河合区の委員復帰に
『最大限努力する』すると土岐市
超深地層研究所に放射性廃棄物が持ち込まれたり、使われていないことを確認するための自治体主体の委員会・安全確認委員会が四主協定に基づいて設置され、第3回が8月19日に開かれました。土岐市が住民代表となる河合区代表など2名を除外したため、9月24日土岐市議会の研究学園都市特別対策委員会で審議し、上記の成果となりました。
出席者:特別委員会委員/土岐市助役、企画部長、対策室長/
核燃センター長、研究所次長と一名
◆うるさい河合区を外した
第3回委員会には、第1回、2回とも土岐市の委員として選出されていた、4平方キロ(処分場区画と同一面積)の地区を抱える土岐市河合区が、事前の相談もなく除外されていました。
安全確認には地域住民の参加が欠かせないと委員長・瑞浪市長が述べているにも関わらず、なぜ除外したのか、その理由と経過を明らかにするために特別委員会が開かれました。
◆河合区を外した理由なき理由
河合区住民を除外したのは土岐市の判断。
1.研究所が移転(1.2キロ南東に)し、 土岐市から離れた。
2.6月に委員会の事務局・瑞浪市から、 3人以内で推薦するよう依頼されたので 1人のみ推薦した。(1名とは自治会連 絡協議会会長)
3.河合区の委員が第1回委員会で委嘱を 受理しなかった。2回目は出席しなかっ た。
◆復帰を求め追求する市議
1.研究所が移転しても正馬様も研究所の 位置づけである。研究所がわずか1.2キ ロ離れても状況は全く変わってない。
2.第1回で河合区の委員は、安全確認の 範囲を4平方キロ(処分場区画と同一面 積)を含め、核燃の施設がある地域を含 むよう求めた。しかし明確な答えが得ら れなかった。
3.地域の委員の参加が必要だから、参加 してもらえるよう、席を空けて待ってい ると委員長が述べている。
4.委員会には地域の代表が必要だ。
5.地域に相談もなく除外したのだから、 次回委員会で復帰させよ。
◆土岐市、委員復帰に「最大限努力する」
1.復帰を検討するつもりはない。
2.復帰させるよう前向きに検討する。
3.復帰できるよう最大限努力する。
ことになりました。
市は委員選出過程の非を認めました。
委員長は開口一番、核燃の説明も含めた審議を1時間で終えて、2時間を研究所の現地視察に当てると発言しました。委員会開催を要請した委員に事前相談はありませんでした。委員の動議で、審議を尽くすことが確認され、上記結果を獲得しました。
追求された市議さんお疲れさまでした。
委員復帰が実現するまで、今後とも委員会傍聴や情報の収集が必要です。
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