カレー
近頃は便利になった、昼食時に一人留守居ならレトルト・パックのカレーを温め、電子レンジで解凍した熱々ご飯にかければ数分で一応の美味にありつくことが出来る
TV朝ドラで人気の「ごちそうさん」は毎日、毎日いろいろな料理をして食事シーンで楽しませてくれていた、その調理レシピをNetからコピーしたとか・・・先日我が家では牛スジ肉を煮込み、野菜を炒め、小麦粉カレー粉をフライパンで炒める懐かしい匂いが家中に満ちていた
春休みになって久し振りに遠路やって来た
娘や孫娘と並んで台所でフライパンの中身を焦がさぬように混ぜ返す位の手伝いはしたが、前夜カミさんが煮込んでおいた牛スジ肉の鍋にバターや炒め物を加えて最後に煮込む段
では娘が仕上げてくれた
カレーはライスに限らず、カレー風味など多くの調理にお目に掛り 年代を問わず食事人気のトップランクらしい
小生が中学生の時には昼食を弁当持参しなければ、午前中に希望の品名をメモ紙に描いて学校出入りのパン屋さんに注文して置くと、昼に届けてくれるような仕組みがあった、カレーパンは
やはり人気が高かった、茶色の揚げパンにかぶりつくとパン衣の中のねっとりした中身のカレーの味が美味しかったのを覚えている、なぜか最近は買ったことがないけれど…健在だろうか
その頃、家庭でのカレーライス作りは今回の様に小さな缶からスプーンで取ったカレー粉と小麦粉をフライパンで焦がすところから始まった、その後、固形のカレールーが一般に出回るようになり、いろんな種類が次々に加わって味も美味しくなり、調理作業は肉、野菜を刻み
、煮込むシチューを作る手順の途中で鍋にルーを加えればすぐ出来上るようになった |
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さて久し振りの手順で出来上った牛スジ肉カレーを熱々ご飯にかけた夕食、簡単にできる最近のカレーや袋を温めてご飯にかけるだけのレトルト・カレーとは違っ
て、何故かとても新鮮な味わいだった
牛スジ肉やバターの香りのほかに、炒めた玉ねぎの甘さが印象的だったけれど、
手間を掛けて材料から料理した出来たてほやほやの味が強烈だったのかも知れない、だが大きくなった孫娘が母親やば〜ばと料理してくれた、その努力が一番の美味隠し味だったのかも知れない
翌日の昼食はこのカレーはスパゲッティーに絡んで登場したが、この相性も申し分なかった
TV朝ドラの時代舞台を考えると小生の小学生時代頃を最終回としていたが、わが小学校の給食にもカレー味は時々使われていて、当時は給食用のアルマイト製のおわんと皿を組み合わせた食器を持参する決まりで、それを
入れる食器袋に残りのカレー臭が染み付いていつまでも匂い、カバン脇にぶら下げた袋は走ると・・・カラン、カランと大きな音をたてヽいたっけ
(2014)
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