ぷりぷり将門記





10、 新皇(しんのう)




大勝利を収め、営所へと帰還した将門軍。
今回は、今までの戦の後とは違う…
異様な熱気、怯え、興奮が営所を包んでいた。

「とうとう、国府を攻め落とした… 
俺たちは謀反人になっちまったぞ!」
「なあに、朝廷など恐るるに足らず! 
坂東の、真の支配者は将門さまだ!」

戦の原因となった藤原玄明は、
「俺のために、ここまでして下さるとは… いいのかい、
あんた、謀反人になっちまったんですぜ?」
感謝を通りこして、当惑さえしている。

「ふむ、そうだな… 計らずも、そういう
ことになってしまったらしい」
将門はいまだ実感が湧かないのか、
人ごとのように事態を見ている。

あくまでも坂東の秩序回復のため、
争いの調停をしていただけ… 
その事実に、疑いを挟む余地はない。
朝廷への反逆を声高に叫んだことなど、皆無だ。
人のために尽くしてきて、ついには謀反人となって
しまったお館さま、なんと気の毒なことだろう…

「貴公のような方が、この世にいようとは…」
金に汚い興世王も、将門には心服していた。
「こうなった以上、朝廷から受ける責めは、軽くはあり
ますまい… 私も貴公に助けられた1人、かくなる
上はどこまでも、貴公についていきますぞ」

兵たちの今の気分を代表して、興世王が進言する。
「どうせ、謀反人の烙印を押されるのなら… 
坂東8国全てを攻め落とし、その国王と
して、君臨するのは如何でしょう」
「俺も、同じことを考えていた」

坂東の全ての国府を襲撃、国司を都へ追い返し、
この地に独立王国を築き上げる…
そんな狂気にも似た、しかし俄かに現実味を
帯びてきた野望が、将門軍の最下級の兵に
至るまで湧き起こり…
ついに決起する時が来た。


「辰子さま! お館さまは、何かおかしくありませんか?」
桔梗は、かつての女主人の館を訪ね、訴える。
「あの日以来… 左目と左足がきかなくなって以来…
何かすっかり別人のようになられた… 前はあれほど、
謀反ととられるような行為を嫌っておいでだったのに…」

「桔梗、お前がそう言うのも無理ないと思うよ。でも…
私には、お館さまが別人になったというよりも…
本当のお姿になった、という気がするんだ。
私の助けなど必要ない、知略と度量の広さを併せ持ち、
いかなる戦にも負けない不死身の武将…」

辰子の瞳には、今の将門に対する畏敬と
ともに、一抹の寂しさが漂っていた。
「私が考えてあげなくても、あの人は
自分で自分の道を決められる… 
今回の謀反へと至る道のりも、あの人の策略だろう…
あくまでも自発的ではない、周りが、状況が
謀反へと追い立てるような一連の流れ…」

「なぜ、そこまでして謀反を企てるのでしょう?」
「わからないけど、あの人の運命なのだろう…
子供の頃から、感じていたんだ… この人は何か、
とんでもないことをやらかすって…」



妻たちの心配をよそに、12月11日、ついに進撃開始。
数千に及ぶ軍勢で、第1の攻撃目標、下野を目指す。
騎兵は最強の軍馬を駆り、勇敢な歩兵を多数従え、
その蹄の音は、天地を揺るがす勢いだ。

下野国府はまったく交戦せず、国司自ら
跪いて将門に降伏、国印を渡す。
それだけでは済まず、帳簿類や国司の財産も没収。
役人たちの邸も、略奪の限りが尽くされる。


15日には、上野(こうずけ)の国、つまり群馬県に移動。
上野介(こうずけ の すけ)・藤原尚範(ふじわら の
ひさのり)は、国印を渡しながら、将門に囁いた。
「とうとう決起されましたな… 甥(おい)の純友より、
あなたのことは伺っておりますよ…」

「純友…? 確か、瀬戸内の海賊を制圧したという…」
「叡山での誓いより20年、長い道のりでしたな」
「!!」
そうか、竜王丸とは… 藤原純友であったか!

「貴公、竜王丸の叔父か…」
将門は、しばらく考えてから
「頼みがある。書状を2通、預かっていただきたい」

翌日、将門の手配した護衛とともに、尚範は都へと発つ。
懐に、2通の手紙を抱えて…
1通は太政大臣・藤原忠平に。
もう1通はもちろん、海賊王・純友宛てである。



この後、上野国府にて…
四方の門を固く閉ざし、軍団を集合させる。
重要な儀式が、これより始まるのだ。

一堂の前に現れたのは、1人の若い巫女。
少女と言ってもいい年頃で、流れの巫女らしく
あまりきれいな身なりではない。
が、その顔つきは、天使のように純粋無垢であった。

