The 11th talk Set/Free −蝉脱−

ストーリー ★★★★★   コスプレ  ★★★★☆  今話のアイキャッチ イラスト 村枝賢一
アクション ★★★★★   萌え度   ★★☆☆☆  
 リュミエール/エクレール
(五段評価)
今回1番心に残ったキャラ リュミエール 
第11話の名台詞(1)
 とてもエレガントでした…よくがんばりましたわ
第11話の名台詞(2) 私たち、パートナー…でしょう?


第11話のタイトルですが、蝉脱は“せんだつ”と読みます。セミの脱け殻という表現
から「俗世間をぬけだすこと」という意味があります。
Set/Freeの訳ですが、「(奴隷など)を解放する」という意味で用います。詳しくみると、Setとは仲間、特殊な社会という意味で、Freeとは形
容詞で自由な、しばられない。動詞で…を(苦難、束縛から)自由にするという意味があります。
特殊な社会からの解放と俗世間をぬけだすこと。この2つの意味にこめられた意図が今回のポイントになりますね。
パンチラシーンは計1回 エクレールの“ぢゃっぢゃ〜ん!”がしばらくないのが残念です。

次回予告の説明をストーリーにあてはめてみましょう

束縛からの解放〜
 ノーヴルズと終身永代雇用契約を結んだ住民達が人権と自由をとりもどす為に立ち上がること
重い鎖から解き放たれる瞬間〜
 何世代にわたってノーヴルズに支配されていた惑星アウレーが住民達による無血革命で主権をとりもどしたこと
厳格なる自由が襲いかかる
 自由社会のかたちができたといっても、観光惑星として自然環境を維持しつつ、資源を守り、産業を発展させていかなければ経済が崩壊して
 しまうし、近辺惑星から孤立すれば、自滅の道をたどることになる。惑星アウレーの再建の道はこれからが厳しいことを意味している

と、みるのは“SetFree”の意味ですね。では“蝉脱”という意味にこめられた意図とは…


恥しさいっぱいの表情にドキドキ♪ エレガントとは、優雅さだけでなく誇りをもって行動すること



エクレールが戦うのは何のため? 人々の笑顔を守りたい…すごく単純なことだったんですね



束縛からの解放〜
 GOTTの特務で赴いたエクレール達。ノーヴルズの管理局側について、住民達の叛乱により発生した経済テロの鎮圧に強力しなければなら
 なかったのですが、エクレールはESメンバーであることよりも人としての立場をとりました。それは、ESメンバーの規則に縛られた自分
 の心を解き放って束縛された存在から脱け出すことを意味しています
重い鎖から解き放たれる瞬間〜
 第4話でフォクシーに「誰かの為に戦えるって幸せな事かもしれないわね」と言ったセリフを思い出して下さい。今までESメンバーの特務
 でしか戦うことが許されなかったエクレールが初めて自分の意志で誰かの為に戦うことを決意したのです
 重い鎖というのはESメンバーであるという自分自身の存在をあらわす。そのために生まれてきたエクレールにとって一種の強制力になって
 いたに違いありません。前任者達から受け継いできた信念の強さが強制力を凌駕したのは目の前で射殺された住民達の血でした。エクレール
 の特殊能力<パワー>通常口紅を塗ることによってリミッターを解除しているのですが、今回は体全体が赤いオーラで包まれましたね
 重い鎖で封じ込められていた怒りが爆発したことをさしている
厳格なる自由が襲いかかる
 次話への伏線ですね。エクレールとリュミエールがとった行動の結末は…ESメンバーの除名でした。GOTTの命に縛られない自由はある
 ものの、生きる為の戦いが新たにはじまることをさしている。かつての仲間達との死闘の幕開けである

蝉脱の意味に含まれる俗世間とはGOTTを意味していることは言うまでもありません

エクレールはなれたんだ……超エクレールに!!(笑)


今話のストーリーは衝撃的でした。エクレール&リュミエールそれぞれが輝いていましたね。今までうやむやになっていた局長への疑惑、前任者
との関係がはっきりしましたし、エクレール&リュミエール、2人がパートナーであること強くあらわした内容でした
唯一残念なことと言えば、総作画監督 門之園恵美さんが携わっていなかったことかな

