「山梨学院大学対専修大学」高尾はすっかり紅葉だった編
11月6日(日)山梨学院(以下YGU)初観戦。気温13℃小雨、
人工芝の拓大グランドはりっぱでした。KOは12:00。我々は11:30頃到着、
日頃贅沢にもスタジアムでの観戦になれている我々にとっては懐かしい
タッチライン沿いでの観戦となりました。試合結果は26−27。
秋廣さんではありませんが「たかが1点、されど1点」。
学生にとっても応援してくれた人達にとっても悔しい結果でありました。
しかし、私はちょっと違う観点から感じる事がありました。
それは学生達のラグビーに対する気持ち、表現方法についてです。
それは前半におきました。
専修CTBの学生がタッチジャッジをしている拓大学生に対して
「早くジャッジせ〜や!」と怒鳴ったのです。
これは私だけでなく聞いた観客ははっとしたのではないでしょうか?
確かに多少ジャッジが遅かったのも事実。しかし私個人的には
この専修CTB学生はNGです。
1部昇格をかけた大切な試合というのは十分わかります。
しかし、こういう行為は将来のある学生にとっては絶対に
してはいけないと思いますね。
試合は終了前の怒涛の追い上げをみせたYGUの攻撃で
盛り上がりをみせましたが、私は正直がっかりしてノーサイドの
ホイッスルを聞きました。しかし、こんな事もありました。
試合後、YGU選手全員が小さい観客席に挨拶にきたのです。
主将HO山本君がやや照れながら「きょうつけ!礼!ありがとう
ございました!ペコリ!」ビールで真っ赤になりながら拍手する
家族や応援者達。「次がんばれよっ!」の励まし。
「おお!これはまさにリトルトップリーグではないか!」
そう感じた瞬間でした。そして、YGU首脳陣が目指すチームが
わかった瞬間でもありました。
100名を越す大所帯でありながら、ちゃんとブレザーを着込み、
ちゃんとズボンを穿きちゃんと挨拶するYGUは絶対に強くなりますね。
その昔「大漁旗」が観客席でたなびいていた松尾率いる釜石を思い出しました。
そして「風林火山」の旗がたなびくのはそう遠い将来ではないなと
思いつつ私達は高尾蕎麦と大瓶ビールを駅前食堂で食べて中央線に
乗り込んだのであります。 完