ハイグロフィラ ポリスペルマ

もっともポピュラーなハイグロフィラポリスペルマです。水草の本には育成が簡単な種類で載っており、炭酸ガス無添加でもりっぱに成長する丈夫な水草です。ショップで売られているのは気中葉(左側の写真)が多くゴワゴワした感じですが、右のような水中葉になれば葉が細長くなり柔らかい形態に変わっていき、どんどん増えます。増やし方は、水面近くまで伸びてきたら、10センチくらいでカットして底床に植えます。あんまり短くカットすると、成長が遅くなりがちです。カットした残りの茎はそのままにしておけば、新芽が出てきます。
ハイグロフィラポリスペルマ気中葉 ハイグロフィラポリスペルマ水中葉
ショップで買ってきて、1週間目の姿です。まだゴワゴワしてて本来の水草の美しさではありませんが新しく出る葉から水中葉に変わっていきます。 水中葉。葉がやや細長くなります。我が家の水槽は照明時間が長いので、葉が赤くなっていますが、本来は黄緑色のきれいな姿です。


 テンプル・プラント

この水草は一口で言いますと、「我が家でもっとも水草らしくない、水草」であります。茎が木の小枝のようで、葉はダリアの葉っぱみたいなんです。水草というより、植物と言いたくなるような姿です。
一見丈夫そうに見えますが、買ってきて水槽に植えた直後が難しいんです。最初の成長が遅く、コケが着いたり、葉がちぢれたりします。でも一度根が張ってしまえば、丈夫にそだちます。元来大型の有茎草なので今じゃ我が家の60センチ水槽では大きすぎて、じゃまもの扱いにされています。植える場所はいつも水槽の隅っこ。


エキノドルス・オシリス
一般的な水草でエキノドルスの仲間では昔から知られている種類です。葉の葉脈がメロンに似てることからメロンソードとも呼ばれてます。新葉はやや赤みがかってますが、成長するにしたがって透き通るような緑色に輝きます。安価ですが美しい水草。我が家のは葉の長さが15センチを超え、葉数も常に10枚くらいになってます。成長が遅いように思えたのですが、今では次々新芽が出てくるようになりました。水槽の前景に植えたのは間違い、中景か後景にしたほうがよいとおもいます。炭酸ガスがなくても消滅しないみたいですが、添加した方が育てやすいようです。


ウォーターバコパ
安くて、丈夫で、丸みのある葉が特徴のバコパは好きな水草のひとつです。状態がよいと葉が大きくなり、どんどん伸びます。増え方としては、トリミングで残った茎から新芽がでたり、根元からわき芽が出たりして増えていきます。また照明の時間が長いと葉が赤みがかってきたりしてきれいな色になります。炭酸ガスの添加が無くても育ちますが照明を全体的にあてると良いようです。まっすぐに伸びてくれるのでレイアウトもしやすく優等生的な水草です。


ラウンドバコパ
ショップでラウンドバコパの名前で販売していました。ウォーターバコパの間違いじゃないのかなと思いながら水槽に近づいて見ると、確かにウォーターバコパよりも葉に丸みがあり、葉の付き方も全体的にこじんまりした感じです。水草のカタログ等で調べましたが載ってなく(古い図鑑しかないもので・・・)名前が正しいのかどうかわかりません。栽培の難易度はウォーターバコパ同様に易しいです。葉の色は緑ですが照明時間が長いと赤みがかってきます。