覚醒したエクレール総ての敵を薙ぎ払うかと思いきや巻添えをくらいそうになった軍警察をも一緒に守りましたね。敵はノーヴルズのみというこ
とを本作品ではいいたかった事がわかります。市民と軍部とが一緒になって革命をおこしたのは、このエクレールの行動があったからこそですね
そして、リュミエール…彼女は局長への忠誠心も高くエクレールの行動を止めようと必死でした。彼女が局長命令に逆らったのは、エクレールを
失いたくなかったから。私達 パートナー…でしょのセリフが全てを物語っていました

今までTVアニメ キディ・グレイドには巨大な敵は出てきませんでした。今話で、その存在がはっきりとGOTTという存在として確立したこ
とになります。物語の中では必要悪となる存在が必ずでてきます。まだ物語は全24話中、11話。GOTTは倒すための悪ではないように思え
るのですが、その推理の答えは…後話のお楽しみということで

次回第12話は −死生−  エクレール達の逃亡生活が始まる 第一の刺客はSOメンバー 
            …戦わなくてもいいじゃないの それで人生終わるわけじゃないでしょ(鳴海まどか風にね)

今週の気になるセリフ集(ストーリーに合わせて掲載いたしております)
キャラクター セリフ 解説&コメント
エクレール いまどきこんな入国審査ってあり〜っ! 人権侵害よっ! エクレールのパワーにも耐えきれるドア…とっても頑丈ですね エクレールを逆上させた入国審査とは? きっとセクハラまがいの事をされたに違いありません
アームブラスト 私も一糸まとわぬエクレールさんを見てみたかったですね アームブラストも一糸まとわぬ姿にされたということでしょうか? エクレールとの夫婦漫才も板についてきましたね もっともエクレールは本気でアームブラストの事嫌っているようですが…
リュミエール 懲りない方ですわね エクレールと同じ入国審査を受けたと思いますが丁寧にリボンを結びなおす辺り余裕を感じます いつもアームブラストがエクレールを怒らしているようです 
アームブラスト 嘘をつけない性分なもので… 別の意味での嘘はつきまくっているアームブラスト この場合、美しい女性に対して評価する言葉や自分の気持ちのことをさしています でも、さすがに裸が見たいではストレートすぎますよ
エクレール テレビで見た地球みたい この時代地球は管理官以外立ち入りを許されない遺跡惑星 お金持ち学校の修学旅行の名所になっています とても嬉しそうなエクレール 地球に憧れているんですね
ミステル さすがはGOTT…ESメンバーもエレガントでいらっしゃる 入国審査の結果表示をみてエクレール達が純血種でないことを察したはず それでも精巧につくられていることが分かったのでエレガントと表現したのでしょう アームブラストがわざと顔をそらしましたね 彼の体もエクレール達と同じように秘密があった証拠です
リュミエール それが「ノーヴルズ」銀河を支配する者達ですわ 地球は人類発祥の地 そして地球純血種のノーヴルズこそが全ての根源ということなのでしょう 
ミステル 彼らは市民ではありません 労働者です エクレール 人をただ働くだけの存在としていることに疑問をもっています  
ミステル 特に先程の工場の者達は全て乙女から選ばれています 純血主義だからって乙女だけを働かせるなんて…同じ価値の人間として扱っていませんね
エクレール 人が人を支配するなんて… エクレール だんだんとノーヴルズに対して反感を抱いてきてます
リュミエール 私達はGOTTのESメンバーですのよ 自分達は特務を遂行しなければならない 私情をはさんではいけないことをエクレールにわからせようとしてます 
エクレール 1つ、ESメンバーはGOTTの総意たる局長の命に逆らってはならない ESメンバーの規則の1つですね 今その規則がエクレールを縛っています
ミステル ESメンバーでしたらもっと優雅に任務を遂行なさるかと思っておりました…… 力でデモ隊を鎮圧せずに、説得で追い返したエクレールの仕方が納得いかなかったのですね タマゴやトマトをぶつけられて汚れたエクレールの姿をみるのはみにくくて耐えられないといった態度でした
