このSSはなつみちゃんシナリオをかなりネタバレしてます。
さらに一部キャラの性格を勝手に捏造してます。
以上のことをふまえた上で、どうぞ…。




2月下旬。
まだまだ寒いこの季節。

「ねえ、けんたろ」
受験生にとってはまさに超本番な時期でもある。
そんな時期だから。

「ちょっと、けんたろってば」

だから今年受験を控えたなつみちゃんとはしばらく会ってない。
俺は……。

「けんたろ!!」

俺だって今がどんな大切な時期かはわかってるさ。
数年前に経験済みだからな。
だけど……やっぱ寂しいもんだよな。
そーいやなつみちゃんどこ受けるんだろ?
聞いても教えてくれないしな〜。



「本気狩るサンダ―――――ッ!!!!」

轟!!

「ぎええああああ!!」

いきなりの電撃に床に倒れこんでのたうち転がり回る俺。
ちなみにここは五月雨堂店内。
骨董品に一切ぶつからずに転がりまわるのも至難の技だ。
ふっ、これもひとえに俺の骨董への“愛”さ。
そう、心に愛が無ければスーパーヒーローじゃないのだ!!


………何か違う。

ドン

骨董以外の何かにぶつかった。
上を見上げれば………アンテナ持ちの居候少女だった。
髪が赤ければリアンの三倍の早さで動いたかもしれない。
ちょっと視線の角度を下にすれば………くっ、逆光で中がよく見えん!


じゃなく。

「スフィー!何をするんだっ!! いきなり魔法ぶちかますんじゃない! ………しかも何気に字違うだろ」


まったくこいつは…。
エルクゥでも強化兵でもない人間に平気で電撃ぶつけやがって…。
まあ、こいつのおかげでミュージィさんがこっちの世界に来れるんだからちょっとくらい 大目にみてやるけどさ。
現に今も来てるし。奥の居間でのんびりしてるはずだ。

「うりゅ〜〜、いきなりじゃないよ。その前に何度も呼んだんだから」

………そうだったっけ?

このまま倒れていてもらちがあかないので立ちあがる。

「それにしてもいきなりは…まあいい。それで、何の用だ?」
「ああ、そうそうそうだった。けんたろ。明日はどうすんの?」
「明日?」
「そ、明日。明日ってなつみの誕生日でしょ」







『見習い魔女と過ごす日は』








「何もやらないよ」
「雷靭拳!!」

ビビッ

拳に電撃を纏わせたスフィーが俺に殴りかかる。

「ガハ!!」

ス、スフィー……ノーモーションで何を…。

「けんたろ…あんた自分の彼女の誕生日に対して何もやらない気!? そりゃ去年は あたしのおかげで最高の誕生日にできたけどさ。やっとミュージィさんに会えた なつみ達を皆でとりかこんで、拍手して口々に『おめでとう』って。感動だったよ」

そこだけとると某アニメTV版の最終話だな。

「だからって何もないのはダメでしょ。リアンや結花も明日は何もしないって言ってたし」

…こいつ、もしかして忘れてるのか?

「おい、スフィー」
「だからこそあたしとあんただけでも……って何? けんたろ。何かする気になった?」
「いや、そうじゃなくて…今年なつみちゃん受験だろ。しかも前期まで後数日だってのに… そんな日にどんちゃん騒ぎなんて出来ないよ。だからその分はなつみちゃんの 合格祝いも兼ねて三月にやろうってこの前決めたじゃないか。忘れたのか?」

俺のその言葉にスフィーは「あ」という表情を浮かべた。
忘れてたな、こいつ。

「え、えへへへ…」
「おいおい…だから明日は何も無し…」




「だけど、健太郎さんはなつみと一緒にいてくれるのよね?」

のわっ!?
ミュ、ミュージィさん!?
いつの間に後ろに?

