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 ケーナのカタログ

 ケーナの見本写真
手作りのケーナの通信販売のケーナ工房モンターニャです。

  ケーナの材料は日本の竹 女竹(メダケ) ホウライチク等を使っています。油抜き後、良く乾燥させたものを使用しています。

 仕上げには2種類あります。天然の油をひくのみの自然仕上げ(オイルフィニッシュ)カシュー塗装他です。
 前者は、竹本来の色の端正さがあり、塗装しないので(正確に言うとオイルフィニッシュといいまして、薄く油の皮膜を形成させています)、見栄えはパットしないかもしれませんが、使い込むほど手になじみ、手油で深い趣となることでしょう。
 後者は、竹の持つ模様や色を活かしつつ、光沢を持たせています。塗装はワレ防止・補強効果があります。6、7回の研ぎ出し、塗りを重ね、きりっとした、品のよい雰囲気を心がけ、精魂込めてお届けします。

 天然の竹が材料なので、若干のソリや風雪によりついたスレがあります。それも「自然」なことだと思います

 当工房のケーナは、着慣れた綿のシャツ、はき慣れたチノパンのような「素朴さ」を大切にします。

 


 

1.ケーナの種類とお値段


 上からそれぞれ、C管 A管 G管 F管 D管です。


 







名称 説明 お値段
G管  標準的 普通ケーナと言えばこれをさす最低音ソ 全長37cm前後 太さ3種類、材質2種類あり
 

 南米材バンブー製の管はいわゆるボリビアタイプのものです。まろやかで重厚感のある中低音と胸のすく高音をお楽しみください。
女竹製 細い 4,800円
標準 5,800円
太い 6,800円
南米材バンブー製 7,800円
C管
 最低音ド G管より5度高い ケニィージャという 全長28cm前後 オカリナのような透き通った音が綺麗
 手、指の小さい小学生に最適
 ジャケットの内ポケットに入るのでケイタイ感覚でどうぞ
1,800円
A管
 最低音ラ  G管より2度高い  全長約32cm前後 軽く、透明感のある音色 レスポンスがよい 
 小学生高学年であれば何とか押さえられるので、G管への橋渡しとして良いでしょう
3,800円
F管
 最低音ファ G管より2度低い  全長42cm前後  G管に比べまろやかな音色  個人的にはケーナらしい音(まろやかな低中音とむせび泣く高音)が一番出しや
すいのはF管だと思っています
 ※手の大きさ17p以上推奨(下記手の大きさの測りかた参照
6,800円
D♯管 最低音レ♯  G管より4度低い  全長47cm前後  
 極端に手の小さい方でないかぎり、リコーダー式押さえ方で押さえられるよう、指穴の大きさ、シフト等工夫を凝らしてあります。 
 ※手の大きさ18p以上推奨
7,800円
D管
 最低音レ  G管より5度低い  全長50cm前後 ケナーチョという F管より更にまろやか 低音の魅力 
 極端に手の小さい方でないかぎり、リコーダー式押さえ方で押さえられるよう、指穴の大きさ、シフト等工夫を凝らしてあります。 
 ※手の大きさ18p以上推奨
7,800円
Low
C管
 最低音ド G管より7度低い 最低音ド 全長57cm前後
 ※手の大きさ18p以上推奨(下記手の大きさの測りかた参照) 
8,800円

各管

 スペシャルケーナ

※特別の材料を使い、私自身作ってみたい、吹き続けてみたい、こだわりのケーナをご紹介しております。

時   価


※お値段は無塗装、オイルフィニッシュ仕上げの金額です。塗装仕上げは、1,000円から2,000円お高くなります。              
※平成17年6月2日改定
  お値段は予告なく改定させていただくことがあります。

 手の大きさの測り方

 手のひらをピンと伸ばし手の付け根から中指の先端を測る。私は約18センチあります。


2.塗装について

※現在塗装ケーナについては扱いを休止いたしております。 


カシュー塗装の一例
表皮を剥ぎ「透」(スキ)塗装を施し、竹の「木目」を活かします。

 竹本来の持つ、手触り、ぬくもり、使い込む「エイジング」により、「表情」が出てくる、そういう理由により、私は無塗装・オイルフィニッシュがいいと思います。
 ただ、次の理由により、塗装が積極的に求められる場合もあると考えます。

@補強効果、ワレ防止
 C管A管は、高音を綺麗に出すため薄い材料で作る事が多く、補強効果、ワレ防止に必要。同じことがG管以上にもいえます。
A竹の「木目」を活かす
 表皮を剥ぐと、はっとするほど美しい竹の「木目」が現れます。表皮を剥ぐとワレ易くなるため、そのかわり、塗装の皮膜をかけてあげる必要があります。
B竹の「模様」を活かす
 古竹は長年の風雪に耐えた「模様」が出ていていいものです。ともすると、竹同士が擦れ合ってついたキズとなり、そのままですとワレの元となります。そのままですとへこんだままで、手触りも良くないですから、養生をして、塗装で守ってあげる必要があります。

