なにやら見慣れない花が咲いていました。調べたらナニワズという低木でした。夏に葉をおとすので別名ナツボウズ。 春を代表する福寿草。日当たりのよい枯れ草床で群生していました。 紫色のガクが特徴のエンレイソウ。
水色のエゾエンゴサク。春先のすがすがしい青空の色です。 こちらは薄紫色のエゾエンゴサク。 湿地の群生地。明るい開けた林床でエゾエンゴサクが満開でした。色も水色、ピンク、赤紫、青紫と微妙に色合いが違います。静寂な陽だまりの中でマルハナバチの「ブーン」という羽音だけがします。春の花畑をしばらく見惚れていました。
真っ白なミズバショウ。花は中に入っていてつくしのような形をしている。 ザゼンソウ。別名はダルマソウ、弘法大師の姿にみたててこの名がついたそうな・・。 湿地にさくエゾノリュウキンカ。鮮やかな黄色なのでよく目立ちます。
エゾアカガエルのひなたぼっこ。
ツルシキミのつぼみ。
春の訪れを一番実感するのがこのミズバショウです。肌寒いころに芽をだし少し暖かくなるといっきに花(?)を咲かせます。
4月は森の姿も急激に移り変わります。雪融けがいっきに進み、森の草花たちもいっせいに芽を出すため油断がなりません。雪原の陽だまりにふきのとうを見かけた10日後にはミズバショウが咲いているくらい変化します。隣接する林木育種センターの陽だまりではエゾエンゴサクや福寿草が咲き誇り、マルハナバチが活発に飛び始めます。花の咲く期間が短いのを解っているのか、大慌てで蜜を集めているようです。大沢口の交流館前の池ではエゾアカガエルが低い声で鳴き、池のところどころでタマゴが見られるようになります。