「八幡大菩薩の使いでございます」
そう名乗った巫女は、たおやかに舞い始める。
「これよりここに、大いなる霊魂を召喚せん…」

舞が激しくなり、巫女はトランス状態に陥る。
空は黒雲に覆われ、遠くから雷鳴が響きわたると、
突然、巫女が崩れ折れた。

その背後には… 2m以上ある、実体のない
暗黒の影が、人型に浮かび上がる。
「我は左大臣・菅原道真なり!!!!」
遠雷のように、その声は鳴り轟いた。

それは、異様な興奮状態に陥った兵たちが見た
集団幻覚、のようなものだったかもしれない。
薬をキメているわけでもないのに、半ばトリップ状態に
陥り、リアリティーが奇妙に歪んだ時間だった。

「天子の位を、平将門に授け奉らん!!!!」
そのすさまじい声は、失神したはずの巫女の、
か細い体からから発せられているのだ…

将門は、黒い影に両手を合わせ、
「道真公、ようやくお目にかかれましたな」
「天国… いや、新皇将門よ。私の記した
位記が、その巫女のふところにある」

位記とは、授ける位階を記した文書のこと。
巫女の胸もとを探ってみると、確かに巻物が合った。
「これは確かに、道真公の筆跡…」

軍団は、将門にひれ伏した。
(お館さまは、この坂東を治める新しい天皇…
新皇となられたのだ…)
(あの恐るべき怨霊の道真公より授けられたのだ、
都におわす帝に匹敵する、尊い位にちがいない)

黒い影は消え、空はたちまち青く晴れ渡った。
巫女は意識を取り戻すと、礼金をもらい去っていく。


最初の興奮が過ぎると、異議を唱える者が現れる…
それも、身内から。

ますは弟の将平が、
「天子の位というのは、天から授けられるもの。
それを先祖代々受け継いで、即位するものです。
我ら武人が今日いきなり、新皇になりました、なんて
軽々しく言っていいものではないでしょう」

「愚かな弟よ、外国では武人が皇帝となった例は
いくらでもある… まして、この将門は最強の武人。
力をもって国を征服して、何が悪いのだ?」
「ぐぬぬ…」

続いて、忠実な従者の伊和員経(いわ の かずつね)が、
「どうか将平さまの進言を、お聞き届け下さい…
都の天子さまと張り合うような真似など、おやめください」
これには将門も激しい口調で、
「新皇として即位すると言った以上、即位するのだ!」
「ひいいいいいいっ」

驚いた員経は、すっかり縮み上がって、これ以後
すっかり邸に引きこもるようになる。
将門に異を唱えるものは、これで消滅した。
「ではこれより、坂東諸国の国司を任命する」

興世王を上総介(かずさ の すけ)に、
藤原玄茂を常陸介(ひたち の すけ)に、
平将頼を下野守(しもつけ の かみ)に、
多治経明を上野守(こうずけ の かみ)に、
平将文を相模守(さがみ の かみ)に…

などなど、身内を勝手に任命していく。
ただ将門を諌めた将平は、怒りを買ったのか、
どの国も与えられなかったようだ。



都に衝撃が走った。
ついに将門が、本格的に謀反を起こした。
しかも、「もう1人の天皇」を自称し、朝廷に
真っ向から挑戦してきたのだ。

「そうら、見ろ! 私の言った通りだろう!!」
将門の謀反を最初に訴えた源経基は、息まいた。
讒言をして将門を陥れようとした罪で監禁されて
いたのだが、ようやく晴れて赦免となったのだ。

同時に、藤原尚範に託した太政大臣・忠平
宛ての書状も届き、
「あのバカめ… ここまでバカだったとは…」
裏切られた気分で目を通す忠平。
その内容を要約すると、

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追捕の命が出ている犯罪人・貞盛が上京したと
いうのに、捕らえるどころか、逆にこの将門を追捕
せよとの官符を下されるとは、一体どういうわけか。

常陸国の介・藤原惟幾の子、為憲(ためのり)が、権力を
盾に、民を苦しめ、国中がひどいことになっていると、
藤原玄明より訴えがあったので、事情を確認するため、
常陸の国府に向かったところ、なんと為憲は貞盛と
結託し、大軍を率いて、この将門を攻めてきた。

やむを得ず、これに反撃し、国府を焼き滅ぼしてしまった。
この罪は軽くないだろうが、まあ仕方あるまい。
その後も勢いに乗って坂東諸国を攻め落とした
わけだが、考えてみると、この将門も桓武天皇の
5代目の子孫である…
日本の半分を領有しても、構わないだろう。

大陸の史書を見ると、昔から兵を
起こして天下を取る者もある。
この将門の本分は、武芸にあり。
この時代、将門と並ぶ武人はおるまい。
ならばどうして、武芸と血統を備えたこの
将門が、新皇とならずにおられようか…