「あらあら。どうかした?」
「い、いえ……」

この人のこういうところはちょっと苦手だ。

「ねえねえミュージィさん。さっきのどーいうこと?」
「あら、スフィー様。今日もお元気そうですね。それがですね。昨日なつみ本人から聞いたんですよ」

なつみちゃん…「スフィー達には内緒でね」って言ったのは君だったような…。
つーか俺でも会ってないってのに、ミュージィさんいつの間に会いに行った?

「明日二人で…」
「待てい!!」

その先を言われるとさすがに困るので止める。
いや、恥ずかしいし。
アノ時もスフィー達に聞かれといて今更恥ずかしいも何もないんだけどな…。

「ミュージィさん。お願いですからその先は…」
「はいはい。大丈夫よ。なつみからもしっかり口止めされてますから」

それでもアンタ言おうとしたんかい!

「え〜。言ってよ〜〜」
「申し訳ございません、スフィー様。愛娘との約束ですから」

ですからその愛娘との約束をあっさり破ろうとなさったのはどこのどなたですか?

「そういう事ですので。スフィー様。すみません」
「そうそう。諦めろよ、スフィー。明日俺が出かけている間一人で店番してろ」
「え〜〜っ!! ちょっと何よそれ! 何であたし一人で!!」
「いや、お前こっち来てる間うちの居候だし……ミュージィさんもだけど
「じゃあお店終わってから出かけりゃいいじゃない」
「そんな遅くからじゃダメなんだよ」
「だけどさ…」

こいつは……。

「いいからやれよ」

ブチッ

「本気狩るサン…」

スフィーの指先に雷光が集まってきてる。
マズイ!
こうなったらここは…。






「20HC」
「明日はあたしにおまかせだよっ☆」

早っ! めっちゃ早いわこいつ!
あ、あっさり転びやがった。
こいつ、ホントに第一王女か?

「ま、まあいいや。じゃあ明日はそれで頼んだぞ」
「うん!」

そんな俺達のやりとりをミュージィさんはニコニコ眺めていた。
やっぱこの人読めねえ…。





<翌日、昼>

「そんじゃスフィー。頼んだぞ」
「うん。けんたろも『約束』忘れないでね」
「あ、ああ…」

「あ、健太郎さん」
「はい?」

出かけようとした俺をミュージィさんが呼びとめる。

「なつみをお願いね」
「は、はい…」

彼女の親に言われるというのは妙に気恥ずかしいな。

「それと、これを…健太郎さんの手で渡してちょうだい」

ミュージィさんが懐から何かを取り出した。
これは……確か…。

「まだなつみには早いかもしれないけどね。頑張っている可愛いなつみに母親からの誕生日プレゼントよ」
「しかし、これはミュージィさんから渡した方が…」
「いいえ。大事な物だからこそ、健太郎さんに託すのよ。分かってね」

ミュージィさん…。

「はい、分かりました。なつみちゃんに俺が責任を持って渡します」
「はい。お願いね」 「じゃあ、行ってきます」


ガァ―

五月雨堂の自動ドアを開け、外に出る。
うぅ、やっぱ寒い…。
こんなんじゃなつみちゃんを待たせられないな。
とっとと行くか。



しばらく歩き、待ち合わせ場所の駅前へ。
時間を見ると…待ち合わせ時間の10分前か。
ちょっと早かったかな…。




「ふははははははっ!! 我輩達の野望のためだ!! 同士和樹よ!! 次回作の骨董漫画の ネタのため、この街の骨董店を歩き渡ろうではないか!!!!!!」
「んなことの為にわざわざ俺を連れて来るんじゃねえーーーー!!!!!!」




………何だ? あの騒いでる奴等は…。
まあどうでもいいか。
しかし寒いな…。

「いいや。なつみちゃん待たせるよりマシだ」

「そう? 嬉しいな」

なつみちゃん!?
突然後ろから声がかかった。
そして後ろを振りむくと…。

「健太郎さん来るの早いね。私も早く来たつもりだったんだけど。やっぱり私のため?」

いつもの“あの”挑発的な見上げるような笑顔でなつみちゃんがいた。
寒いのか、ちょっと頬が赤くなっている。

「なつみちゃん…登場するときは正面から」
「ごめんごめん。健太郎さんの反応面白いもんだからさ。つい、ね」
「ま、まあいいよ。それで、まずどこ行く? 今日はなつみちゃんにずっと付き合うよ」
「うん、ありがと。じゃあね…」

