英国風朝食 念願の英国旅行へ行ってきた
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何年か前にロンドンを基地に鉄道を利用し、主として東側の都市を回ったことがある。
今回は出発は同じロンドンからだけれどレンタカーを借りてイギリスの西側を走り、エディンバラまで行くルートを計画した。季節は6月、バラの花も我々を歓迎してくれるだろうとの期待もあった。
夏に向かって気温は次第に上がりつつあったが、町を歩く人々の服装は
まったく様々で、首にマフラーを巻きジャンパー姿のお姉さんや、Tシャツ
からニョッキリと刺青入りの腕を出したお兄さんまでが闊歩していた。
イギリス到着初日の夕食は現地の友人にインド料理をご馳走してもらう。
ロンドンのインド料理は旨いので評判である、沢山の料理をテーブルに並べ摘みながら話題は夜遅くまで尽きなかった。現地事情とくにドライブに関するアドバイスを貰ったのは貴重だった。ちなみにこの時期の日没時刻は午後9時半近くそれから暫らくも薄暮は続く
昔は日本の道路にもあった交差点のロータリー、「ラウンドアバウト」とはイギリスの道路の特徴だけれど、戸惑うと言われたその通りに当初は戸惑った、何を戸惑ったかと言うとその規模や種類の多彩さである。
ロードマップを見ると同じ印に記入されていても、小さいものは交差点の道路上にペンキで白丸を記したものから、幾つかのビルを真ん中にして
そのぐるりを回る規模の大きなものなど まことに多彩である。
高速道路で日本のインターチェンジにあたる所にはラウンドアバウトの
巨大なものがあるのが普通で、それにレストゾーンが組み込まれていたり
する。こんな具合のラウンドアバウトも理解し慣れるとまことに便利であり、
シグナルで無駄な時間停まることもない。
もし方角を間違えたとしてもまた
ラウンドアバウトをくるりと一周して、もと来た道に戻ればUターン場所を心配することもない。
古くからの車社会での知恵と経験の積み重ねのせいだろう道路事情は
まことに快適、加えて狭い道ですれ違ったりするとき運転者同士が交わすニコッと目くばせをしあう温かさもこのシステムを支える基礎なのだろうと思った。
道路上のマナーは良く守られていて、また人々はとても親切だった。
さて食事に戻る、次は中華街での中華ディナー、ウインザーの町ではタイ
料理、シュルーズベリーではイタリアン、バースではカミさんはモロッコの
伝統料理に挑戦していたし、フランス料理は無論のこと世界食巡りのような
有様であった、イギリス料理? ステーキやラムの何がしかは別にしてフィッ
シュ&チップスは手軽に食べられる、ただしバカでかいのは皆同じ、カレイ
のムニエルを食べたがこれは姿のままだから手ごろな大きさだった。
マァ、
いろいろな国の料理が毎食お目にかかれた。
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ところでイングリシュ・ブレックファーストはオレンジなどのジュース、フライかスクランブルの卵、ベーコン、ソーセージ、トマト、マッシュルームのソテー、ビーンズの煮物を皿に取る
。
パンは日本ならばサンドイッチ用くらいの薄さを良く焼いたトースト、それに甘いイチゴジャムやマーマレードをタップリ塗る、飲み物は紅茶かコーヒーでミルクと砂糖はタップリ入れる、あとは果物があるか
、ミルク、ヨーグルトがあるか、そのほか好みだが、この献立は毎日変わることがない、何処へ行っても変ることがない。 |
あるB&Bで無農薬野菜を使っているというサービスがあるにはあったが、イギリス到着から出発まで、このメニューの基本は変る事はなかった。
これ程までに決まっていると朝ごはんの用意は楽だともいえるし、変化のない毎日に飽きが来はしないのかと考え込んでしまう。
朝ごはんの献立に頭を使うくらいならばサッさといつも通りのやつを食べて早くもっと違うことに頭と精力を集中しようとでも言うのだろうか、ちなみに食品スーパーの売り場を覗いてみると多くのストッカーにはCooked Foodsが相当種類、所狭しと並んでいた。
今回の旅行でもイギリス到着初回の朝から出発の朝まで2週間イングリシュ・
ブレックファーストのお世話になってきた。
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