少年の頃より世話になったあなたが摂政である
この時に、このような騒動を起こしてしまうとは、
心苦しいことではある…
謀反を起こしたとはいえ、あなたに対する
恩義は、決して忘れはしない…

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「将門め、本気だな… ならばこちらも、
総力を上げ、迎え撃つしかあるまい」
歴史上初の、武人による大規模な叛乱。
これを鎮圧すべく、朝廷は動き出した。



その頃、坂東では…
将門の招待に応じて、1人の男が…
関東にその名を轟かす、もう1人の武人が、
新皇の居館、「新皇居」を訪れた。

男の名は、藤原秀郷(ふじわら の ひでさと)、
またの名を俵藤太(たわら の とうた)、50才。
下野国の押領使(おうりょうし)に任命されている。
「押領使」とは、地方警察の長官といったところだが、
実体は関東ヤクザ連合の大親分に近い秀郷である。

この年になっても、筋肉で凝り固まったような
ゴツい体格に、衰えは見えない。
髪もヒゲもワイルドに伸び、片方のまぶたが潰れ気味の
岩のような顔に苦み走った笑みを浮かべ、

「大した野郎だぜ、将門は… 俺でさえ、謀反なんて
夢想するだけで、実行に移せなかったんだからな」
若い頃より、凶悪な盗賊団を成敗するなど、
数々の武功を立てたにも関わらず、大した
官職を与えられない秀郷もまた、朝廷に
対し不満タラタラの1人であった。

「接待したいので、1度遊びに来てくれ」
なんて文句で自分を呼び出した将門の真意を、
じゅうぶん承知の上で、招待に応じたのだ。
「おもしれえ… 将門と組んで、この国を
半分ずつ支配してやろうじゃねえか…」


「よく来たな、俵の大将… 実は怪我と病を、
いちどきに味わっているんだよ」
「おい、あんた… 大丈夫なのか!?」
将門の変わり果てた姿に、秀郷は衝撃を受けた。
噂には聞いていたが、これほどまでとは…

とりあえず、酒と食事が運ばれてくる。
「左目は眼病で開かなくなり、左足も萎えて動かない
そうだが… それでよく戦ができるな?」
「なんの問題もないよ… それに俵の大将と
組むんだ、天下に恐れるものは何もない」

まだハッキリと「組む」とは言っていない秀郷である。
(単に片輪になっただけじゃねえ… 開いてる方の
右目から放つ狂気の光といい、幽鬼のような表情
といい… 化物としか思えねえ…
俺の知ってる将門とはちがう、別人だ…)

しかも、飯を食えばボロボロとこぼす、そのあさましい姿…
(ダメだ、これでは… この国の支配者には、
とてもなれまい… おぞましすぎる…)
藤太は、将門を見限るしかなかった。


最後まで明確な態度を示さないまま、翌日、
秀郷は本拠地である佐野へ引き上げた。

帰りの道中、秀郷の口数は少なく、
ひとつの決意が固まりつつあった。
「あれは化物… 退治しなけりゃなるめえ… 
そして、それができるのは…」


秀郷は朝廷に使者を送り、将門の様子を伝えた。
と同時に、将門を倒せるのは自分
しかいないと、アピールする。
「将門は倒す… しかし、その見返りは
キッチリたのみますぜ…」

まもなく朝廷は、秀郷を下野掾(しもつけ の じょう
=下野国庁三等官)に任命、将門追討の宣旨
(せんじ)を下すのであった。



だが、朝廷を2度目の衝撃が襲う。
「なんと… 西国でも叛乱が起きたというのか!?」
さすがの太政大臣・忠平も、青ざめた。
かつて経験したことのない、都を挟み撃ちに
するかのような、東西での大規模な乱…

首謀者は、前(さき)の伊予掾(いよのじょう)・藤原純友。
「伊予に土着してしまった、あの男だな?
やはり、何か企んでいるとは思っていたが…」
「海賊どもを率いて、決起したようです」

将門が上野介・尚範(=純友の叔父)に託した書状…
それこそ、決起の時を告げる檄文であった。
「我が時、来たれり…」
とばかり、それを見た純友は、会心の
笑みを浮かべたことであろう。


「純友の乱」の発端となった場所は、摂津(せっつ)の
須岐(すき)という駅(=宿場)である。
兵庫県西宮市の夙川(しゅくがわ)から芦屋のあたり。

備前介(びぜん の すけ)・藤原子高(ふじわら の さねたか)
と播磨介(はりま の すけ)・島田惟幹(しまだ の これもと)は
純友の軍勢に恐れをなし、一族を連れて、都へと逃げのびる
途中、この地において追いつかれ、戦闘となった。
子高は耳と鼻を刀で削ぎ落とされ、惟幹は捕虜に、
子供たちは殺され、妻は陵辱されたという。


