瑞浪市のずさんな随意契約発覚、
    助役を含む職員15人処分

◆市職員、警備契約受注社に架空の見積書提出を指示


 2004年3月9日  問題の架空見積書を市議会で追求
 2004年3月11日 瑞浪市職員懲戒審査会を開いて調査
            助役を含む職員15人を「慣例」により処分
 2004年3月12日 新聞各紙が架空の見積書による職員処分を報道

◆未解明の問題
 ・法令違反架空の有無:相見積もりを指示したり、作成したことについて
                法令違反 はないのか
 ・受注社への対応:トーノーセキュリティへの対応をどうするのか
 ・「慣例」:瑞浪市の処分「慣例」とは何か 
 ・他の随意契約は正しくなされたかなど

以下、発端となった瑞浪市議会、3月9日、溝口市議の質問概要
   (住民からの投書をもとに溝口市議が調査)

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【質問タイトル】
市長のファミリー企業と言われている会社との
    セキュリティ委託契約について



<溝口市議>
  トーノーセキュリティは市長のファミリー企業
     (妻の義兄が社長、長男が監査役。)

  1)見積もりに日付のないものがある
  2)同じ筆跡のものがある。 私文書偽造ではないか。
  3)契約したトーノーセキュリティとは見積もり段階で再契約が記されている。
  4)警備を業務としていない会社の(中日サンクリーン)見積もりがある。
  5)警備業法で定められた警報から25分以内に現場に到着できることを
   満たしていない会社から見積もりを取っている。
   待機所が25分以内の範囲にあるのはトーノーセキュリティとセコムの
   みであるのに、あえてセコムを外し、トーノーセキュリティが受注できる
   ように、他を高額の見積もりにした
   など4社の見積書を提示して問題点を指摘。

   中日サンクリーン:月額19.000円
   東濃建物管理株式会:幼稚園月額 21.000円
   セキュリティ東海株式会社:保育園 月額18.000円
    トーノーセキュリティ:16.000円 受注
   (トーノーセキュリティ以外は同じ筆跡)

<高嶋市長>
   私はトーノーセキュリティに出資していない。
   監査役の長男は報酬をもらっていない。
   トーノーセキュリティはファミリー企業ではない。

<森川助役>
  大阪池田小学校の事件を受けて市内の保育園、幼稚園の警備にを行うた
  め見積もりを取って随意契約を結んだ。
  随意契約(50万円以下)については瑞浪市に規定に従って行っている。

  3)については、料金だけで契約する訳ではない。年度契約になっているが、
   機具の耐用年数が5年程度なので、5年くらいで契約を見直したいと
   思っている。
  5)については、契約した時点で待機所がなくてもよい。
  1)、2)については問題とは考えていないが調査して答える。

                                     以上

  ※ トーノーセキュリティの監査役:市長就任以前は、高嶋芳男氏が監査役。
 
   


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