趣旨の詳細

小英向け教材、カリキュラム、教師セミナー等のお引き受けについて

2002年1日1日
アメリカ小英普及会

2002年4月から小学生の英語教育(小英)がスタートすることは、本格的な国際化時代を迎えるにあたって素晴らしい試みだと思います。
しかし、小英は教育のなかでも最も難しい分野の一つであると思います。といいますのは、青少年や大人とは異なった配慮が必要だからです。ひとつやり方を間違えると、英語嫌いの子供を作ってしまったり、しゃべれない過去の日本の英語教育を継承してしまったり,児童用英検合格や受験用の知識偏重教育に陥る危険性もあります。
そこで、小学校児童に生きた本物の英語を教えるために、海外駐在員として自ら子弟の英語教育に豊富な体験を持つビジネスマンが集まり、社会貢献型の事業を開始することといたしました。
従って、講師陣は大学での高度な英語教育を修めた後、商社に勤務し、10年以上の英語圏駐在経験を有し、十分な英会話力と海外の社会や文化について深い造詣がある人達ばかりです。
また、仕事の性格上、人格的にも優れた人達を厳選しております。

小英の目的は、あくまでも初歩的なコミュニケーション能力の育成にあるべきだ、というのが私たちの基本姿勢です。そのことが、児童の英語に対する興味を高め、さらに高いレベルをめざす意欲をそそるもとになると確信しております。
次に、その理念に基づいて、具体的な考え方をいくつかご紹介します。

1、児童に教える先生は、クラス担任の教師がベスト。
 英語専任教師はベストではありません。というのは、まず英語そのものに親近感をもたせる事が重要だからです。できれば学校や家庭で日頃の会話の中にも自然なかたちで特定のミニ英会話を混ぜることが望ましいのです。
 特に在日経験の短い外人講師は賛成できません。かれらは日米文化の比較や、言語そのものの日英比較ができないので、児童を惑わせるもとになりがちです。また、文法(一部は必要)を日本語で説明できる外人はまれです。
 発音はレコーディングを聞かせることで十分です。むしろ、児童の素朴な質問のニュアンスを正しく聞き分ける日本語の理解の方が重要です。ネイティブはやり方によっては有用ですが、その場合はクラス担任が主体的に運営することが重要です。

2、小英は日本独自の新しいシステム開発が必要。
 過去の日本の英語教育システムは小英向きにはできていませんし、海外での英語教育システムは参考にはなりますが、そのまま真似はできません。アメリカの公立小学校のESL(外国人に対する英語教育)は、専任教師が1〜2人の生徒を受け持ち、6〜8時間/週の個人レッスンを行います。そして、教室の外で話すのも英語が主体ですから、全く環境が異なります。

3、クラス担任教師が中心となってレッスン技術を習得することが焦眉の急。
 小英を本当に効果あるものとするためには、従来の音楽教師のような専任担当教師に一任するのではなく、クラス担任教師の日常の協力が必要になります。(後述6)そして、それを可能にするシステムを当会は開発しました。
 児童にはアメリカの平均的な家庭の子供たちが日常使う、必要にして十分なミニ会話
150を厳選。それをベースにミニドラマを作成し、子供たちが主役になって楽しみながら、自然に生きた英語が身につくように工夫されています。

4、リスニング至上主義でなくバランスのとれた教育が大切。
 児童の英語がまずリスニングからスタートする、と巷間いわれていることについては賛同しますが、ある段階では文法の初歩は避けて通れません。なぜ、そのような言い方をするかということを文法的に説明しないで、ただ記憶させるのは効率も悪く困難を伴います。
 このことについてはネイティブの有識者も100%同意見です。

5、授業は楽しく・・・が一番
 日常生活で英語の必要性を感じていない大部分の児童は、楽しくなければ英語の授業に積極的な態度を示さないでしょう。
 当会は授業を楽しくするための手法をいくつか提案させていただきます。大勢の児童を前にして、どうすれば児童参加型の授業ができるかということを、英米のESLやネイティブへの英語教育を参考に検討しました。ゲームやミニドラマなども英語を好きにさせるためには効果的な手法です。

6、担任教師は児童と接する時、時々は英語を混ぜて話す。
 児童に必要な基本表現は、それほど多くはありません。せいぜい150〜200です。これを繰り返し繰り返し憶えるのですが、必要な場面で反射的に出てこないと身についたことにはなりません。
 そのためには、日常自然な形で使われることが必要です。従って、ふだんの授業や休み時間などで、「この場面」という時には、時々クラス担任の先生に英語を使っていただくことは大きな効果をあげます。
 たとえば、「ではまた。・・・See you.」とか、「静かにしなさい・・・Be quiet!」などなどです。過度にならない程度に英語を混ぜることは、そのまま日本語の乱れにつながるというものではないと思います。
 教師と生徒の比率や、授業時間の不足を補って、小英を効果的なものにするにはこれを避けて通れないと思われます。
 「日本人なら日本語をしゃべれ」などという人がいたら、それは小英の趣旨を理解していない人ということになるのではないでしょうか。英語を正しく身に付けた児童がやがて成長し、真の国際人となった時、日本語と日本文化の素晴らしさを、より深く理解することはわれわれの経験からも明らかです。

以上の小英に対する基本的な考え方から、当会は教師へのレッスンを原則とします。
 小英を効果的にするための教材や手法やカリキュラムを提案し、セミナーを通して小学校の先生方に海外生活で困らない程度の英語力をマスターしていただき、余裕をもって児童を指導していただきたいと考えております。
 当会の児童向基本ミニ会話150は、アメリカの平均的な家庭での子供たちの日常英会話そのものですが、教師にはこのミニ会話の周辺知識を含めて商社海外駐在員の一年駐在レベルを目標にしています。
 児童には海外文化の理解を深めながら、基本表現を反復練習させることで、実用的な会話をマスターさせますが、手法としてはレクチャー形式にしないで、児童参加型で日本語をまじえながら楽しく身に付けるところに当会の工夫があります。
 教材はオリジナルと市販のものを併用します。
 
 以上、概略ご説明しましたが、趣旨にご賛同いただけましたら、是非一度詳細説明をさせていただきたくよろしくお願い申し上げます。


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