今を去ること数え100万年(嘘)、私はパール兄弟のファンでした(^^)。ある日、パル兄のサエキけんぞう氏が見知らぬおじさんと対談しているのを雑誌で見かけました。「平沢進」?知らないなあ。対談はどうみても噛み合ってなく、共通の知り合いであるらしい、戸川純さんの話題でお茶をにごしているように見えました。そして、対談の最後にパール兄弟の「六本木島」(だったと思う)と一緒に「サイエンスの幽霊」の広告が載っていました(どっちも当時ポリドールだった)。「なんじゃーこの変なタイトルはー!!しかもこの変な衣装は何事ー(^^;しかもコピーが「平沢博士のポップス大発明!」「・・・。でもこのおじさん、結構かっこいいかも(爆)。」というわけで、気になって仕方のない私はCD屋巡りをしました。が、当時私は九州の片田舎在住。当然師匠のCDなんて売っているわけがございません。こんな全然知らない人のCD買えるほどお小遣い持ってないし、何より注文するにはあまりにも変なタイトル(笑)。どうしよう・・・。と悩んでいたところ、ラジオで「世界タービン」がかかることを知りました。またもや変なタイトル。しかも早朝オンエア。でも早起きして聴きましたよ。だってパール兄弟もかかったから・・・(笑)。DJのお姉さんは「夏の朝に相応しい、爽やかな曲を集めてお送りしましたv」とのたまいましたが、私には「何言ってるのかさっぱり分からん曲」として認知されただけでした。しかし歌詞がさっぱり聴き取れなかったため、聴いてみたい病は却って悪化。
そんなある日、友人のいるクラスへ遊びに行きました(当時私は高校生でした)。と、そこに友人と同じ部活の人がいました。何と彼女は「サイエンスの幽霊」を持っているというじゃありませんか!借りましたよ、勿論。帰宅後、いそいそとプレイヤーにかけました。
・・・あの衝撃は一生忘れないと思います。まさに今まで一度も聴いたことのない音楽でした。予想通り(−−;妙な歌詞だった、というのもさることながら、声がきれいで若い!てゆーのもなんか衝撃的だったなあ・・・。
というわけで、はまりまくった私はその後、何故か入荷されていたエラーCDを買い、修学旅行で行った東京で再発Pを買い捲り、受験で行った東京でカルカドルを買い、上京−大学入学後、初めてP-modelのライヴに行き、会場を出たところで「konoatorevision」のチラシをもらって愕然としたのでした。・・・ああ、トシがばれる(笑)。 |