエール | わからなければ、もうすぐ頭が破裂してしまいますわ | かなりまいっている様子です 彼女の様子を幾度となく心配するアームブラスト 落着きがありません |
エクレール | でもこの星 どっか変よ | あからさまに態度が豹変したブッフフォルツとホルス 敵がみえないだけに戸惑いを隠せない様子でした |
エクレール | 落ちついてっ! ただのネズミよっ | と、言いつつ1番驚いていたエクレール 無意識の内に銃を撃ち続けるくらい怖かったのですね |
特務2課の職員 | 抵抗する者には発砲する | もう撃ってるんですけど……お役人ってみんな嘘つき… |
アームブラスト | 変だなあ 私は何も誘導されてませんけどねぇ | 彼の実力の高さを証明しています 彼を操ることは不可能でしょう |
アームブラスト | このまま影響がでないのでは、私はデリケートでないということになります そうゆうの耐えられませんので | エクレールとリュミエールが心配だからと言わない所が彼らしいですね 自分のデリケートさを証明する為に敵地へ赴くとは…彼にとっては所詮小物扱いの犯人なんでしょうね |
エクレール | まっ 古今東西そうゆうのは銀河征服の為って相場が決まっているけどね | 犯人は一体誰? 意識誘導の本当の目的は…結局明らかにされませんでした |
アームブラスト | これは…きついですね 良かった私もデリケートだ | あくまでデリケートであることにこだわってますね エクレールにデリカシーがないと言われたことがよほどショックだったのですね |
エクレール | ほらっ 私にもかけてごらんっ | 10年前ブランと出会った時の出来事ですね 小説キディ・グレイドPr.1よりP73〜P76のシーンをアニメ化しています |
エクレール | 出しなさいっ! 出してよっ! | さらに時間は溯って前任者の記憶がよみがえってきましたね |
リュミエール | お願い…かえって来てっ またあなたを失うのは嫌なのっ! | また…ですか リュミエールが10年前より幼くなっていることと関係しているのでしょうか? かつてエクレールを失った時の悲しさが伝わります |
アームブラスト | これで大丈夫です | 彼の持っていた銃こそ反陽子銃 いつも持ち歩いているトランクにはいっています 脳磁場モニタリングシステムを一瞬で破壊する辺りその威力のすごさが分かります |
エクリプス | 仕事は休めても人生を休むことはできないわよ エクレール | とても意味深なセリフですね これから先エクレールに起こる事を予感しているよう |