そう。今日会うとは約束していたが、実は何処へ行くかは全く決めてない。
今日会う事に決まったときなつみちゃんが、



『じゃあ…その日は私に付き合って欲しいな。一緒に行きたいところがあるの』


と言った為だ。

「まず電車乗ろ」
「電車? 遠く?」
「ううん。そんなに遠くはないよ。ただ、ちょっと、ね…」

そういってなつみちゃんは僅かに顔をしかめた。
その表情から何かを察し、俺も何も言えなくなった。

「分かった。じゃあ切符買ってこよう。どこまで?」
「えっと………」

そう言ってなつみちゃんが告げたのは、俺も聞き覚えのある地名。
あの日、なつみちゃんと…。
そっか。
「分かった。じゃ大人二人分で…」



「はい」
「ありがとう」

買った切符をなつみちゃんに渡す。

「じゃ、行こ」
「うん」

ホームに行き、電車が来るのを待つまで俺達は久しぶりの話に華を咲かせていた。
そして………。





スー スー スー

規則正しく聞こえる寝息。
右肩にかかる軽い重みと暖かな感触。
なつみちゃんは電車に乗って座った途端に寝入ってしまった。

「疲れてたんだな…ま、しょうがないか。本来ならこんな風に外出歩いていい時期じゃないんだから」

体を僅かに傾け、右手を自由にする。
そして自由になった右手をなつみちゃんの肩に…。

ガタンガタンガタン

電車に揺られながら寄りかかるなつみちゃんを抱いている。
たまには、こんなのもいいもんだな……。

ガタンガタンガタン

ガタンガタン…










『えー、次は――……』

あ、次か。
俺もウトウトしていて聞き逃すとこだった。
危ない危ない。

「なつみちゃん。次だよ」
「……ん…」

軽く揺さぶって囁く。

「いや、もうすぐだって。なつみちゃん」
「ん……え…私、寝てた?」
「ばっちり」
「うう…起こしてくれれば良かったのに…」
「いや、気持ち良さそうに寝てたから」
「それに…」
「それに?」


「寝顔、可愛かったよ」

その瞬間、なつみちゃんの顔が一気に真っ赤になった。
いつもこっちがしてやられてばかりなだけに、こういう反応は新鮮だ。
うんうん。

「あう…うー…あ、ほら着いたよ。降りなきゃ」
「はいはい」

照れ隠しか、なつみちゃんが一人で急ぎ足に電車を降りる。
俺は苦笑を浮かべながらその後に続いた。






それまでの雰囲気が嘘のように二人とも無言で歩き続ける。
だが気まずさはない。

『二人で一緒にいるだけで心地いい』

お互いそう考えているかのように、ただ自然に歩いている。




やがて聞こえてきた潮の音。
長く続いている堤防。
堤防の階段を上がり、砂浜に降りる。
幸運にも周りには誰も居なかった。
まあ、この寒い時に好き好んでこんなとこに来る奴もいないだろうが……。


