グリーンロケッツvsジュビロ 観戦記 2月19日14:00キックオフ
場所 花園ラグビー場 天候 雨 気温 2℃ 微風
馬場コンディション 重  レフリー 相田氏
 上記の通り、ジュビロ戦は、レフリーも含め悪コンディションの中行われた
しかしどんな悪天候コンディションでも行われるのがラグビーだ。私も昔雪が
20cm積もった中でプレーした経験がある。思い起こせば20年前、高校生
の時だ!
私も随分と年を取ったものだ。街で二十歳そこそこの女性にメルアド
を聞いている場合じゃない! しかし上には上がいる。 失敬、もとへ!しか
も相手ジュビロとは同条件。如何にゲームを組み立てていくかがポイントだ私
が戦前、サルーテ内BBS記事タイトル「打倒 ジュビロ」で示した、この試
合のキーポイントは以下のプレーの正確性&ミスをしない事と指摘した。

◆観戦ポイント タックル セットプレー(特にLO)キック(PG含む)
キック処理特に天候が悪いときの試合はセットプレー、キックとキックに対す
る処理が重要になってくる。グリーンロケッツはどの部分でもジュビロを上回
っていた。また攻撃の選択の判断も勝敗を分けた様に思う。グラウンドキーパ
ーの馬場コンディションに発表は重。またシーズン終盤でのグラウンドの荒れ
た状態で、足を取られてスピードを活かすことが出来ずトライに結びつけるの
が難しいことは予想できた。両チームの強みがディフェンスとなれば尚更であ
る。この試合、敵陣のペナルティに対してグリーンロケッツはゴールを狙い、
3点を取りにいった。ゴール前でラインアウトからモールを押し込んでのトラ
イを狙った事もあったが、ゴールを狙う選択する場面との状況判断は悪くなか
った。一方ジュビロはトライに拘った。しかしグリーンロケッツの好ディフェ
ンスから奪ったトライは、岡野のキックをチャージしてからのトライ一本に終
わった。そんな両チームのキャプテン、ゲームメーカーの状況判断にも差がで
た試合でもあった。決勝のトヨタ戦。勿論、互い勝ちに拘る試合であり上記に
挙げたプレーと状況判断が重要になってくる。特に両チームのキーマン、ヤコ
と広瀬ゲームメークがキーになる。どちらにしても熱く激しい好ゲームになる
事は間違いない。
以下はこの試合にポイントとなるプレーに対するコメントで
ある・タックル
このHPにタックルはグリーンロケッツの強みだ!と書かれて
いる。この試合も随所に好タックルを連発していた。ジュビロもシーズンを通
しチームとしてタックルが良かった。トップリーグでは12チーム中、一番失
トライが少なかった。この試合、全体的に単調な試合だったが、両チームの激
しいタックルが試合を引き締めていたように思える。特に自陣ゴール前では集
中したディフェンスが光った。プロップ久富と山村は同じ佐賀工業―関東学院
大出身 キャプテン箕内、浅野、熊谷と木曽、久保、村田は日本代表として一
緒にプレーしていた仲だ。そんな彼らの熱くプライドをかけたタックル合戦も
見所があった。
セットプレー(特にラインアウト)この日のグリーンロケッツ
のセットプレーは安定していた。特に重要と考えたラインアウト(以下LO)
は、この悪天候にも関わらずミスが少なかった。ジャンパー熊谷のジャンプす
るタイミングは勿論、網野のスローイングもコントロールミスもなかった。
またヤマハボールに対する対応が良かった。専門的な話になるが、NECは
ヤマハのLOに対し2番ボールはある程度捨て、4番、6番ボールを取られな
い様なポジショング配置をしていた。それは今までのゲームでヤマハはライン
アウトの4番、6番キャッチから攻撃チャンスを作っていたというデータを考
えてのものである。
そのポジショニングに対してヤマハは4番、6番で勝負し
てきて失敗したプレーが多々見られ攻撃のリズムを狂わしていた。NECのこ
た。
キック(PG含)今日のスタンドオフIは岡野。もともと力のある選手だ
がビッグゲームで力を発揮できないことがあった。しかしこの試合は後半30
分にヤコに交代するまで、ベテランらしい落ち着いたプレーで100%自分の
力を発揮したと言って良いだろう。彼の正確なキックがフォワードを楽にさせ
た。ペナルティゴール(PG)もサニックス戦から復帰した白濱が6本中5本
決める安定性が光った。繰り返すが、雨によるグラウンドコンディションが悪
い試合は、どうしてもロースコアーの試合になる。そんな試合の時はPGの正
確性が勝敗を大きく左右する。ただその前に自陣で反則(ペナルティ)を犯さ
ないことが重要である。この日のNECはペナルティ16とヤマハの9に対し
ペナルティが多かったが、自陣での反則がそれ程多くなかったことも勝因とし
て挙げられる。
キック処理この日のヤマハは簡単なキックに対するキャッチン
グミスが4つあり多かった。
そんな簡単なミスがチャンスからピンチへ
変わってチームのリズムを狂
わすのだ。