2003年8月19日に開かれる
超深地層研究所の安全確認委員会
および跡利用検討委員会に対する
放射能のゴミはいらない!市民ネット・岐阜の見解
核燃は
処分実施機関側 !
研究所建設の大儀名分はない
1.瑞浪市長や国の大義名分
研究所のデータは安全規制と処分事業に使う
瑞浪市は「この研究は
処分予定地の選定と安全基準の策定に資する技術的拠り所等となる」(2001年10月1日 瑞浪市広報 P.2)と市民に伝えました。
経済産業省資源エネルギー庁原子力政策課長 原山保人氏は「超深地層研究所計画」の中で、
「深地層研究施設での研究成果→処分事業や安全規制に反映」(2001年10月11日の超深地層研究所市民説明会資料)と説明しました。
安全基準の策定または安全規制に反映することが研究所建設の大儀名分でした。
2.規制当局は核燃を実施機関側と見なす!
ところが、高レベル放射性廃棄物処分の安全規制のあり方を検討している原子力安全・保安部会
廃棄物安全小委員会は、核燃を「実施機関側」と見なしました。実施機関は原環機構です。小委員会は、核燃が原環機構と協力協定を結び、技術協力を行うことを理由に挙げています。(総合エネルギー調査会原子力安全・保安部会 廃棄物安全小委員会報告書−高レベル放射性廃棄物処分の安全規制に係る基盤確保に向けて− 2003年7月8日、パブリックコメントへの対応)(総合エネルギー調査会:経済産業大臣の諮問機関)
http://www.meti.go.jp/feedback/index.html に報告、意見、対応あり
規制当局から実施機関側と見なされた核燃の研究所は建設の大義名分が失われました。 大義名分が失われた研究所は建設する必要がありません。
超深地層研究所の
「跡利用」は県民だまし
1.ガラス張りのエレベータで
地層の状況を観察は不可能
知事はガラス張りのエレベータで地層の状況を観察するというが、それはできない。
立坑の壁は40センチも 50センチものコンクリートで覆われる。立坑の壁を直に観ることなど物理的に不可能である。できないとわかっていることをできるかのように宣伝するのは、県民だましである。
2.研究終了の規定なし、跡利用の実施
主体なしの跡利用の検討など無意味
核燃には研究終了の規定はない。跡利用の実施主体もない。四者協定に期限がないのは、処分場にしないための協定であるため。100年でも200年でも研究を続けてもらってよい(2000年8月3日、岐阜県と市民団体への回答)。
100年も200年も先の、利用を今の人が考えること自体無意味。 その場しのぎの住民、県民だましにすぎない。
3.埋め戻すことも選択肢の一つ
としながら、跡利用検討など意味がない
2002年1月17日締結した市有地の協定では、埋め戻すことも選択肢の一つである。このような選択肢を持ちながら跡利用検討委員会を開催する事は、跡利用するかしないか検討するのでなければ無意味。それが入っていない委員会は「まやかし」に過ぎない。
4.「月面都市建設研究」は
どうなったのか??
1995年9月15日の瑞浪市広報や東濃地科学センター発行の「深地層における研究−超深地層研究所−」(2000年9月 増)計画とは何か??
何ら示されていない。本気で計画を立てたのか。途中で止めたのであれば、跡利用も止めることだ。
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