ザザー―ン

潮の音が、周囲の静けさもあいまって一層よく響く。
そんな砂浜の、堤防と海とちょうど中間あたりで俺となつみちゃんは向かいあう。

そこで俺は初めて口を開いた。


「なつみちゃん、お誕生日おめでとう」

「うん。ありがとう、健太郎さん」


自然なやりとりだった。
お互いの表情はかすかに嬉しそうな表情を浮かべている。
そんな、どこにでもあるような光景。

だけど、これでいいんだ。
仕方ないとはいえしばらく会ってなかった俺達。
そして、ここは思い出の場所。
さらに今日はなつみちゃんの誕生日。

だからこそ、これでいいんだ。

「………で、健太郎さん。それだけ? 他には何もないの?」

なつみちゃんがいつもの挑発的微笑みを浮かべて俺に手を差し出す。
毎度毎度この笑顔に俺は弱い。

「今度皆でまたお祝いするって言ったろ? そのときに……って思ってたんだけどなぁ」

苦笑しながら俺はカバンから綺麗にラッピングされた(Byリアン)包みを取り出す。

「はい。知り合いにこの前古本屋で見つけてもらったんだ」

そういってなつみちゃんに手渡した。

「古本屋?」
「ああ。タイトルは『グエンディーナの魔女』」
「え!?」

それを聞くとなつみちゃんはすごい勢いで包装を取り始めた。
包み紙がボロボロになるのなんか構わずに。

……リアン、君の努力は俺が覚えておくよ。

すぐに包みは解け、中身が現れた。
どこにでもあるような絵本。
タイトルは『グエンディーナの魔女』。
著作者は「牧部務」となっている。
古本屋にあったため、端は所々折れ曲がっていた。

だけど、そんな本をなつみちゃんは大事そうに抱きかかえている。
泣きそうになるのをこらえながら。
肩を震わせて。


「……お父さん………」


そう小さく漏らしたのを俺は聞き逃さなかった。
その気持ちは痛いほど分かる。
かつて、自らこの本を焼き捨てたなつみちゃんだから。
だから、俺は明るい声で言った。

「なつみちゃん。気にってもらえた?」

聞くまでもない俺の言葉に、目の前の彼女は満面の笑顔で答える。
目尻に涙を浮かべながら。

「うん!ありがとう!!」

「そうか。良かった。……あ、そうだ。なつみちゃんにって預かった物もあったんだ」
「私に?」
「ああ。ミュージィさんから」
「お母さん?」
「うん。ミュージィさんからなつみちゃんに……いや、大魔女から見習い魔女さんに、かな?」
「?」

わざとらしく言いなおした俺の言葉に、なつみちゃんは不思議そうな顔を浮かべた。
その顔を笑顔で見つめながらポケットから“それ”を取り出す。

「あ!それは!!」
「そうだよ。これでなつみちゃんも一端の魔女ってことかな」

俺がミュージィさんから預かった“これ”。
スフィーやリアン達がいつも見に着けている黒いチョーカー。
聞けばこれは、一人前の魔法使いの証なんだそうだ。

「お母さんがこれを、私に?」
「ああ。『ちょっと早いかもしれないけど、頑張ってるなつみに』ってさ」
「お母さん…」

絵本と一緒に、チョーカーも大事そうに抱きしめるなつみちゃん。
今度は涙を浮かべたりはせず、とても穏やかな顔だ。
母親からの想いをを大事そうに、噛み締めるように。

「じゃあ、着けてみるね。健太郎さん、絵本持ってて」
「ああ」
絵本を俺に手渡し、なつみちゃんがチョーカーを首に持っていく。
そーいや、アレ、どうやってつけるんだろう? 接続部もなければ伸縮もしないし。
俺がそう思ってると、にわかになつみちゃんの手とチョーカーに淡く蒼い光りが集まりだした。
その光りが強くなっていき、閃いたかと思った次の瞬間。
チョーカーはなつみちゃんの首にしっかりとおさまっていた。

「な、なつみちゃん…それって、そーいうもんだったの?」
「うん。知らなかった?」

そりゃ知ってるわけないでしょう。
俺は純粋な日本人なんですから。






その後なつみちゃんはその場でひとしきり絵本に目を通した。
昔を懐かしむように、ゆっくりと。
時々「懐かしいなぁ…」という呟きが漏れた。
時折首に手をやりながら。

あたりは相変わらず誰もいない。
ただ潮の音が聞こえるだけだ。

俺はそれをじっと眺めていた。
それだけで十分だった。
なつみちゃんの満ち足りた姿を見ていられるだけで。

冬だからか、もう日が落ち始めていた。
「ねえ、健太郎さん」

ふいになつみちゃんから声がかかる。

「ん?何?」
「今日は嬉しかったよ。私ここのところずっと一人で勉強してたから。久しぶりに 健太郎さんに会えて嬉しかった」
「ああ。俺もだよ」
「それでね。何で、今日この日、ここに来たのか分かる?」
「…大体、ね。不安だったんだろ? この時期はそうなるもんだからな。俺もそうだったし。 だからあの時約束した、この場所に来たかったんじゃないの」
「…半分当たり、かな」

半分?

