丹頂雪舞

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今年こそ　雪原に舞う丹頂を撮しに行こうと去年から思っていた
幸い2月の連休にちょうど良いバスツアーを発見
しかし　一週間前から風邪を引き込みなんとか参加

朝から雪　写真を撮しても
モノクロ写真に見えてしまう

峠にさしかかると
尚一層　雪の降り方は強まるばかり
最悪の条件だ
丹頂と逢うことが出来るのか　不安は募るばかりだった

鶴見台に到着！
車窓から丹頂の姿が見える
いるはいるは　その数60羽以上

雪は　激しくふるものの
その中でたくましく生きる丹頂達
清廉潔白・容姿端麗の言葉がぴったりだ

雪に舞い　雪に戯れる
かつては　絶滅寸前に追い込まれた　丹頂が
今北の大地に羽ばたく

ここの管理人は　言わずと知れた渡部トミさんだ
ご夫婦で50年間給餌活動を続けている
話をした後にカメラを向けると　マスクをはずして
快くポーズをとって頂けた
これからも　お元気で！

トミさんが話してくれた
今日はずいぶんと集まったし　いつもならばもう帰る時間
あんたが来るのを待っていたのかネェ

雪降る中で　黙々と餌をついばみ
あたりをうかがっている
もうそろそろ帰るのかなぁ？

その時　1羽が羽ばたいてくれた
その調子　その調子
綺麗な羽ばたきを見せて欲しい♪

1羽につられるように
もう1羽が羽ばたいて鳴き始めた
舞を見せてくれるのだろうか

一番奥の　夫婦の丹頂が
求愛の舞を見せてくれた
ここの丹頂は　サービス満点だ♪

おばあちゃんが教えてくれた
お腹がいっぱいになると電線をよけて
左側の方に行って帰っていくんだよ

とんだ！体を限りなく水平に！
何という　美しい飛び方なんだろう
雪の降るのも忘れて　感動　感動！

寒さも忘れて見とれていたとき
1羽が突然羽ばたいてくれた
「丹頂雪舞」

風邪をおして出かけて良かった
丹頂達の演舞を心ゆくまで堪能した
給餌をしなくても丹頂が安全に暮らせる環境を
再び作り上げることが大切
釧路湿原は今回帰の実験を始めた
石狩平野にも再び丹頂の姿を！