POST
【ドイツ・1945.03】


 展示ベース全景




 郵便物


造ってみたかった情景に、過ぎ去った戦禍の後に始まる、
普通の人たちの暮らし。というのがありました。

ですが、戦争の悲惨・悲哀を表現しよう。などいう、
自分に不似合いな考えなど塵ほどもありません。

瓦礫という非日常の景色に、日常を持ち込んだら
面白いものが出来る気がしただけです。

1940年代を記録した写真集に、
そのような人々が写っています。
瓦礫のなかで仕事する牛乳配達人。状況を記録する絵描き。
破壊された本屋で立ち読みをする紳士。
そして、郵便物を回収する配達員の姿が載っていました。

製作当初のイメージでは、壊れた建物を背景に、
放棄された軍用車輌、中心にポスト、そして関わる人。

しかしイメージを浮かべている間に、
次々に無用なものが削がれていきました。

残ったのは瓦礫に立つポストと、人だけ。
使用する色も極力抑えて製作してみました。

この情景を、面白く感じていただければ嬉しいです。



製作 / フィギュアはグンゼ・1/35民間人セットを使用。
女の子は郵便を差し出す姿に、初老の男性は、郵便を改修する姿にポーズ変更をしました。
軍服はドラゴンのハーフトラックに付属のもの。鉛筆と便箋、封筒はプラ材と紙で作りました。

ポストはプラ板を切り出して組み立てました。
第2次大戦当時がこのような形・色かは確認できていません。
草花でない、黄色の人工物が使用したく選んだものです。
投函口下のマークは、楽器のホルンだそうです。

塗装 / 顔を油彩。 服はタミヤ・エナメルカラーを使用。

ベース / 発泡ボードに石畳と大まかな瓦礫を刻んで、
小石、レジンの粉、アルミ線、プラ材、ティッシュペーパーで、細かな破片やゴミをバラ撒いています。

製作  八木博顕 【Club135】
2007. 4.14
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