PITS開店時より多くの皆様から支持を頂いているマイナーGラップ皿を 新旧問わずこってりとご紹介していきます。 |
NO.4 V.A. - Real 4 Life Presents Mone Casual A.K.A.Mack Mone The Kollabo Compilation (ThinLyne) 往年のGラップ・マナーのセンスたっぷりのジャケで登場は、Doomsday Productionsでも知られるラス・ヴェガスからの新興レーベル、ThinLyneというネーミングも憎いレーベルからのコンピ皿。Mone Casual 筆頭に恐らくレーベル所属のSyrus、Squeek、Skillz、Young Te'、Backwoodzらラッパーやヨレ系シンガーCharlie Mackがラス・ヴェガス産Gらしい個性プンプンで作品を披露。そして気になる参加ラッパーはSeven、Big Doom。どちらもDoomsday Pro.からの移籍組みか?の疑惑も残る、極上皿。
P2:Nuthin' Butta G Thang!!なジャケに手がとまらない訳がないっすよ〜。 |
NO.3 Hustler E - Wacocaine U:God,Money &Gunz (Texas Money Boyz Ent.) テキサス州の中でヒューストンやダラスのGラップ・シーンに影響を受けながらも独自の地域性を生み出しつつあるWACO。そのWACOからのGラッパー、ハスラーEの2006年作。野性味のあるバリトン・ヴォイスはスクリュー・ミックスもぴったりしそうな南部Hタウン・スタイル・ラップに、ナッシュヴィルやルイジアナの影響も見られるトラックはピアノの他、ウワモノの音色のセンスが光る。HタウンGがメジャー進出で置き去りにしつつあるテキサスのローカル色を丁寧なプロダクションで聴かす一枚。
P1:ハスラーE、久しぶりのリリースの気がするけど、じっくり制作できたのか、素晴らしい新作をリリースしてくれたね。 |
NO.2 Show 'N Tell - Blood,Sweat &Tears (Cut Throat Ent.) おそらく西ベイエリア〜録音クレジットはハリウッド〜からの06年製ソロG。ラップスタイルは北部っぽさを感じさせる一方、サウンドは'90s後期のベイエリアGの匂いのする一枚。プロデュースはReal Ritche Rich、Dizzy Dezz、1 C.A.N.、Filharmonic、Kenny McCloudら。フリスコ〜ヴァレージョ、サクラメント辺り好きには堪らない哀愁感。内容を表したジャケ・デザインに脱帽。
P1:うーん、まだまだマイナーGラップの奥の深さを感じさせるCDがリリースされるな。 |
NO.1 Be Gee - The Postcard (Global Merchant) 西ベイエリア一病んだ街サクラメントから生み出されるGラップ・スタイルはサウンド、ラップ共タイトでヒリヒリした雰囲気が特徴。ゴリラジャケの「Black Gorrilla Mila Tactics」'96で知られるこのBe Geeは曲のタイプに合わせてテナー〜バリトンを使い分けるラップ・スタイルでサック・タウン特有の哀愁ラップを聴かせる。この04年作もデヴュー時からの兄貴分、First Degree が中心に制作、フィーチャリングは彼の他、サックG重鎮Brotha Lynch HungはじめPrime Minister、Lokiやヨレヨレ歌唱がサックGにぴったりのラッパー&シンガーBig Ron-C、女性シンガーChrystal Nycole等。
P1:Be Gee の先輩格のFirst Degreeは正統派サックG・スタイルのプロデュースをしてるけど、Tone CaponeやシアトルからのAndre Green らのプロデュースも聞き逃せんで。 |