エイクフォルニア・ディバーシーフォリア
一番好きな水草です。ヘテランテラによく似てますが、本種のほうが葉の先に少し丸みがあり直立するので容易に区別がつきます。先端の葉が星状に開き直立する姿は南国のヤシの木を連想します。炭酸ガスと底床肥料がなければ上手く育ちませんが(以前に炭酸ガス無添加水槽で育った事がありましたが時間がかかりました・・・)、条件がよければ6センチくらいの大ぶりな姿を見せてくれます。写真のディバーシーフォリアは実はネットの懸賞で10年程前に2本頂いたもので、それから増やした子供たちなんですよ。何度か消滅の危機を向かえ一時は1本になった時もありましたが、今は15本ほどが元気に育ってます。結構肥料食いで肥料不足になると頭頂部が白くなってきます。テトラ社のイニシャルステックを根元に追肥すると緑色に戻ります。
エイクフォルニア・パンタナル
水草の在庫は少ないのですが質のいい水草が置いてあるのでたまに行くアクアショップ・ウィズで買ったものです。水草に詳しい店員さんが外出中で名前がわからないまま買ってきたのですが、最近になってやっとパンタナルだと知りました。ディバーシーフォリアよりは一回りくらい大きく、らせん状に葉を展開していくのが特徴。最近はどんどん巨大化してきており、アズレアくらいになりそうです。知人の大型水槽では30センチを超える高さまで成長していました。ディバーシフォリアより大食いなので肥料切れに注意。

 

グロッソスティグマ
いただき物のグロッソスティグマ。今まで上手く育てた事がないのがこの水草です。よい状態のものを大量にもらい植えて2週間ほどたちましたが、葉が小粒で色もまだ黄緑です。ランナーは延びてるのですが状態はまだまだのようです。2つの水槽の前景に植えこみました。そのうちのひとつは底面ろ過水槽で底床肥料は使っていませんが結構延びてるんです。今度はなんとか緑のじゅうたんを造ってみたいと思います。 密植しつつあるグロッソスですが、黒ひげ藻に悩まされています。底床に肥料を多めに追肥したせいかもしれません。テトラのイニシャルステックがベースなのですが、最近ADAのアイアンボトムを使い始めてから水草全体が活性化してきたように思います。ADAの商品群は一般的に高価でなかなか買えないのですが、このアイアンボトムはお勧めです。


アポノゲトン・ウルバケウス
衝動で買ってしまいました。大型水槽でなければすぐに大きくなってしまい、60センチ水槽では無理があるます。ただ、透通るような緑の葉がウェーブした姿がすごく綺麗でついつい・・・。マダガスカル島の固有種で大型の水草です。植えてすぐに伸び始めアットいう間に葉数が6枚程になりました。これからの管理が大変ですなぁ・・。葉が柔らかいのでトリミングのときに乱暴に扱うとすぐにちぎれてしまうので注意が必要です。 水槽リセット時に消滅したと思っていたウルバケウスが水槽の隅っこから復活してきました。はじめは細い葉だったので、なんでアポノゲトンクリスプスがこんな所から出てきたのかなと思っていたのですが、みるみる大きくなってきて正体をあらわしました。今回は茶髪で登場しましたが大きくなりすぎのようで、いずれ処分の運命にあるようです。やっぱり大型水槽向き!


エキノドルス・ウルグアイエンシス
水草を始めた頃に、ショップで処分品として5cmくらいの葉が2枚ほど残った状態で売られてました。200円くらいで売っていたのをダメモトで買ってきました。植えた事も忘れた頃に突然延び始め葉数は40〜50枚程になり60センチ水槽全体をおおうまでに育ちました。その為他の水草は照明が当たらなくなり消滅の危機に。植え替えをしようとウルグアイを引き抜こうとしたのが間違い。根が60センチ水槽全体に広がっており。底砂が水槽の形と同じまま持ちあがってきました。水槽はリセットしたありさまです。炭酸ガスの添加なしでも育ちました。上手く育てばすごくきれいな水草ですよ。しかしこの水草も原因不明の病?にかかり消滅してしまいました。(根が腐ったようでした)。
根の一部が水槽内に残っていたのか昨年から復活してきました。今回の写真は一消滅してしまったと思われたウルグアイの発芽?と現在の状況を掲載しました。
成長途中で大きな葉(巾の広い)が出始めたらいっきに大型化してくるので要注意。大型水槽向きです。

 

