飲み水
 

 

 日本ならどこでも水道の蛇口から流れ出る水を飲むことは普通である
  最近の水道料金はかなりのものにはなったけれど、 こんなにも綺麗な水が自由に使える のだからこの国の有難い事の一つだろうと思う


オランダ・ゼーランドの灯台

 

 ヨーロッパでは多くの国の水道水をそのまま飲むとお腹をこわすことがあると聞か されてきたので、旅行者が旅先でそんな事にはならないようにと、何時もペットボトルの ミネラル・ウォーターを買うことにしている。
 それもホテルの部屋に備え付けのミニ・バーに入れられたものなどは2〜2.5ユーロで 一番小さな200ccボトルでも日本円にすれば 270〜340円で、目の玉が飛び出る ように高いからできるだけ街中で買い込むことにしている・
 ところで今回の旅行では1ユーロの換算レートは 136.15〜141.28円だった。

  註: 2004.6/30〜7/12の為替レート
     出発時の成田空港銀行窓口での 1ユーロ現金換算レートは 139.40
    同日到着のアムステルダム空港での円トラベラーズチェックの換算レートは 141.28
            旅行期間中のクレジットカード換算レート平均は 136.80円で一番有利

 いくら倹約旅行といっても要るものはいるのであって仕方がない、ヨーロッパは日本 に比べると乾燥しているし、夕食時のビールやワインが美味しいから飲んで気持ち 良くなったあとなどにはどうしても冷たい水をグッと飲みたくなる。ところがここでは 飲み水にはガス入りとそうでないものヽ2種類ある、確かに油っぽい食事の後に ガス入りも悪く ないと感じるときもあるのだが、我々は酔い覚めの一杯などにはどうも 合点が 行きかねる。

 今回の旅はオランダからドイツへの気ままなドライブ旅行だったので 、ブラリと入るストランなどでガスなしの水の用意がない店がいくつもあったし、また大きなスーパー でも棚に並んだ瓶の列からガスなしのボトルを見つけることが出来ないこともあった。
 ドイツに入るとこの傾向は一層強まりついにはガソリンスタンドで大きなボトルを買い 込むことになった、どこのガソリンスタンドにも日本のコンビニ程度の 売店があって、その全ての店に日本でも馴染みのフランスのミネラルウォータのペット ボトルが冷蔵庫の中に必ず並んでいた、値段は500mlで 0.7ユーロ(97円位)で、2Lの 大きいボトルだと 1.15ユーロ(160円位)である、ともかくこのルートは役立った。

 ガソリンスタンドは全てセルフ給油、ポンプの前に車を止め蛇口を給油口に差し 込んで引き金を引き続けると満タンになれば 「ガチャ」と自動的にポンプはストップする、 店内のレジにいる店員にポンプ番号を伝えクレジットカードを渡し伝票にサインを すればレシートを手渡されて終わり、とても簡単である。
 ついでに店内を見回して水やお菓子、時にはみやげ物などもあるので買い込み、 同じくレジで払う、用があれば「Toilette?」と尋ねるとドアのキーを手渡して場所を教え てくれる、これにも便利した。

 さて車の飲み水、ガソリンの値段は大変に高く旅行期間に使った平均でオランダでは 1.27ユーロ(176円位)、ドイツでは 1.15ユーロ(158.5円位)何れもレギュラーガソリン のリッター当りである。
 どうして高いのか、どんな仕組みの値段なのかは知らないが、折から世界的に原油 値段は史上最高と伝えられていたからそんなものかと思っていた。
  帰国して成田でパーキングから車を受け取り、沿道のガソリンスタンドで見る看板 にはレギュラー・リッター 112円とあった。

 成田空港から我が家まで途中のレインボーブリッジでは大渋滞で相当の時間を 費やしたし有料道路料が〆て 2250円なりである。
 2500km以上走ったオランダ・ドイツのドライブではロッテルダム近くの高速道路で 事故のため(?)の渋滞が一度あったものヽ見事に整備された素晴らしい道路網を、 いろいろな国のナンバーを付けた大小の車が競い合うような高速で走っている、 何よりも全区間無料であった。

 水、ガソリン何れも無くてはならない物だが、この旅を終えて物価って何なのだろう ? と改めて考えさせられている。

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