リリス・ハウゼン


ヒトとして初めての「規格外者(ノンスタンダー)」にして二千年前に上級の魔物にヒト型が出現する原因をつくった張本人。本来ヒトが死んだ後はマナへと還元されガイアの穴を通じて新たな命として転生するが、彼女の場合並はずれた精神力と飽くなき探求心からマナへの還元はなしで一固体のままガイアの穴を通過した。その際に輪廻の輪から外れてしまったのである。「魔」はリリスの存在によってヒトの潜在能力の高さを知り、具現化する場合の媒介として優れていると判断、取り憑いて活動するようになった。が、本人はそんなことに興味はなく、一生命体(いちせいめいたい)の限界を突き詰めることに没頭。二千年たった今も続けている。彼女の実験場(ラボ)は結界によって歪んだ空間内に存在するため外部からは捜索が難しい。肉体の限界を追及した彼女は逆に精神の限界(定義)を追求し続けた「     」とは仲がよく、後にその娘を引き取り超一流の魔術師として育て上げる。幻想(げんそう)結界「ラビリンス」保持者にして聖宝具「メルトダウン」所持者。メルトダウンを使って本気を出した結果、一つの島を蒸発させたことあり。見た目は若いが元の年齢が実は四十を越している。本編で雪華をボッコボコに叩きのめしたお姉様がこのお方。性格は大胆不敵、興味が無いことには目すら向けない性格で、よく言ってもわがままの領域を出ない。だが一度認めた相手には親身に接する。