「確かに不安だよ。せっかくここまで頑張ってるのに、第一志望落ちたら嫌だしね。 そんな時だから、健太郎さんが『心のささえ』になってくれるって約束してくれた この場所に来たらきっとまた頑張れると思ったんだよ」
「…じゃあ、あと半分は?」

その俺の言葉に対して、突然なつみちゃんが相好をくずした。
いつもの挑発的な笑顔じゃない、本当に笑っている顔を俺に向ける。

「後半分はね〜。えへへ。健太郎さん、私、健太郎さんに志望校言ってなかったでしょ?」
「あ、ああ」

そう。今まで何度聞いてもはぐらかすだけで教えてくれなかったのだ。

「実は、ね。健太郎さんと同じ大学」


「………はい?」


「だから、健太郎さんの大学が第一志望なの」
「な、何でまた…。そりゃ嬉しいけど」
「これが後半分。ずっと言おうと思ってたんだよ。この場所で。健太郎さんと同じ大学行って、 これからももっとずっと健太郎さんと一緒にいるって。そうしたいと思ってるって」

ザザー―ン

波の音がやけに大きく響いた。

「これからは健太郎さんに私のささえになってもらうだけじゃなく、私も健太郎さんの 心のささえ』になる!! って。そう、言おうと思ってたか…ら?」

ザザー―ン

気がついたら俺はなつみちゃんを抱きしめてた。
嬉しかったから。
ただ、嬉しかったから。
突然の事になつみちゃんは一瞬身を固くしたけど、すぐに力を抜いて俺に身を預けた。

「なつみちゃん……っはははっっ、これじゃどっちの誕生日か分からないな。 俺がプレゼント貰った気分だよ」
「ふふ、そうだね。でも、大学受ける前に言いたかったから。………それにね。 やっぱりプレゼント貰ったのは私の方だよ。絵本は抜きにしてね」
「………何で?」

ザザー―ン

「健太郎さんがここまで私に付き合ってくれて、私の決心を聞いてくれたから。 やっぱり、不安だったしね」

なつみちゃん………。

「お父さんの思い出……お母さんの想い……健太郎さんとの縁……… 今日だけで十分貰いすぎるほど貰っちゃった。ありがとう、健太郎さん」

ザザー―ン

「こんなに…こんなに嬉しい誕生日は去年に続いて2度目だよっ」


かつてこの場で約束を交わしたときと同じ潮の音。
だけど、全く違って聞こえる音。


その音をBGMに。


冬の海岸で二つの影が重なっていた………。


<END>





@おまけ@

翌日。

「健太郎さん。式の日取りはいつにします? お互い支え合って生きていくんでしょう?」

ミュージィさん、昨日のやり取り聞いてやがったな……。
つーかどこでどうやってだ……。




んで結花。

「あ、健太郎。スフィーちゃんのホットケーキ代、二万円。つけとくから今月中に払ってね」

20HC=一万円……。
って何で倍に増えてんだぁぁーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!
「スゥゥゥフィィィィィィ――――――――ッ!!!!!!
 出てきやがれぇーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!」


<マジで終わり>



<後書き・ザ・後悔>

私が書いた2本目の誕生日SSです。
いかがでしたでしょうか?
後で読み返してみたら恥ずかしさ大爆発な作品ですが…。
こんな拙いSSを呼んで下さった皆様、ありがとうございます。


尚、スフィーが紅丸の技使ってるのはただの私の趣味です。
ネタが分からなければそのまますっとばして下さい。

熱く萌える漢ラルフがお送りしました。