キャラクター |
セリフ |
解説&コメント |
リュミエール |
私、貴女のパートナーですから |
局長室を飛び出したエクレール。リュミエールは彼女がデュカリオンのもとへ行くこうとしていることを察知したんでしょうね。第11話でも、リュミエールは命令違反したエクレールにこのセリフをいってました。エクレール1人を危険な目にあわせたくないとする気持ちが強くこめられています |
エクリール |
意地っぱり |
第20話で特殊能力を失ったリュミエール。危険な所に連れていきたくなかったエクレールですが、無理をしてもリュミエールは必ず後を追うにちがいない。そこまで自分のことを想うパートナーを置いてはいけない。手を差し伸べたエクレール、言葉とは裏腹にとても嬉しそうでした |
リュミエール |
ええ。「彼」の舟。そして「彼」の鎧ですわ |
「彼」とは、GOTT長官シュバリエ・ドートリッシュのことです。デュカリオンが彼の手によって始動したことはすでに連絡済みのようですね。そして、局長室から姿を消したアームブラスト。彼は一体何処へ? |
シュバリエ |
エクレール…やはり来てくれたね |
デュカリオンを乗っ取った彼がワープした先はアイネアースでした。彼の目的がエクレールに会う為だったんてせすね
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エクレール |
シュバリエ…シュバリエ・ドートリッシュ、どうしてあなたが、こんな… |
「こんなことをするの…」とエクレールは言いたかったのでしょうね。今までエクレールがシュバリエと話したシーンは一度もありません。にもかかわらず彼のことをよく知っているような言い方です |
アールヴ |
さすがに中枢部の警備システムは格段の厳しさだな |
今までアールヴとドヴェルグの侵入に気がつかなかったのでしょうか? 強行突破で辿り着いたのではなく隠密に行動していたのかな |
アールヴ |
ノーヴルズじゃない…この「私」の判断だ |
前話でのアールヴ達の立場はノーヴルズに雇われたESメンバーでした。今現れた二人はノーヴルズのメッセンジャーではありません |
ドヴェルグ |
アールヴ、もはやここまできたら、無駄な人殺しをする必要もあるまい |
アールヴにこれ以上人殺しをさせたくない。彼女の暴走を少しでも止めたいとする気持ちがドヴェルグのなかにはあるのでしょうね |
シュバリエ |
自分の母親と知っていて撃つのか! |
ドヴェルグを撃ったアールヴ。目的の為にはパートナーの命をも奪う。そして、アールヴのパートナーであるドヴェルグは自分の母親でした。撃たれたドヴェルグですが、アールヴのされるままになっていたことからアールヴの望むとおりにさせてきた事がわかります |
シュバリエ |
なんでも喰らう能力か…。「餓鬼」め。始末に負えんな |
「なんでも喰らう能力」とは《アブゾーブ》のことですね。「餓鬼」とは戒律の悪業の報いとして餓鬼道に落ちた亡者。即ち。裏切り行為を繰り返し、自分の母親にまで手をかけるまで落ちぶれたアールヴの姿を意味するのと同時に、子供をいやしんでいう意味から、アールヴの振る舞いは子供そのものという意味をかけた表現です。いつも冷静なシュバリエが怒りを露にしています |
ドヴェルグ |
ア、アールヴ… |
アールヴ(自分の娘)に銃で撃たれたにもかかわらず、安否を気遣うドヴェルグに親子愛を感じます |
アールヴ |
こんなっ! こんなぁ~! |
粒子に分解され、デュカリオンのエネルギーに変換されようとしている。自身の《アブゾーブ》の能力でも分解する力を吸収することはできない…結果己の死を招くだけになる。自分の能力に負けたのですね、アールヴは… |
シュバリエ |
ああ…もう、半世紀も待ち続けているんだ。その時をね… |
現在シュバリエは56歳。50年近く彼が待ち望んだものとは、エクレールに関係していそうですね。ドヴェルグに対し、無防備に背を向けていることから、ドヴェルグは味方ではないにしろ、命を奪う相手ではないと確信しているようです |
