情報公開取消訴訟
名古屋高等裁判所審議結審
核燃の高レベル放射性廃棄物処分候補地選定報告書の情報公開取消訴訟は名古屋高等裁判所で10月29日、第一回口頭弁論が行われ、双方が主張を述べて結審しました。
判決は2004年1月28日(水)13:20〜名古屋高等裁判所民事3部で行われます。
<核燃の主張>
核燃は、地裁の不開示部分が特定されていないという判決には誤りがある。開示、不開示の特定は現在のままで十分であるから、地裁の判決を取り消すこと。そして不開示理由の違法性(公開か非公開かを争う)の審議に入るよう、地裁に差し戻すべきだ主張しました。
<原告の主張>
核燃の開示決定(処分)ではどこを開示し、どこを不開示としたかは特定できない。核燃は地裁の判決を受け入れて開示決定通知書を取り消し、新たな開示決定(処分)をすべきだ。
取り消されないのであれば早急に結審し、核燃の控訴を棄却する判決をくだすべきだと主張しました。
核燃の主張は日本語ですが、異言語の感があります。
原告の控訴答弁書、控訴準備書面は簡潔明瞭です。
核燃の控訴理由書、第一準備書面と対比してご覧ください。