学校評価シート(自己評価・学校関係者)2022年度

麗和幼稚園

1、園の教育目標


 キリスト教に基づき、「祈りと遊びと絵本の読み聞かせ」を中心とした園生活の中で、子ども

 自らが伸びていこうとする力(自己教育力)を援助し、豊かな感性、自立した心身を育む。

  • 毎日の祈りや礼拝を通し、神に感謝する心、目に見えないものを畏敬する心、自分や他の人を大切にする心、力を養う。
  • 遊びを通して、大地の温もり、四季の美しさ、自然の移ろいを全身で感じ、また、友達との出会いの中で、みんなが自分と違う個性を持ってることを経験し、社会生活、共同生活の大切さを身につける。
  • 毎日の絵本の読み聞かせを通して、子どもたちに世界が不思議と、歓びに満ちていることを知らせながら、さらにその深みと広がりを、子どもたち自らが探求する力を育てる。
 

 

2、具体的な目標や計画

 項目評価に沿って自己評価することによって、保育者自らが、客観的に自園を見る目を養い、教育内容の充実、施設の改善に主体的に取り組んでいくことを重点項目とする。

 

3、評価項目の取組及び達成状況

 

 

評価項目

結果(※)

結果の理由

毎日の祈りや、礼拝を通して、神様に感謝する心、目に見えないものを畏敬する心を養っている。

 

A

食前や降園時、誕生会や遠足など様々な催しの時、また、月に一度の礼拝の時間、クリスマスなど、礼拝が日常化しており、園生活の一部になっている。時に、集団の中での祈りが苦手な子どももいるが、いつか、その大切さ、あるいはその意味が分かる時が来ると信じている。

遊びを中心とした園生活の中で、子どもの主体的な活動、行動を尊重している。

A

すべての子どもたちが、日々、精一杯遊べるように、人間の成長にとって最貴重な幼児期の遊びを、たっぷり経験できるように、保育者は怠りなく準備と学びを繰り返している。

絵本の読み聞かせを通し、子どもたちに自然の豊かさ・面白さ、生きる歓び・楽しさを伝えている。

 

 

 

 

A 

創立110年の歴史の中で、保育者が選び、子どもたちが愛し守ってきた絵本を、毎日園児たちは読んでもらっている。また、気に入った絵本を子どもたちは園から借りていき、親に読んでもらうことを繰り返している。絵本を、遊びと同じように、楽しい心躍る冒険の場としてたっぷり楽しんでいる。

毎日の保育を振り返り、研修を行い、教育要領、教育課程、子どもの実態に沿った教育をしている。

施設、遊具の安全点検を行い、子どもの安全対応能力向上をはかる。

 

A 

子どもたちの降園後、毎日の教師の振り返りの時間の中で、担任が、その日の子どもたちの言動を細かに報告しあい、しかも、縦割りで子どもたちが遊んでいる場合が多いので、クラスを超え、教師たちは、全園児に目を注ぎつつ、それぞれの子どもたちがその日存分に遊んだか否かの議論を繰り返している。

コロナ感染防止のための消毒を繰り返しながら、安全点検は毎日行っている。

保護者とのコミュニケーションをとり理解協力を求める。

 

 A

コロナの影響により、ここ3年、保護者との会話が乏しくなり頭が痛かったが、ようやく、今年度から保護者会、個人面接、保護者向けの講演会、研修会、保護者の保育参加も開くことができるようになり、子ども・保護者・教師の一体化した関係での保育に戻すことができそうである。

 

 








































































4、具体的な目標や計画の総合的な評価結果

結 果

理       由

A

子どもはおとなの父とも、おとなの自分を支えるのは、幼いころの自分とも言う。その幼い子どもを育てるのが「祈りと遊びと絵本」であることを確信し、この麗和幼稚園は110年間存えてきた。その伝統は今も堅く守られ、子どもたちは、白樫や桜や梅や柿や葡萄や泰山木にかこまれた園庭で、木登りをし、駆け回り、川を掘り、鬼ごっこをし、わらべ歌を歌い、ままごとをし、虫たちを探し、蝶を追い、縄跳びや竹馬を楽しみ・・・、園舎では大きな積み木で城や迷路を作ったり、絵を描いたり、料理屋さんを開いたり、実に多種多様な遊びを繰り返し、古今東西の絵本に親しみ、自分でも家に借りて持っていき、保護者に読んでもらい、そして、静かな祈りの時を持っている。その子どもたちの日常を守り続けていきたい。

 

 ○結果(※)について

A

十分達成されている

B

達成されている

C

取り組まれているが、成果が十分でない

D

取組が不十分である

 

 

 

 

 

5、今後取り組むべき課題

課 題

具体的な取り組み方法

自己点検

 

「祈りと遊びと絵本」、本園のモットーをさらに深め、現代における意味を熟慮し、子どもの成長を促し、生涯の生きる支えになるように努力を重ねる。

情報公開の方法

昨年よりホームページで公開。

課題達成の方法

遊びや絵本や祈りの研修会、講演会を開催し、教師、保護者が共に学んでいけるようにする。例えば、「子どもと科学」についてや「子どもとメディア」の問題についてなど。教師は、専門性を磨くために、然るべき研修会を園で開く。例えば「わらべうた」の指導を受けたり、「発達障害」についての研修会など。

 

2023年12月1日更新