リュミエール とてもエレガントでした…よくがんばりましたわ 初めてリュミエールがエクレールのことをエレガントと評価しましたね 例え自分が何をされようと住民達を傷付けたくなかったエクレールの姿はとてもエレガントでした 優しく抱きしめるリュミエールの心遣いが泣かせます 2人をみつめるアームブラスト…何を思っていたのでしょうね
エクレール あのスープ一口でも飲みたかったな… 自分達が役人であることが重荷になっているのですね
リュミエール また同じ事を繰り返すの? 前話にでてきたエクレールの前任者の1人の事をいっています 住民を見殺しにできない彼女がGOTTの命令に逆らうことを予感してるのでしょうね 
エクレール やめろ〜っ! 彼らだって人間よっ 貴方達に彼らを支配する権利なんてないわっ!  目の前で住民が射殺され本気で怒りました エクレールが守りたいもの それは政府役人の利益、無論ノーヴルズの惑星などではなく権力のあるものによって虐げられている弱き人達なんです  
エクリプス ESメンバーエクレール その無礼な物言いをやめ即刻管理次官に謝罪なさい GOTTは銀河系に住む総ての経済的権利と利益を保護することが目的です エクレール動揺してました 局長ならこの惑星の人達を見殺しにはしないと信じていたのでしょうね 
リュミエール 1つ、ESメンバーはGOTTの総意たる局長の命に逆らってはならない! エクレールの力の解放に気付いたエクレール 局長命令を無視しようとしているエクレールを思いとどめさそうと必死です 前任者と同じ運命をたどらせたくない強い想いがあります
エクレール うあああああああぁっ! おだやかな心をもちながらはげしい怒りによって目覚めた伝説の女神…超エクレール降臨です
前エクレール そうだ お前も私達と同じ者 同じ運命を繰り返すだけ 前話でヤヌスの女神に例えられた2人が同じ方向を向いて融合していますよね 1つの人格体として存在しています 昔から命令違反を繰り返してきたということですね 
ミステル ノーヴルズに逆らう者に、死をっ! 味方もろともエクレールを始末しようするとは…ミステルの目いっちゃってます かなわないと判断するや一目散で逃げ出すところが彼らしいですね 
リュミエール 私たち、パートナー…でしょう? エクレールが進む道にどこまでついていく意志を表したリュミエール たとえ過去と同じ事を繰り返して命を失う事になってもエクレールを放ってはおけないのですね  
アームブラスト 無血革命か…。資金を投下し、テラフォーミングを継続しないかぎり、この星も長くはない……冬の時代が来ますね エクレールの行動が引き金となり革命が成功しました 勝ち取った自由を生かすも殺すも彼等次第ということですね アームブラストのような先見の明の持ち主が革命メンバーにいればいいんですが…
シュバリエ これは宇宙惑星連合政府総局からの正式通達だ 第8話で登場し、エクリプス局長に指令を出す人物“シュバリエ”の正体…GOTTのトップで宇宙惑星連合経済相を兼任する長官であることが分かりました
エクリプス 失礼…銀河に冠たるノーヴルズが小娘の1人や2人に目くじらをたてるとは 事は局長の思惑通りに運んでいるということか…エクレール達に目を向けさせているように思えます
アールヴ エクレールとリュミエールが とっても嬉しそうなアールヴ 敵と想われる者を足踏みしながら通達を聞くドヴェルグ…しっかりポーズをきめてました 彼女達が2人に同情する…なんてことはないですね 新しい獲物が見つかったような喜び顔でした
トゥイードゥルディ ESメンバーを除名! 驚きのトゥイードゥルディ 信じられないっといった表情でした トゥイードゥルダムと中華街にお出かけ中の様子…今日は2人してオフだったのかな
シニストラ 登録…抹消 困惑した表情のシニストラ 2人とも仲は良かったみたいです 登録抹消の意味することを考えていたのでしょうね 
アンオウ つまり…粛清ってことか… 裏切り者には死を…ですか…機密漏洩を防ぐ為と特殊能力者を野放しにさせない為でもあるのだろうがなんか悪の組織みたい 傭兵出身のアンオウ さめた感じでしたがかつての仲間とも敵同士になることは過去にもよくあったことだと思う