リュミエール |
ドートリッシュ長官、GOTTのESメンバーの権限において、あなたを星間犯罪者として告発します |
こうやって犯人逮捕をするシーンって第8話ぶりですね(笑) |
シュバリエ |
317じゃない…。優に8万を越える犯罪行為をしてきたはずだよ。これまでの間にね |
8万に及ぶ犯罪行為…。そのすべてがノーヴルズの利権に絡んできたのでしょうね。戦争で多くの命を奪った者が英雄になるのと同じく、シュバリエの犯罪行為の多さが、彼をノーヴルズの中でも彼を有能とし、デュカリオン計画をすすめさしたといえるでしょう |
シュバリエ |
エクレール…。あなたを救いたかった… |
自らの罪を世間に公表したシュバリエ。彼が最初に登場したのは第8話でした。当時は黒幕かと思っていただけに彼の真意は今の今まで分かりませんでした |
エクレール |
おぼえていたの? このわたしを |
第12話で封印していた記憶が甦ったエクレール。この伏線がここでもいきていました。エクレールは過去にシュバリエと出会っていた…。そしてその記憶はシュバリエから忘れ去られているはずの記憶。彼の言葉でエクレールはシュバリエが過去の記憶を失っていないことに気づきました |
エクレール |
なにがGOTTよっ なにが宇宙惑星連合よ。わたし、わたしはもう… |
第10話のエクレールの記憶の中のシーンで登場したエクレールです。赤ん坊をあやすエクレールの伏線がここで明らかになります。ESメンバーとして任務を遂行したくないといった様子のエクレールの表情はとてもつらそうです |
エクレール |
お母さんじゃないわ。いつもいっているでしょ、エクレールって呼んでって |
エクレールが自分が育てた子を母と呼ばせないのは、いつか別れがくることが分かっているから。ESメンバーである限り、共に生きていくことができないと分かっているからなのかもしれない |
エクレール |
あなたはいつかわたしを忘れていってしまう… |
母として接していられるのも今だけ…。ふたりはいつか離れ離れになることを覚悟しています |
エクレール |
地球人だったんだから…ノーヴルズだってわかったんだから… |
以外なかたちで別れ離れになることになった二人。ノーヴルズは皆幸せになる権利が与えているということからも庶民との違いがでています。泣き崩れるエクレール…自分が育てた子供との別れは強制的なものであったにちがいありません。ノーヴルズである以上一般人と暮らすことは許されないことだったんでしょうねぇ |
シュバリエ |
エクレール、僕は忘れない。絶対に忘れない。あなたを守れるだけの強い大人になって、いつか…いつかきっと |
ノーヴルズによって引きf離された母への想いをシュバリエは忘れなかったんですね。いつかきっとあなたを救い、母と呼ぶ。そう言いたかったのだと思います |
シュバリエ |
僕は、あなたを母と呼びたかった。ずっと… |
彼は子供の心をもったまま大人になったんですね。本作品のタイトルの意味にも準じていそうです。彼にとってエクレールはまぎれもない母です |
エクレール |
撃てるわけがない…。あなたにそこまでさせてしまったのは、私…ごめんね、シュバリエ。ごめんね… |
エクレールが自分の左腕を銃で射ち抜いたのは、シュバリエに対して謝る気持ちと、シュバリエにここまでさせた自分自身が許せなかった為。50年前に止まった二人の時間が再び動き出しています |
アールヴ |
はっはっはっはっ。なかなか笑える三文芝居だった。それは木戸銭がわりだ |
木戸銭というのは、興行物見物のため、に払う料金のこと。粒子に分解され、デュカリオンのエネルギーとなったアールヴでしたが、デュカリオンそのものとなって復活です。親子の愛など、なんとも思っていないアールヴにとってシュバリエとエクレールとのやりとりは滑稽な見せ物にすぎないのでしょうね |