『からりと晴れた、ある昼下がりの出来事』

デュオ×ヒルデなのよvああヒルデかわいい〜(BY十月)


陽気なメロディーが流れる遊園地。
一組のアベックが仲良く歩いている。

デュオとヒルデ。

ソフトクリームを手に楽しそうな談笑。
ヒルデは先程デュオに取ってもらった射撃の景品の大きなぬいぐるみを
嬉しそうに片手で抱え込んでいた。

不意に足を止めた彼女にデュオが振り返って
その前でヒルデがはしゃぎながら向こうを指差した。

輪投げの台。

ぬいぐるみがもう一つ増える。

「ねえ、デュオ。今度はあれ入ろうよ!」
ヒルデが指差したアトラクション。
鏡の世界。ミラーハウス。

「どっちが先に出口につくか、競争だよ!!」
チケットを出すのももどかしく、ヒルデは鏡で出来た迷路に走っていった。
その後からデュオがゆっくりスタートする。
右へ、左へ。
たいした時間もかけずに、デュオはあっという間に出口へとついてしまった。
振り返って中を見遣る。
ミラーハウスの迷路の中では、鏡の壁に一生懸命道を模索しているヒルデの姿が見えた。

――――しょうがねえなあ。
デュオは苦笑した。

そうしてデュオはくるりと出口に背を向けると、もと来た道を歩き出した。
「もう一巡りするかな」




―――― からりと晴れた、ある昼下がりの出来事 ――――― 



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