塗装はカシューを中心に施しています。塗装を施した管は次の通りお高くなります。

塗 装 お 値 段 明 細
 C・A・G管  1,000円アップ
 F・D管  時価

※カシューとは

 おつまみでおなじみのカシューナッツ由来の樹脂から作られる塗料。「油性漆塗料」とされ、「合成漆」?とも言われているようです。(間違いがあるかもしれませんが。ご存知の方お教えください。)
 様態は普通の塗料とは大分違いまして、「琥珀」、「松脂」、「樹木のやに」のような樹脂を薄め液で溶かし、それを刷り込む感じです。何度も、塗りと「研ぎ出し」(塗り後細かいサンドペーパーで塗りむらをとる作業)をしていくと、何層にもわたる塗膜が形成されるようで、光線の具合からか「深み」のある光沢を帯びてきます。


3.G管の太さの選択について 

太さ 直径
(外径)
長さ 説明 指穴 指穴の間隔
細い 24mm
前後
377ミリ
前後

 少ない息で楽に出せる
 高音よく鳴る 反面低音のボリューム弱い
 早い曲を早い指回しで、軽やかに吹くのに向いています
 ※篠笛、横笛を一回り太くしたような太さ
10mm
前後
標準より
若干広い
太い 26.5mm
前後
369ミリ
前後

 ボリビアタイプ 野太い音 低音まろやか 高音艶やか どっしり
どちらかというと、落ち着いた曲を相当の息のプレッシャーをかけ、表情をつけ吹くのに向いています
息の豊富にある方向き
 ※がんばって、吹かないと音が下がり気味となる
11.5mm
前後
標準より
若干狭い
標準 25mm
前後
373ミリ
前後

 上記二種類の管の特徴を併せ持つ
10.5mm
前後
普通
  
 ※南米材を使った太いボリビアタイプのケーナを見慣れた目に、当工房のケーナは、「標準」は「細め」に「細い」は「大分細め」にそれぞれ写ると思います。

 最初の1本は何がいいか?

    上から細い 太い 標準 
ケーナ太さの見本 上から細い、太い、標準 
  これから始める方の最初の管は、男性であれば標準を、女性であれば「細い」お勧めします。
 最初はとにかく音が出ること、音が出ればオクターブの高音が出るようがんばることが大事です。太いものですと、息が音になるまで大変で、歌口も大きく大切な息が効率よく管の中まで入っていきません。女性には指穴も大きく押さえるのに苦労します。

 ある程度音が出るようになってから、2本目として、太いものを求めればよいと思います。
 

4.音程、ピッチについて


 調律は440でやっています。
 1本1本調律をしながら手作業で指穴の整形をし、時間をおいて何度も試し吹きをする等、音程には慎重を期しております。

 ただし、管材それぞれの特徴(テーパー、肉厚等)により、音程にバラツキ(オクターブ間のズレ)がどうしても出てしまいます。
 また、吹き手の吹き方(唇の絞り具合、管を構える角度等)、歌口と口・唇との相性、息の量等により音程にブレが生じます。 更には季節、気温、湿度等によっても違ってきます。

 以上のことをご承知の上ご注文ください。

  完成後、吹き込むことによる鳴りの向上と微小な乾燥によりピッチが上がることを想定し、やや低めにピッチの設定をしております。(特にソ、ファ、ミの音)



5.管のソリ、ユガミ、スレについて

   天日干し中の竹材
  天然の竹には、真円で、真っ直ぐなものは存在しません。また、どうしても、竹どうしが風でこすれあってつくスレが散見されるものです。

 ソリ、ユガミ、スレは音に関係しないとはいえ、「見栄え」もまた大切だと考えます。なるべくそれらが少ない物をと心がけて作っていますが、ソリ、ユガミ、スレを持つケーナとならざるをえません。

  その程度は、画像では判断できないものですし、また、個々の主観によって違うことも事実です。送られた現物を手にとって見て「これでは、、、」という方は、遠慮なく送り返してください。送り返す費用はこちらで負担します。







 

6.装飾の糸

  装飾の糸は次からお選びいただけます。
種類 巻きの数 画像見本
赤、黄、緑のテグス(ボリビア国旗の色) 一段巻のみ 一番上 
透明のテグス 一段巻のみ 上から2番目 
織り系のナイロン糸(黄、こげ茶、、青、赤、オレンジ、濃い緑色の6色からお選びいただけます) 一段巻きのみ 下2つ

