超深地層研究所はテロ対策が必要な施設

見学直前に参加者名簿を要求


理由はテロ対策!

放射性廃棄物を使わない、

        持ち込まないのになぜ??

◆突然、名簿要求

 市民ネットは4月、6月29日の核燃施設見学会を企画し、土岐市、御嵩町、瑞浪市内の各施設を回り、研究所の用地で核燃職員の説明を受けることになっていました。5月にはボーリングサンプル(コア)を用地で観る事も了承されました。
6月中旬には参加希望者も定員を超え実施を待つばかりでした。
 ところが6月24日、核燃が突然FAXを送りつけ、この様式に準じて施設見学依頼書と、見学者名簿(住所、氏名(ふりがな付き)、性別、年齢、所属、役職、電話番号)を要求してきました。
今まで何回も核燃施設を見学し、案内しましたが、東濃ウラン鉱山(放射線管理区域)以外は、代表者が前もって見学を依頼し、その代表者の名前と住所とほか何名と書いていました。
 見学を依頼した際、名簿提出についての説明は一切ありませんでした。

◆6月25日、核燃に確認してわかったこと 
 
 理由は核燃の施設、用地のすべてが原子力関連施設であるためのテロ対策。
1.昨年12月、東濃地科学センターは規則を変えて、原子力関連施設に入るものすべて、テ  ロ対策として名前や住所電話番号を書かせている。
2.しかし外部にはテロ対策のため名前を書からていることは一切公表していない。
3.見学依頼があった時点で、名簿の提出を伝えなかったことは誤りであった。
4.29日は、用地の入り口で名前と性別だけでも書いてもらえないか。
5.規則がある以上書かなかったら、見学させない。
 ( 以上、東濃地科学センター総務課千葉課長の電話回答)

 私たちはこの経過を参加希望された方々に伝え、氏名連絡先等の記入は独自が判断して欲しいとお願いしました。

◆現地で

 当日は事情を理解している総務を参加させず、対応したのは地質関係の技術者でした。
問題が起こることがわかっているにも関わらず、嫌なことは現場に押しつけたのです。
 核燃の対応者はなぜテロ対策の必要な施設としたか、なぜ4月の申し込みし時点ですべての説明がなされなかったのか、テロの危険を伴う施設に入ることを説明せず、一方的に個人情報を記入させる事への説明を一切しませんでした。誠実さのかけらもない対応でした。
 隣接した瑞浪地科学研究館にセットしたコアを館の玄関前に並べさせ、説明を受けました。
 フェンスの外からも十分見ることができるので、記入を拒否して用地には入りませんでした。
かし見学の判断は個々にしてもらうべきでした。確かめなかったことを深く反省しています。

2003年7月8日、核燃と研究所を積極的に推進している県知事に質問状を提出しました。


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