ミリア・マクウェル


「不浄(ふじょう)の魔眼」を両眼に宿すロシア人。本来は美しいエメラルドグリーンの瞳「浄化(じょうか)の魔眼」の持ち主だったが、生まれた直後に親が瞳の色を見て驚愕。自分の子供ではないと拒絶され続ける。一人で生きていかなければならなかった彼女は必然的に裏の社会で生きていくことになる。始めは殺人や強奪の行為に抵抗を感じていたが、やらなければやられる、ということを学び、容赦なく他者を踏みにじるように。それ以来、瞳から徐々に光が失われていき、元々「魔」に汚された土地やヒトなどを浄化するはずだった魔眼はその役目を反転。他人を蹂躙し闇の力を増幅させる不浄を司るようになった。一時期は魔眼の力と類まれなる魔術の才能でロシアの裏社会をまとめあげた組織をつくるが内部反乱が起きた際に命を落とすが、怨念じみた精神によってガイアの穴を通過。「規格外者(ノンスタンダー)」になった後は組織に戻り、反逆した者達を全員殺し再びトップになりまとめ上げる。巨大な力を得て、さらに死亡後に生き返ったということもあり彼女に逆らおうとするものは誰もいなくなった。むしろ崇拝するヒトが増え、組織の人数は飛躍的に増加。現在は勢力を世界中に伸ばし始めている。得意な魔法は火炎系統のもので必死に抵抗する者を痛めつける行為を好む。炎獄(えんごく)結界「インフェルノ」保持者にして魔宝具「ストレンジ」所持者。