 ※ただし、私の感性で既に巻いてしまっている管もあります。

  巻かないことも可能です。強度的音的に問題ありませんので、「自然さ」を好む方は巻かないでよいと思います。その場合100円お安くなります。



上から青、赤、オレンジ










7.歌口の仕上げ

歌口管尻の写真
 歌口は、深からず、浅からず、適度な大きさで、とにかく吹きやすいものを心がけ作っています。
 
※常時、改良を加え続けていますので、再度のご注文の管の場合、様態が変っている場合がありますので、ご容赦ください。
  





 歌口の成形

 一本一本、管の太さや肉厚に応じて、「スイートスポット」(大事な息が歌口の切っ先に当たる最良の位置)を探し当てながら成形していきます。成形にあたっては、基本的に丸棒ヤスリで、慎重に成形しますが、歌口の切っ先と同じように大切なのが、内側の「息集め」(管の内側の削りの空間で、大切な息を切っ先にあて、かつ、その息を管内部へと導く役目)の成形です。



@鈍角気味(太く、肉厚の材の場合は鋭角気味となる)の角度で成形
A「息あつめ」成形は鋭角気味に削り落とす
※この際なるべく山形となる空間が出現することが好ましい。この削りにより、音高が若干上がる。
B綺麗なU字若しくは丸みを帯びた三角になるよう、立てて成形
※@とAの作業により形成される切っ先はなるべく水平となることが好ましい。切っ先をスパスパのカミソリのようにするか、やや丸めるかは各自の好みで(音の雰囲気が変ります)


8.管尻の仕上げ

管尻の仕上げは4種類あります。

無成形仕上げ 節をそのまま残した仕上げで、自然さ、土の香りがする仕上げです。
成形仕上げ 節の出っ張りのみを最小限で取り去り、やや節の丸みを残す仕上げです。
コルク充填仕上げ   各音をバランスよく、かつ、オクターブのズレを最小にとどめるため、管の部材の内、テーパー(先細り)があまりでないところを使用します。あえて、テーパーが強い管尻の節の部分は切り捨て、その代りコルクを充填し管尻部を再形成いたします。

 効果としては各音のピッチのズレが少なく、バランスの取れた管となります。

 また、コルクを充填することにより、息当たりが和らぐせいか、特に低音時の音がまろやかになる気がいたします。

 制作上、上下開放状態の筒となるため、上からも下からも内部成形を念入りにすることが出来、長い節の最良の部位を使う「木取り」とあわせ、低音がよく出る管となります。





コルク補充仕上げ 管底が薄い材料の時音程調整のため用います。効果としては低音のボリューム・響きが増し、3オクターブの高音の収まりが良くなります。太い管の場合用いることがあります。

 コルク充填仕上げは、通常に比べ特殊な作業が入りますので、500円から1,000円お高くさせていただいております。



9.指穴

指穴の写真  当工房のケーナは全てボリビアタイプの(運指の)ケーナです。アルゼンチンタイプの(運指)のケーナは作っておりません。

 各指穴は各指の押さえ角度に応じシフトしているため、押さえやすく、歌口が水平に唇とあたります。

 表の指穴は「左指3本、右指3本のリコーダー式」を前提に作っています。「左指2本、右指4本の押さえ方」には対応していません。
 左手の薬指はなかなか素早く・意のままに動かせません。ド♯も結構出てきますし、微妙な押さえ具合も求められます。そのため左手薬指で押さえるレの指穴は他製作者のケーナに比べ、小さく歌口よりに位置させ、かつ、外側にシフトさせています。
 この吹き手の立場に立って、押さえやすく、かつ指回しが素早く・スムーズに行えるというのが、「モンターニャケーナ」の最大の特徴です。


 ともすると、ケナーチョ(D管)は指穴の間隔が広く、指穴も大きく、押さえるのに苦労します。
 当工房のものは左右薬指で押さえる指穴は外側にシフトさせかつ、小さくし、歌口よりに位置させていますので、普通の手でも楽に押さえられよう作っています。(一部F管もそうしている管があります。)
 
 

10.古竹(こちく)

 
 古竹とは、立ちながらに寿命が来て乾燥が進み、独特の風合いがある竹です。管体がチョコレート色に発色していたり、ゴマ斑模様、茶褐色の模様が出ていたり、自然が作り出したその「姿」にいつもハットさせられます。
 通常「竹の流通市場」
にのることはなく、私自ら山に分け入り、採取してくるという、「逸品の竹材」です。その希少性から、通常の管より1,000円お高くさせていたいております。画像見本は古竹材に「青い織り系の糸」を巻いてあり、「ワビ、サビの和風テイスト」が醸し出されています。



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