ロタラマクランドラグリーン
今回初めて育てた水草です。ショップでは丸葉でしたが水槽に入れると細長いとんがり気味の葉に変わりました。全体的に葉が薄く茎も柔らかく細いのでひ弱な感じがしますが、葉が密集していて比較的真っ直ぐ伸びるので結構存在感があります。グリーンと名が付くだけあって、照明の時間が長い我が家の水槽でも先端が少し赤いだけで緑色をしております。根元から新芽が出たり、トリミングでカットしたところからも新芽が出たり、枝分かれなど増え方は色々でトリミングが大変です。


コインウォーターチェーン
葉に入った白いスジがかわいいので衝動で買ってしまいました。水槽では葉がひとまわり小さくなりましたが、いじける事なく真っ直ぐに伸びております。以前に本で白いすじは消える事があると書いてありましたが消える事無く育っております。ただ葉が小さい為水槽の中では存在感が薄く密集させないと目立ちません。水槽では前景か中景向きのように思います。以前に育てたイエローリシマキアのような水草ですが、育成はそれほど難しくないような気がします。


アヌビアス ナナ
アヌビアスの中で丈夫で育てやすい水草、近くのショップで1ポット500円くらいで販売してます。育成にはやや古めのこなれた水が適しているようです。照明が強いと葉の表面にコケが付きやすく、葉が黄色になるので注意が必要。我が家のナナは底面濾過の大磯砂に植えています。砂から1センチくらい上を地下茎のような太い茎が横に延びていきます。地下茎を延ばしながら根を砂に突き刺すようにのばし、同時に菜を上に開きます。この葉は流木に活着するより砂に置いた方が葉が大きくなる傾向にあるようです。葉の開く速度は3日に1枚程度と成長はかなり遅いためコケ防止対策が必要になります。たまに水面に向かってシューターを延ばし2センチほどのミズバショウのような花を咲かせます。写真で見るとビニール製の作り物のように見えますが、これでも真面目な植物なんです。右の写真は増えすぎて60センチ水槽いっぱいになってしまったナナです。処置に困り、この後友人の水槽に里子に出しました。


ボルビティス ヒュデロティ
アフリカ産の水生シダの仲間で透明感のある濃い緑色をしており、我が家の水槽では流木に活着させてレイアウトに使っております。環境がよいと小さなゼンマイ状の新芽が次々と出てきて新緑の季節を思わせるようなレイアウトの出来あがり。有茎草にはない落ちついた雰囲気の水草。炭酸ガスの添加なしでも育ちますが葉が少し小ぶりになる傾向にあるようです。所々、葉が茶色くなる事がありますが見苦しいので気がついたらすぐにカットして新しく出る葉に期待します。最初はシダ病かなと心配したのですが単に枯れているようです。
写真に写っている白い物体は水草が光合成で発生した酸素の気泡で水交換直後に撮影したので激しく泡がでております。


アマニアグラキリス
アフリカ産のミソハギ科の有茎草。ショップでは水上葉で販売されている事が多く、くすんだオレンジ色やさえない緑色です。しかし、これが水槽内で水中葉に変わると、あざやかなオレンジ色に変化します。立姿もまっすぐ上に伸び葉も左右に張りだしとても綺麗な水草です。我が家の水槽には必ずと言っていいほど使っている大好きな水草です。状態が良ければ茎の太さも直径5ミリ位にまで育ち存在感のある赤系の水草。ただ頭頂部が他の水草などにより照明が当たらなくなると、ちぢれたり、脇芽が出るなど、多少気難しい面があります。以前炭酸ガスの添加無しで育てた事もありますが、成長が遅くなります。肥料が不足すると赤い色が強くなる傾向にあります。


レッドタイガーロータス
アフリカ産のスイレンの仲間。黒っぽい2センチくらいの塊茎に葉っぱが7枚くらいついていたのを購入してきました。今まで育てた事がないので、育成状況は後日報告します。店員さんの話では、栄養をためたイモがついているが肥料は必要、イモを砂に埋めると腐る事があるので砂の上に置いて育てて下さいとの事でした。


