ヴェルフォルス・ランフォード


第四部隊隊長。32歳。コードネーム「剣舞の騎士(ソードダンサー)」。フランスの貴族で「家に立てこもることが貴族の役目ではない。私が守るべきヒトは世界にいるのだ」という理由で志願。成立当初から所属する最年長の隊長。入団した後、その行動力に驚かされた彼を慕う若き貴族達は彼に続く形で続々と入団。そのため第四部隊はほとんどが貴族で構成されている、ある意味一番特殊な部隊。寮も他の隊員がバラバラに混じっているのに対し、彼らだけは同じ屋根の下で暮らしている。一度高くなった生活水準を下げるのは意外とつらいのだとか。第四部隊の寮だけは外見も内装も豪華で他の隊員からは「ブルジョワの館」と呼ばれている。部隊の隊員はまだ実力が浅い若者ばかりで、しかもプライドが邪魔するために他の部隊との連携がうまくいかない。だが隊長のヴェルフォルスは違い、実力は超一流。他の隊長達とも理解が深く、最年少の雪那とテュッティには人生のよき先輩、まとめ役の千鶴の相談相手、付き合いの長いチカラとは親友のような関係を築き、「ヴェル」の愛称で呼ばれている。自分の隊員にも柔軟な思考を持つこととプライドだけが大切ではないと教えて日々訓練に勤めているが、まだまだ若いため人生の修行不足が目立つ。自分の意志で家を出た若者を信じ、これからの時代に必要な人材の育成に余念がないようだ。密かな楽しみであるチカラとのチェス勝負は248勝102敗。副隊長はエミリー・スカーレット。ちなみに彼女は貴族ではないがヴェルの推薦で副隊長になっている。