朝廷は当然の如く、将門と純友が連携していると考える。
ただ歴史学的には、両者が連絡を取っていた
という証拠は見つかっていないようだ。
12月21日、藤原純友の召喚と捕縛の命が下り…
あわただしく年が明ける。



天慶3年(西暦940年)、
第61代・朱雀(すざく)天皇の御世。

日本を襲った、未曾有の危機。
同時発生した東西の大乱を鎮圧すべく、
朝廷では正月から会議が続く。
その結果、兵力を片方に集中させる方針が決まった。
もう片方は、交渉にもちこんで、時間をかせぐのだ。

「新皇」を自称し、思い上がった将門こそ、
まず最初に粉砕すべき敵…
都での役人としてのキャリアが長い純友の方が、
いくぶんか話が通じる相手だろう…

将門を制圧する「征東大将軍」には、参議の
藤原忠文(ただふみ)が任命される。
「忠文だけでは、ちと不安だな…」
「補佐役に、適任な者がおりますよ」

1月9日、六孫王こと源経基が、まず名誉回復
のため従五位下に叙され、さらに副将として
忠文を助けるよう、指令が下される。
「私を監禁しておいて、今ごろ…」

将門の謀反を報告したのに信じてもらえなかった
悔しさは、こんなことでは収まらなぬ…
だがこうなっては、将門を討つことによって
この怒りと屈辱を晴らすしかない…


11日、将門とその兄弟、配下の者たちを追補せよ
との官符が、東日本諸国に下される。
「大将である将門を討った者には貴族の位
(=従五位下以上の位階)を、副将を打てば
それに応じた官位を授ける!!」


「で、次に… 純友には誰をぶつけますかな?」
白羽の矢が立ったのは、右近衛権少将(うこんえ の ごんの
しょうしょう)を務める武人、小野好古(おの の よしふる)。
少年の頃より腕白で冒険心にあふれ、長じては
海戦を研究、海と船を愛する快男子となった。

「好古、そなたを山陽道の追捕凶賊使に任命する」
瀬戸内海における海賊制圧の作戦本部長
とでもいうべきポジション。
「こんな任務を受ける日を、待ち望んでいましたよ」
さわやかな笑みを浮かべる好古。


16日、追捕凶賊使・小野好古は西へ。
19日、征東大将軍・藤原忠文は東へと発つ。
日本の運命をかけた鎮圧作戦は始まった。



この時代、戦いとは武力によるものだけではない。
法力、魔力、神通力を駆使した「オカルトの戦い」も
また、激しく繰り広げられるのだ。

天皇の命を受け、比叡山延暦寺をはじめ、
多くの寺社で将門調伏の儀式が始まった。
「戻り橋」のエピソードで知られる天台密教の
高僧・浄蔵(じょうぞう)も、盛大に焚かれた
護摩壇の前で祈祷する1人である。

陰陽師(おんみょうじ)といえばこの人、名高い
安倍晴明(あべ の せいめい)もまた、師匠で
ある賀茂忠行(かも の ただゆき)とともに、
兵乱を除く秘法・白衣観音法を発動する。


そして、もう1人…
朱雀天皇の勅命を受け、東国へ遣わされ
たのが、密教僧の寛朝(かんちょう)。
かつて将門夫妻も聞きほれた美声の持ち主、
にもかかわらず酒癖が悪いという、あの人物。

空海が彫ったという不動明王像を奉じ、
海路を東へと向かう。
彼の使命は、最前線で朝廷軍の必勝と、
叛乱軍の壊滅を祈願すること。
それだけの法力と信望が、彼にはあった。

「報告によると、将門は魔物に憑かれておるらしい…
どんな魔物だろうが、俺が降してみせるわ…
待ちに待った、この寛朝の名を上げる、
またとない好機だからな!」

まるで武人のように功に飢え、不敵な密教僧は
ついに上総国、尾垂浜の土を踏む。
(現在の九十九里浜に面した千葉県匝瑳郡光町尾垂)

そこから下総に入ると、公津ヶ原(成田市
並木町)で護摩を焚いた。
これをもって、成田山新勝寺の開山とされる。
新勝寺 公式サイト http://www.naritasan.or.jp/

将門を滅ぼすために開かれた寺なので、現在に
いたるまで、将門とその部下の子孫たちは、
決してここには参詣しないそうな…

江戸時代に入って、成田山の近くで生まれた
初代・市川団十郎が「成田分身不動」を上演、
お寺と歌舞伎のコラボ企画で、これが大ヒット。
以後、団十郎の後継者は「成田屋」の
屋号を受け継ぐことになる。

現在の「成田屋」の1人が、例の不祥事を
起こした海老蔵さんなわけですが。
彼に暴力をふるった人たちは、将門の
関係者だったりするかもしれんね。