ハイグロフィラロザエネルビス
植えてから二週間ほど経ちました。葉の長さはまだ短いけれど順調に伸びています。ハイグロフィラポリスペルマの改良品種のようで、葉っぱの頭頂部付近がピンク色〜赤色になり華やかな感じです。横に這う性質が強くレイアウトでは多少苦労しますが、早めのトリミングで管理していきます。かわいい感じの水草ですが結構丈夫で、カットしても次から次と新芽を出してきます。炭酸ガスなしの水槽でも育ちます。
シペルス
明るい黄緑色のテープ状の葉を持つ水草。イネ科の水草ですが、なんとなく道端に生えている雑草で似たようなのを見たことがあります。株全体が大きくなり株分けで増えていくタイプ。水草図鑑などでは育成は易しいとありますが、コケがつきやすく、きれいに育てるにはそれなりの管理が必要と思います。自分ではやや難しいタイプの水草のような気がします。炭酸ガスの添加と根元付近にステック状の肥料を切らさずに与えると比較的うまくいくようです。コケが付きやすいので注意。
エキノドルス バーシー
底面ろ過の水槽なのでうまく育つのか心配だったのですが、植えてすぐに真っ赤な葉が出てきたのでひと安心。葉の色は赤から茶色、緑と変わっていきます。ロゼット状の大型水草なので密植した水槽ではレイアウトが難しいため、大きな水槽で葉をいっぱいに広げて育てたい水草です。葉の長さが15センチ葉数が20枚を超えてきたため我が家の水槽ではきゅうくつそうです。炭酸ガスの添加なしでも成長します。
ルドウィジア・グランデュローサ
水草水槽を始めた頃からあるポピュラーな水草。照明が強くなると赤みを増しオレンジ色、あるいは緑とオレンジが混ざったきれいな色になります。葉は水草らしくなく硬くて尖がった姿です。知人宅水槽のトリミングであまったので3センチほどのものを3本もらい一週間ほど経った姿です。すぐに成長を始め脇目を出し6本になりました。強めの照明にすれば比較的簡単に育ちます。
ブリクサ・ショートリーフ
までうまく育てられられず、葉がどんどん少なくなり最後はみすぼらしい姿になって消滅していました。有茎草との事から液肥の添加をしていましたが効果がなく、やけくそ気味に深植えと底床肥料(パンジーの肥料)を添加したところ、ぐんぐん育ち始めました。大株になった1株を引き抜いて見ると深植えした茎の部分は葉が枯れていますが、残った茎の部分から白い根がたくさん出ていました。大磯砂・ソイルのどちらでも大きく育っております。
ロベリア・カージナリス
育成が簡単な有茎草。比較的ゆっくり成長するタイプなので手入れが簡単。伸びてきたら5センチくらいカットして植え直す事でどんどん増えカットした元株からはわき目が出てまた成長を始めます。底床肥料が効きます。


ミクロソリウム・ナローリーフ
シダの仲間でで低光量で炭酸ガスがなくても丈夫に育ちますが、炭酸ガスを添加することにより水草に勢いが出る感じがします。葉の長さは15センチくらいですが、高光量下の水槽では30センチくらいまで大きくなります。成長速度は遅い方ですが良い環境下では急速に増殖します。流木に活着させるのが一般的ですがボリュームのある水草なので大型水槽向きです。60センチ水槽では手に負えなくなり、90センチ以上の水槽にお薦めです。


ヒドロトリケ・ホトニフローラ
炭酸ガスの添加量が多いと茎が太く大型化し、添加無しでは茎が細く繊細な姿となります。直立するのでレイアウトがしやすいのですが、成長が早くまた脇芽が出てどんどん増えるので手入れが大変です。日中は頭頂部が開きますが、ある程度光合成を行うと頭頂部が閉じてしまうので休眠するタイプのようです。
プルセルピナカ・パルストリス
気中葉と水中葉でははの形状が大きく変わります。気中葉は緑色で葉の縁のギザギザはあまり目立たないのですが、水槽に沈めると葉の色が赤茶色に変わり葉のギザギザも深くはっきりとしてきます。水槽の環境によりはの切れ込みの深さが変わり、成長は穏やかです。水中では茎がまっすぐに伸びるので手入れが簡単です。