ノリの季節の流れ


ノリを採るために行う準備作業から網の張り込みまでに準備しなければならない事
など、たくさんありますが簡単に書いておきます。


8月 8月の後半頃、漁場割が行われ、ノリのそだ打ち(通称竹打ち)が3〜4日間行います。全体の3分の2位打ち、のこりは種付けの後。
個人差が有りますが550本〜800本強位打ちます。現在は竹はほとんと使用せずFRP製のポールが主流です。
9月 9月に入ると網にノリの胞子を付ける陸上採苗(種付け)の施設を作ります。私の場合は友達4人でブループを作って作業します。
通常2〜3日で施設が出来あがります。
16日から種付けが始まり一週間位行います。この間、男は朝4:30集合です。
種付けが無事終了すると、施設撤去、そして浮き流しの枠の設置。
10月 残りの竹を打ちます。その後、網を張るための最終的な準備をして張り込みの日を待ちます
海況を見ながら張り込み日を決めますが9月〜10月は台風などの影響もあり、比重やPH、水温など、張り込み日を決めるのに苦労します。
だいたい10/7〜15日位までに張り込みます(海況により異なる)。
網張り後のこの時期を「育苗期」といい海苔網の育苗と管理をします。育苗期でその年のノリの出来が決まる一番重要な時期なんです。
11月 張り込み時 12〜16枚重ねで成長に合わせて重ね枚数を減らし、最終的に1枚にします。成長した網は冷凍庫に保管します
初旬〜中旬に単張り(1枚張り)開始。この時期から「生産期」に入ります。
単張り後、海苔製造機械類の点検、清掃、ノリ摘みの準備など行います。余談ですが9月以来やっとこの月に収入が得られます
4月 中旬頃から竹(ポール)抜き、浮き流しの施設の撤去など、かたずけ作業に追われます。
5月 半月ほど静養し、夏の仕事「底引き網漁」へと変わります。


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