<登場人物紹介 /リニアの日記> |
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リニア=パーウェル | 女 | 11歳 | 弧扇亭ウェイトレス |
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本編の主人公。 赤珠族王家の分家で育てられた少女で、虎国から赤珠国への帰路の最中、ジェチナアサシンギルドの戦士に襲われる。妹を逃がすために自分を囮にするが、その中でルークと出会い、彼に助けられ、弧扇亭で過ごすようになる。 ジェチナに来た当初は様々な事に対し警戒し、嘘で自分を固めていたが、ルークが自分と同じ痛みを持つことを感じ、閉ざされた心を氷解させていった。 結局赤珠国では彼女が死亡したことにされ、帰る場所を失うが、弧扇亭のウエイトレストして働くことになり、現在に至る。 ルーク=ライナスに対し、自分と同じ痛みを持つ人間、というだけでなく、淡い恋心を抱き始めており、故神祭以降それを明確に出すようになった。 髪の毛は漆黒で、瞳は赤珠族特有の赤。しっかりとした性格で、弧扇亭のまとめ役になっているが、不器用で料理を含めた家事全般が苦手。 弧扇亭のマスコット的存在。本名はミーシア=サハリン。 |
<登場人物紹介 /リニアの日記> |
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ルーク=ライナス | 男 | 17歳 | 弧扇亭調理師 |
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一年半ほど前、忽然とジェチナに現れた青年。 圧倒的戦闘力と、躊躇いなく人を殺せる精神を持っていたことから死神の異名を持っていた。しかしリニアとの出会い以降、彼女に自分の子供の頃の姿を垣間見、徐々に彼女に対して心を開いていった。 ジェチナに来た当初は、自分の面倒を見てくれていたジェイクに対して、半ば恩情で彼の仕事の手助けをしていたが、リニアと一緒に住むようになってからは彼女の面倒を優先させるようになり、事実上ジェイクとの契約は解約している。しかしそのために収入がなくなってしまい、代わりに弧扇亭の調理師兼雑用として働くようになる。 そんな中で、幼少期の経験から、弧扇亭という空間の中に常に一歩退いた立場をとっていたが、故神祭の少し前にリニアによってその痛みが氷解されている。 現在では弧扇亭の人間達ともかなり打ち解けており、無愛想だった表情も、時折笑いも見せるほどになっている。 実は弧扇亭で最も家事全般に長けている男である。 髪と瞳は黒、身長は法族としては結構長身の部類に入る。魔導不能力者で魔術は使えないが、おそろしく洗練された闘気法を扱うことができる。 |
<登場人物紹介 /リニアの日記> |
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ヴァイス=セルクロード | 男 | 不明 | アイシィライトニング |
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ジェチナアサシンギルドの筆頭戦士の一人。 敵に対しては氷のように残酷になれ、その動きがまさに閃光のようだということから、アイシィライトニング(氷の閃光)の異名を持つ。 その素性は全く不明で、ギルドにもそれを知る者がおらず、彼の直属の上司キース=レイモンドと、その娘レイシャ=レイモンドの二人のみがそれを知っているらしい。 ジェチナの街を護るという絶対の信念がある傍らで、外部の人間であるリニアやルークを心配するような所を見せるときがあるが、包帯のような覆面に顔を覆われ、その感情を読みとることはできない。 髪と瞳は漆黒。身長はルークと同じ程度で、イビルアイという亜種族能力を使用することができる。また、イビルアイによって引き出される氷の魔術も、氷の閃光と呼ばれるようになるのに関与していたと思われる。 |
<登場人物紹介 /リニアの日記> |
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ジェシカ=コーレン | 女 | 20歳 | 医者見習い |
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エピィデミック幹部、ジェイク=コーレンの妹で褐色の肌を持つ娘。 普段は兄の病院で医者見習として働いており、時間が空く度に弧扇亭に通っている。酷く仲間が傷つくことを嫌うが故に、人を傷つける言葉にはひどく敏感で、怒りっぽいと見られがちな女性ではあるが、一方で熱くなると他の事に頭が回らなくなる自分に自己嫌悪の想いも抱いている。 リニアをまるで本当の妹のように可愛がり、リニア本人も彼女を姉のように慕っている。 カイラスの幼なじみでもあり、何気なく雰囲気の良い仲ではあるが、彼の調子のいい性格に本心を伺うことが出来ず、仲は進展していない。 また父親がアサシンギルドの幹部であるレイシャとは仲が悪く、何かある度に口喧嘩をしている。だがそれは自分の兄と、レイシャの父親の関係から来ているのではなく、彼女らの性格が合わないためである。しかし一方で彼女のことを認めているところもある。 瞳と髪は黒、肌は褐色で、身長はカイラスよりも頭一つ分低い。ちなみにエピィデミック内部では、別の意味で死神ルーク=ライナスよりも名前が轟いている。 |
<登場人物紹介 /リニアの日記> |
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ジェイク=コーレン | 男 | 26歳 | 街医者兼エピィデミック幹部 |
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ジェシカの兄で、ジェチナの治安維持機関の一つ、エピィデミックの幹部。 ダークネスコンストラクター(闇の契約人)の異名を持つ青年で、普段はジェチナの町医者を営んでいる。 エピィデミック派の人間ではあるが、医療においてはアサシンギルドの人間に対してもその活動を行っており、エピィデミック内部では賛否両論を受けている。しかし彼が成したアサシンギルドとのジェチナの治安維持協定の功績は多大な物であり、現時点では彼がエピィデミックの全権を握っていると言っても過言ではない。 普段は冷静なお兄さん的存在だが、未知な物に対する好奇心が強く、それに関しては恐ろしいほどの執着を見せる。現在の目標はディーアの持論を解明することらしい。 褐色の肌の民である魔族の末裔で、髪と瞳の色も魔族としては典型的な黒。弧扇亭関係者の中ではバルクに次ぐ長身である。 |
<登場人物紹介 /リニアの日記> |
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カイラス=シュナイダー | 男 | 19歳 | 情報屋 |
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エピィデミック幹部ジェイクのお抱えの情報屋。 ジェイク、ジェシカとは昔からの馴染みで、父親はジェチナの旧巨大勢力ブラッディファングの幹部だった。 明朗な性格で、飄々とした性格をしており、そのために幼なじみであるジェシカとの仲が進まないが、一方で酷く脆い面がある彼女を心配している様子がある。またその確かな情報収集能力から、ジェイクにはこれ以上ない信頼を寄せられており、街で出会ったルークを、ジェイクに紹介しているのも彼である。 瞳は蒼く、髪は金髪。身長はルークと同等程度である。ちなみに肉親は妹一人のみで、父親はヴァイス=セルクロードに殺されている。 |
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