鯨統一郎

鯨さんの作品は歴史に関するミステリからSFまで多岐に渡っているので、 読む側としては心の準備が必要(好みに合わない分野だったらどうしようってな感じ) なのです。私は歴史を題材にしたのが好きですが。

読んだ作品

ハッとしてトリック!

この作品はサッカーJリーグを舞台にしたミステリなのですが、作中に実在のJリーグ チームや選手が実名で紹介されています。2004年3月22日時点のデータが使われて おり、中央公論新社のC★NOVELSから2004年4月25日に初版が発行されたのを、その4月 の終わりに読んだので選手や日本代表の動向などが生々しく感じました。

Jリーグの(架空の)選手が得意な状況で殺されてゆく、犯人探しミステリですが、 宗教団体を登場させたのはあまり効果的ではないように思います。取り立てて意外な 犯人という感じもしませんでしたし。むしろ全編に出てくるサッカー談義の方が 面白かったです。サッカー知らない人はつらいかも。


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